シニア・高齢者向けの住まい・ライフスタイルを考える、FP不動産屋さんの、はま8です。
アメブロでも、多くの不動産投資に関連する記事を見かけますが、皆さん大変な勉強家。
私など、足元も及ばないな~、と感心しながら拝見させていただいています。
さて、今日ご相談された話は、投資目的(運用)で高専賃を計画している方がいらっしゃるので、土地を探して欲しいという建築会社様からの依頼でした。
同じような話は、以前から、多くの方から話がありますので、特に珍しい案件でもありません。
この話のポイントとして、次の3点をお聞きしました。
①投資目的と言うことは、高専賃でなくても良いのか。
②大家さんとして、毎年のキャッシュフローが目標を達成できる不動産投資なら、どういう内容のものでも良いのか。
③最後の大切なポイント・・・今まで不動産事業経験者、もしくは何かの会社経営者なのか。まったく初めてであり、それまでは給与所得者なのか。
高専賃と言っても、形態は様々です。
既存の賃貸アパートを、改修することで、高齢者の入居を断らないと宣言をし、登録をすればできます(ただし現在は、国土交通省の指導により法的な規制が厳しく変更されました)。
以上の3点をお聞きすると、多くの方が「貯金をしていても、思うような運用もできそうもないし・・・高齢者向けなら将来も確実でしょう?」という答えです。
まして、給与所得者の場合ですと、リスクはさらに上がります。
投資目的なら、金融会社・証券会社などと、投資に強いファイナンシャルプランナーを交えて、まず相談をしてみた方が無難でしょう。
同じリスクをとるなら、借入を起こさないで、運用を考えた方が良いのではないでしょうか。
確かに、これからの日本の少子高齢社会については、当ブログでも書いてきました。
でも、今までの賃貸不動産事業と同じ感覚で、高専賃を計画をしても、失敗する可能性の方が大きいことを申し上げておきます。