二胡でカノン | 徒然にんにん 二胡と歩む日々

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会計事務所勤務。 夜と週末は二胡講師になります。相対音感育成会主宰。アンサンブル アマービレ代表。ミュージックセラピスト。

秋に生徒さんの息子さんが結婚されることになりました。

お母様である生徒さんは、披露宴で二胡を演奏することになりました。

生徒さんはたいへんなご苦労をされてきた方で努力家。

その頑張りには頭が下がる思いです。  私は彼女からたくさんの勇気、やる気をいただいています。

今までの頑張りが報われることの一つが息子さんの結婚でしょう。

そこで演奏されると言うことはきっと大きな喜びとなることでしょう。

生徒さんが選んだ曲はパッヘルベルのカノンでした。

華やかな曲はまさに披露宴に相応しい。

でも、もともとが重奏のために書かれた曲。 だいたいカノンと言うのがいわゆる輪唱なので、単独演奏は少々つまらなくなります。

そこで私が助っ人をかってでました(笑)  メインはあくまで生徒さん。 なので重要な第一音から彼女に演奏していただきます。

何度も人前で演奏した曲ですが、私にとっても特別なものとなりそうな気がします。


パッヘルベルが生まれ、育ち、そして晩年をすごしたのが南ドイツのニュルンベルクと言う街です。

中世面影を残す街並みは今では人気の観光スポット。

私も若い頃訪れたことがあります。
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パッヘルベルにとって重要な存在である聖ゼーバルドゥス教会。
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この景色を眺めていたあの頃。 まさか自分が音楽に関わることになるなど、夢にも思っておりませんでした。

ましてカノンを演奏しているなんて。

今は静かにあの街を思い出しています。   夏でもひんやり感じる石畳の路地裏。

教会のオルガンの響き。  乾いた空気。   中世の街並みを再現した職人街。

演奏に反映できるよう、生徒さんにも伝えましょう。

そして一緒に祝いの音楽を作り上げましょう。

秋までに!  頑張れ私達!p(^_^)q