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2012-01-02 20:45:22

SCOTT GOES FOR ファースト・アルバム についての簡単な覚書き

テーマ:ブログ
FLOGS the BLOG-scotts_mono

明けましておめでとうございます。本年もFROGならびにSCOTT GOES FORをよろしくお願い致します。

さて、一年以上サボっていた当ブログですが、今年からまた頑張りたく思います。とりあえず復活第一弾として、1/18にリリースされるSCOTT GOES FORのファースト・アルバム「SCOTT GOES FOR」のセルフライナーノーツをアップしたいと思います。長文ですが、どうぞ。

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SCOTT GOES FOR ファースト・アルバム "SCOTT GOES FOR" についての簡単な覚書き

瓢箪から駒。2009年の初夏、僕のソロ・プロジェクトである「FROG」のセカンド・アルバム"Caricature"リリースツアー前のある日。「コピーバンドで遊ぼう。演目はSex PistolsやらThe Clash、Costelloとか。で、ツアーをやる。他のメンバーはgenちゃん(northern bright)、坂木誠くん(nudge'em all)だ。一口乗ってみる気はないか。」と新井仁くん(northern bright)からの連絡。なんと贅沢な遊び。ノリは高校時代の学祭バンド。二つ返事で乗っかったのは言うまでもありません。さて、FROGの東名阪ツアーも無事に終わり、「1970's」と名付けられたバンドは予定通り環瀬戸内ツアーに出発しました。何も考えず、ただ好きな音楽を力いっぱい演ることがこんなに楽しい事だったとは。初期衝動。嗚呼素晴らしき哉人生の夏。そして、恐らく適当に集まったはずの四人組の居心地の良さ。移動中の車の中で声が嗄れるほど笑いながら、このメンバーでのパーマネントなバンドを企んだのは恐らく四人同時だったと思います。瓢箪から駒。棚からぼた餅。そんな風にしてSCOTT GOES FORはちゃっかり始まったのでした。

1) SEVENTEEN
坂木誠くんの手によるオープニング・ナンバー。スコッツ結成以来、ステージでは常に一曲目に演奏されています。オープニングにふさわしいイントロダクションのスケール感に触発されて、The Whoっぽいシンセサイザーのシーケンスを加えてみましたが、いかがでしょうか。我が家でプリプロの作業をしている間ににもメンバーのアイデアがどんどん有機的に絡み合っていく様(しかもげらげら笑いながら)を見て、スコッツの可能性について確信した事が強く記憶に残っています。

2) Take Enough Time
こちらも坂木くんによるポップチューン。Elvis CostelloやSQUEEZE、XTCを思わせるところもあります。ねじれ王道。A-B-Cというような構成でなく、ワンコーラスがほぼ一筆書きで出来ている、閃きに充ちたメロディに圧倒されます。上記のSeventeenもそうですが、とても坂木くんらしい曲でもあるはずなのに、彼自身のバンド「nudge'em all」には無さそうな曲であるというのがまた面白いところです。バンドマジック。

3) THE CLOWN
僕がスコッツの為に初めて書き下ろした曲です。これもCymbalsやFROGでは思いつかなかったであろう、という6/8拍子のサイケデリックなプログレ?のような曲想。あくまで僕個人の感覚ですが、このスコッツでは「音楽を仕事にする前、アマチュアだったころにやりたかったこと」がついつい出ている気がします。この年齢にして初期衝動に溺れる事が出来るとは。実に幸運なことだと思います。

4) Red Balloon Song
新井仁くんの手によるシャッフル・ビートのフォーク・ロック。パソコン上でのプリプロでなく、スタジオに集まってジャカジャカとアレンジしていくのは、今となっては却って新鮮です。全員の解釈が徐々に収斂していくさまに高揚しました。フロント3人のコーラスハーモニーはこのバンドの武器になりうるという自信が芽生え始めたのはこの曲の制作中だったように思います。

5) TOGETHER
新井くんによる、ハイスピードAORとでも言うべき楽曲。はじめに彼がギター一本で弾き語ってくれた時、何故かSteely Danを思い出して聴き直してみましたが、あまり参考になりませんでした(笑)。過去のものを参考にするのではなく、「その洗練」を新たに作り出せと言う啓示だったと捉えたい。歌詞はフィル・ホッパー氏(ex-Five Thirty)の手によるもの。震災は多くの人にそれぞれの感情を深く刻み込みました。

6) Days of America
レパートリーも無いまま初ライブ('10年2月、Pains of Being Pure at Heart 来日公演サポートアクト)が決まってしまったスコッツ。慌てて新曲を書きつつ、なんとかネタは無いものかと僕のMacを漁っていて見つけた蔵出しです。僕のソロの為に書いたはずですが、いまいちFROGには合わない気がしてボツになっていたがスコッツにはぴったりだったという幸運な曲。メロコア風の曲調は冗談なのか本気なのか。答えは風に吹かれている。

7) Arthur's Theme (Best That You Can Do)
カヴァー曲を選択し、それをアレンジするというのは、バンドの自己紹介という意味でも「自分たちは何を始めようとしているのか」を確認する意味でも、とても有効な方法です。「偽り無く心から好きで/スコッツ流のアレンジが映えそうで/なおかつ『今』聴きたい曲」という条件でスコッツが選んだのは「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」という邦題も素晴らしいクリストファー・クロス1981年のNo.1ヒット曲。知らない人などいないくらいの大名曲ですが、原曲への敬意をこめて力いっぱいスコッツ色に染めてしまいました。サビを三声でハモるあたりは至福ですね。蛇足ですが、愛の無いカヴァーは嫌いです。聴いててすぐに分かりますよね。

8) DRILLS
自分の中で永い間眠っていた何かがスコッツという場を得て目覚めてしまった事の好例たる、へヴィーなサイケデリック・ナンバー。まさに初期衝動。小僧だった頃の僕に聴かせて嫉妬させてやりたい。ざまみろ。逆に言えば、スコッツが無ければこういう音楽を作る機会は思いつかなかったわけです。この曲や「THE CLOWN」に限らずgenちゃんのドラミングは実にパワフルかつ繊細で、そういう安心感のおかげで僕たち三人が好き勝手に作曲出来るというのも事実です。バンドのもたらす化学反応というのは実に不思議だと言わざるを得ません。

9) BIG TIME
キャッチーで軽快な曲は坂木くんや新井くんに任せがちで、スコッツではどちらかというと飛び道具的な曲ばかり書いていた僕に新井くんがある日、ひとこと「所謂『沖井節』ってやつをスコッツ風にやったらどうか。」自由気ままに初期衝動を楽しんでいた僕は正直戸惑いましたが、よくよく考えるとそれくらい楽しそうな事は無いわけで、「おう、やっちゃるぜ」とばかりに書き下ろしました。自分では分からない事もあるもんです。三人寄れば文殊の知恵。しかもスコッツは四人。ありがたい事です。

10) Crazy Lazy Summer
新井くん作曲のロックンロール・ナンバー。スコッツにとって記念すべき最初のレパートリー。こういうストレートなロックンロールは僕や坂木くんには逆立ちしても書けない。冒頭に述べた「1970's」で再発掘した初期衝動のモニュメントのような曲ですね。ステージでも常に最後に演奏するこの曲は、スコッツにとっての原点だと思います。


以上、SCOTT GOES FORのファースト・アルバム「SCOTT GOES FOR」についての簡単な覚書きでしたが、最後に僕からスコッツのメンバーについて簡単に紹介を。僭越ながら。

・新井仁くん(Vo, Gt.)。
僕にとっては理想的な声を持つ男性ロック・ヴォーカリストの一人です。本当にうらやましい。あのスマートでフレンドリーなキャラクターのどこにあれだけのエモさが隠れているのかは未だに謎。

・坂木誠くん(Gt, Vo.)。
一切破綻の無い完璧なメロディを書く希有なソングライターである彼は、同時に優れて洒脱とユーモアの人でもあります。飄々としつつも常に理知的。これまたうらやましい。

・原"gen"秀樹くん(Dr.)。
戯けているかぼんやりしているか、どちらかの印象が強い彼ですが、その実は観察とセンスの人です。うらやましい。なにかで迷った時、メンバーは間違いなく彼の方を振り返ります。そしてその判断は大抵、正しい。

ここではたまたま僕が書かせて頂きましたが、あとの三人に聞けばおそらくもっと面白い話が聞けるでしょう。既に自身のキャリアと方法論を身につけた四人によるファーストアルバムの録音でしたが、しかしやはりファーストらしい試行錯誤の繰り返しでした。嬉し恥ずかしデビュー盤。ぐだぐだと駄文を連ねましたが、「誰がリーダーというわけでもなく、ただ四人で面白そうなアイデアを出し合って笑っている。ただし本気で」というのがスコッツの正体です。楽しい事は大勢でやったほうが楽しい。皆さんを巻き込んで一緒に笑えたら、と思います。是非とも。ピース。

沖井礼二(SCOTT GOES FOR/FROG)


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2010-11-25 15:20:20

追伸:さくら学院について

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ひとつ前のポストで述べたさくら学院バトン部「Dear Mr.Socrates」ですが、着うた先行配信が始まっています。「待てない!」「私も」「ぼ、僕も!」という方はこちらへどうぞ。

recochoku.com/twinklestars/

沖井礼二
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2010-11-25 14:13:19

さくら学院バトン部「Twinklestars」

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あれよという間にもう冬。大好きな冬。

Twitterのほうには少しずつ書いてた話しですが。

*先日告知させて頂いたシティボーイズ公演@新国立劇場。もちろん大成功に終わり、音楽担当としても誇らしく思っています。その誇らしい公演の模様が来週月曜日、WOWOWにてオンエアされます。
11月29日(月)23:20。WOWOWにの契約がまだの方もいいチャンスですね。善は急げ。この折に、是非。

http://www.ne.jp/asahi/home/radi/


*さて、その前日11月28日(日)には、さくら学院バトン部「Twinklestars」のプレ・デビュー・シングル、「Dear Mr.Socrates」が発売されます。作詞/作曲/編曲(そしてギターやベースやオルガンやらもろもろ)はわたくし沖井礼二。ドラムにはGENちゃん、ピアノは坂和也くん。ミキシングは加瀬さん。勝手知ったる鉄壁の布陣。それに加え、コーラスには最近お仕事で知り合った大野恭子さん(waffles)が。昔の自分を思い出すような、でもやはりそれとは少し違う面白いものが出来たと思います。

http://www.ldandk.com/twinklestars/disco-101128.html

さくら学院は11歳から14歳までの少女達。10代前半というのはこんなにもパワフルだったのかと驚きました。目の前にあるものをスポンジのように吸収していく。自分にもそんな年齢の頃があったのが信じられない。会うごとに輝きを増していく彼女達。是非とも頑張って欲しく思います。


*そしてバンドマンとしてのお知らせです。SCOTT GOES FOR 久々のライヴが決まりました。12月11日(土)、下北沢251にて。チケットは下北沢251及びイープラスにて発売中です。今年の僕には恐らく最後のステージ。是非とも。

*最後になりましたが、FROG(スコッツも)は現在新作に向けて作曲中。ていうかうかうかしてたら予定に間に合わん。ほかにもまだ色々案件が待ってます。ここにまとめて書いたら焦ってきた。がんばらないとな。

それでは作曲に戻ります。

沖井礼二
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