2008-12-09
「自分の井戸」を掘り下げる
テーマ:ビジネス「江戸にて江戸者のすることをすれば、江戸者だけならでは金のもうからぬ也。京に居れば、京者の外の知恵を出し、江戸に居れば江戸者の外の知恵を出さねば、京の抜群の金もうけ、江戸の抜群の金もうけは出来ぬなり」(海保青陵「舛小談」)
「鵜の真似する烏ということがある。人が利巧をこらし鍛錬をして、うまく商売をしているのを羨ましく思って、自分には運も器量もないのにその真似するのは、大いなる思い違いである。これを烏を鵜に使うという」(商人生業鑑)
人と同じことをするのは、何も考える必要がないから楽だ。だが、鵜は鵜、烏は烏であることが第一なのであって、自分ならではの特徴がなくては存在価値がなく、稼ぐことはできない。
大阪府立産業能率研究所が、オイルショック後に行なった低成長下の中小企業の行動と経営実態の調査では、むやみに製品を多様化したり、他分野へ手を出した企業よりも、専門分野を深めて、独自性を高めた企業のほうが内容も良く、成長力も高いことがわかった。
狭くてもいいから掘り下げて特徴を出すことは、いつの時代にも通用する原則である。













