春闘からみるボーナス
2010-03-18 19:00:00 Theme: 労働・社会保険 posted by fu-ku-ro春闘の結果が出始めていますね。
昨年は、定期昇給を凍結する会社が多かったのですが、今年はなんとか定期昇給は維持できる会社が多いようですね。
組合としては、一安心というところでしょうか。
ただし、定期昇給は維持できましたが、ベースアップは凍結されている会社が多いです。
これだけデフレの時代になっているので、しょうがないと言えばしょうがないですね。
定期昇給とベースアップの違いを簡単にまとめておきます。
A社の給料が、以下のように変化したとしましょう。
20歳 21歳
2009年 200000 202000
2010年 201000 203000
定期昇給とは、年齢が上がるときに一緒に上がる金額になります。
上の図ですと、20歳→21歳に上がるときに2000円(202000円-200000円)上がっているのがわかりますね。
20代は2000円、30代は1000円、それ以上は0円のように、年齢別に分けて決めている会社が多いと思います。
ベースアップとは、賃金表を書き変えていくことになります。
賃金表とは、会社が社員の生涯の賃金を、どのように上げていくかを書いたものです。
例えば、係長になると500万円、課長だと600万円、部長だと700万円のように、大体の目安を決めた表になります。
上の表では、20歳の賃金が2009年→2010年で、200000円だったのが201000円になっています。
1000円上がっていますね。
このように、役職や年齢を加味したベースの金額を全体的に上げていくことになります。
基準となる賃金が上がりますので、大きいです。
上の役職賃金の例ですと、係長が510万円、課長が620万円のように、最初の賃金のベースを変えることにより、全体の賃金がアップします。
この仕組みは、おもにインフレやデフレに効果的です。
物価が上がったらベースアップをする、物価が下がったときは凍結する、などして、社会の経済状況と賃金を連動させていっています。
さて、春闘のニュースでは、ボーナスの件も出ていましたが、ボーナスは厳しい回答の会社が多いようですね~。
でも、もらえるだけ良い会社ですよね。
今は、ボーナスをカットされている会社も多くありますからね。
さて、ボーナスの規定って、歴史の長い会社の場合は、何十年も前の規定を使っている所が多のではないかと思います。
経済が、右肩上がりの時は良いのですが、このように厳しくなってくると、何十年前の大盤振る舞いのボーナスの規定ですと、かなり厳しいですよね。
考えれば考えるほど、退職金規定の現状と似ているな~と思ってしまいます。
退職金規定も、何十年も前に作ったものをそのまま使っていて、いざ退職者が多くなる今になって、「こんなはずじゃなかった」、「こんな額払えるわけないだろう」と、言っていますよね。
そして、多くの会社が、退職金制度自体を現在の時代に合った制度に作り変えています。
ボーナスも退職金と同じように、時代に合ったボーナスの規定に作り直す時代になってきているんじゃないかと思います。
もともと、ボーナスって企業に利益が出て、それを社員にも還元するものです。
でも、現状、今までの慣習もあり、利益に見合わないボーナスの額を払っている会社も多いと思います。
今まで、200万も300万も払ってもらっていたのに、それがいきなり0円になったらきついですよね。
なので、会社も社員の側に立って考えてくれているのだと思います。
でも、こんな状態はいつまでも続かないんじゃないでしょうか??
そういう意味では、社員がボーナスに対する考え方を改めなくてはいけないんでしょうね~。
私は、サラリーマンなんで、大盤振る舞いの現状のボーナスの規定のほうが良いんですがね(笑)
なにはともあれ、早く景気が良くなってくれることを願っています☆










