かえるの音楽堂

70年~80年のCROSSOVER(FUSION)とJAZZを中心にAORか
らSOULまで、かえるのお勧めのGood Music Albumや音楽情報な
どを紹介いたします。




皆さま、こんにちは。”かえるの音楽堂”を訪問して頂き、誠にありがとうございます。このたび、”かえるの音楽堂”がアメブロに移転しました。ブログ開設以来自分の好きなアルバムを思いつくままにレビューしてきましたが、アメブロ移転を機会に装いも新たに色々書いていきます。(旧ブログの記事なども書き直し再公開などしていきます。)宜しくお願いします。


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PLAYS SONGS FROM THE KEY OF LIFEA TRIBUTE TO STEVIE WONDER : NAJEE

(1995年)

 スティービー・ワンダーが1976年に発表したアルバム「SONGS IN THE KEY OF LIFE(キー・オブ・ライフ)」はオリジナル盤では、LPレコード2枚と「A Something's Extra」と題された4曲入りEP21曲という形で発表されました。現在のCDでも2枚組の大作です。ビルボード誌のアルバム・チャートでは、197610月後半から19771月前半まで1位を13週連続独走し、「回想」「愛するデューク」といった全米1位を獲得した曲を含みます。このアルバムはグラミー賞の「最優秀アルバム」「最優秀ポップ・ヴォーカル」「最優秀プロデューサー」「最優秀R&Bヴォーカル」の4部門を受賞しました。まさに天才スティービー・ワンダーが、その才能を発揮した最高傑作といえます。このアルバムの中の曲の多くが、ジャズ、フュージョン、ポップス、ロック等のジャンルを問わず、様々なミュージシャン達にカバーされています。「ISN’T SHE LOVERY(可愛いアイシャ)」なんか、リー・リトナー、T-スクウェア、ソニー・ロリンズなどにカバーされていますし、「AS(永遠の誓い)」はスタッフがカバーしていますね。またスタンリー・タレンタインは「スティービー・ワンダー・ソング・ブック」というアルバムを出しています。そして、今回紹介するナジーの6枚目に当たるアルバムは、スティービー・ワンダーの「SONGS IN THE KEY OF LIFE(キー・オブ・ライフ)」の曲を丸ごと全部、曲順も同じでカバーしてしまったものです。ナジーはニューヨーク出身のサックス奏者で、1986年にファースト・アルバム「ナジーのテーマ」を発表し、スムース・ジャズ・シーンで人気者となりました。サックスは人間の声に近い音を出す楽器と言われています。ナジーはスティービーのヴォーカルに代わって、名曲をサックスで歌っています。そしてこのアルバムのプロデューサーにはジョージ・デュークが当たっています。参加ミュージシャンはジョージ・デューク、ハービー・ハンコック、グレッグ・フィリゲンス、ロニー・フォスター、パトリース・ラッシェン(keyb)、スタンリー・クラーク、チャック・レイニー、フレディー・ワシントン(b)、フィル・アップチャーチ、マイケル・センベロ、レイ・パーカー,jr.、ポール・ジャクソン,jr.、デヴィッド・T・ウォーカー、ワウ・ワウ・ワトソン(g)、ジェイムズ・ガッドソン、レオン・ヌドゥク・チャンクラー、マイケル・ホワイト(ds)、シーラE、ポウリーニョ・ダ・コスタ(perc)、ジェリー・ヘイ(tp)他というジョージ・デューク・ファミリーが多く参加しています。特筆すべきは、オリジナルの「SONGS IN THE KEY OF LIFE(キー・オブ・ライフ)」に参加しているハービー・ハンコック、グレッグ・フィリゲンス、ロニー・フォスター、マイケル・センベロといったメンバーが演奏していることです。1曲目「ある愛の伝説」はスティービーの盟友ロニー・フォスターがローズ演奏とアレンジを担当しています。オリジナルのイメージそのままのアレンジです。ナジーのソプラノもとてもエモーショナルです。2曲目 「神とお話」ジェイムズ・ガッドソンとチャック・レイニーのリズム隊に乗ってソプラノを吹きます。3曲目「ヴィレッジ・ゲットー・ランド」ストリングスをバックにフルートを吹きます。これもオリジナルに近いアレンジです。4曲目 「負傷(コンチュージョン)アレンジはマイケル・センベロです。マイケルセンベロのギターとナジーがユニゾンで吹きます。ナジーはここではアルト・サックスとリリコンを吹いています。5曲目「愛するデューク」デューク・エリントンの肉声が挿入されています。ナジーはフルートでメロディーを吹きます。6曲目 「回想」ナジーはアルトを吹いています。ローズはスティービー・ファミリーのグレッグ・フィリゲンスです。マイケル・ホワイトのドラムもいいリズムを刻んでいます。ホーン・アレンジはジェリー・ヘイです。7曲目「孤独という名の恋人」グレッグ・フィリゲンスのアレンジ、キーボードです。ナジーはフルートを吹いています。この曲はチキンシャックもカバーしていましたが、甲乙付けがたい演奏です。好きですね、この曲。8曲目「楽園の彼方へ」ナジーはフルートを吹いています。やはりオリジナルに近いアレンジのスロー・ファンクです。9曲目 「今はひとりぼっち」ピアノはグレッグ・フィリゲンスとハービー・ハンコックです。ソロはハンコックですね。10曲目「出逢いと別れの間に」ナジーはアルトを吹いています。ギターはレイ・パーカー,jrです。11曲目「土星/エボニー・アイズ」メドレーで演奏されます。ナジーはソプラノを吹いています。12曲目「可愛いアイシャ/涙のかたすみで」ここでも2曲をメドレーにアレンジしています。ナジーはテナー、ソプラノ、フルートを吹いています。13曲目「ブラック・マン」ではスタンリー・クラークのピッコロ・ベース・ソロが唸りを上げています。14曲目「歌を唄えば」ポール・ジャクソン,jr.のアコギとマンドリンをバックにアルト・フルートを吹いています。15曲目「イフ・イッツ・マジック」ナジーのアルト・フルート、ジョージ・デュークのピアノとキーボードによる演奏です。16曲目「永遠の誓い」ナジーはソウルフルなフルートを聴かせてくれます。ローズはパトリース・ラッシェンです。そして、ジョージ・デュークのウーリッツァー・ソロは絶品です。17曲目「アナザー・スター」ではフルートを吹いています。アレンジはスティービーの大番頭ロニー・フォスターです。パトリース・ラッシェンのピアノ・プレイも素晴らしいです。18曲目「嘘と偽りの日々/イージー・ゴーイン・イヴニング」ここでもメドレーで演奏されます。ナジーはソプラノ・サックスとフルートを吹きます。2枚のCDに収められている曲を1枚のCDに入るようにアレンジしているので、1曲1曲が短めです。もっと聴きたいなと思っているうちに次の曲になってしまうのは仕方ないかな。それにしてもこれだけの曲をヴォーカルなしのインストで聴かせてしまうのは凄いことです。何より、途中でこの曲はナジーの曲ではないかと思わせてしまうくらい、スティービーの曲を自分のものにしています。ナジーのソウルフルなサックスとフルートはこういった曲を演奏させると絶品です。カバーではありますが、ナジーの代表作の1枚と言ってもよいのではないでしょうか。

 

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CRUSADERS 1 : THE CRUSADERS

(1972年)

 クルセイダーズがそれまで名乗っていた、「ジャズ・クルセイダーズ」から、「クルセイダーズ」として新たにスタートした第1作目のアルバムです。「クルセイダーズ1」と題するこのアルバムは発売当時はアナログ・ディスクでLP2枚組の意欲作でした。ジャズという枠にとらわれず、ソウルやロック、ポップスとあらゆる要素を取り込み、ファンキーでポップなサウンドが展開されています。まさに「クロスオーバー」そのものです。CDになったことで、LP2枚分が1枚に収められ全12曲となっていますが、現在のCDではアルバム1枚10曲、12曲は当たり前ですから全く飽きさせることなく聴くことができます。さてこの「クルセイダーズ1」では、メンバーはスティックス・フーパー(ds)、ジョー・サンプル(keyb)、ウィルトン・フェルダー(ts,b)、ウェイン・ヘンダーソン(tb)に加え、and FRIENDSとして後に正式メンバーとなるラリー・カールトン(g)に加えアーサー・アダムス、デヴィッド・T・ウォーカー(g)、チャック・レイニー(b)といったクルセイダーズではお馴染みの人達が参加しています。曲は2曲目のキャロル・キングの「SO FAR AWAY」以外は全てメンバーの作によるものです。

 

1. THAT'S HOW I FEEL

2. SO FAR AWAY

3. PUT IT WHERE YOU WANT IT

4. MYSTIQUE BLUES

5. FULL MOON

6. SWEET REVIVAL

7. MUD HOLE

8. IT'S JUST GOTTA BE THAT WAY

9. GEORGIA COTTONFIELD

10. A SHADE OF BLUES

11. THREE CHILDREN

12. MOSADIWoman

 

 1曲目「THAT'S HOW I FEEL」は重厚なベース・ソロから始まります。重厚そのものの真っ黒なファンキー・サウンドが展開されます。ウィルトン・フェルダーのサックスも、ジョー・サンプルのピアノもファンキーで最初からノックアウトされます。2曲目「SO FAR AWAY」は、キャロル・キングの大傑作「つづれおり」に収録されていた作品のカバーです。この曲も良く演奏していましたね。ウィルトンのテナーが泣かせてくれます。ラリー・カールトンのギター・ソロも素晴らしいです。3曲目「PUT IT WHERE YOU WANT IT」はお馴染み、クルセイダースの代表曲のひとつです。この重厚なサウンドは彼らそのものです。まさに押し寄せてくる波って感じですね。この曲はシングル・カットされ、R&Bチャート39位をマークしています。また彼らの、ライブでの定番曲でした。4曲目「MYSTIQUE BLUES」ウェインのトロンボーンのソロ、テキサス・ファンクです。5曲目「FULL MOON」スティックス・フーパーの刻むビートに乗って、ウェインが思いっきりブローしています。6曲目「SWEET REVIVAL」この曲は、ロニー・フォスターがカバーしていましたが、これがオリジナルですね。スピーディーに展開していきます。7曲目「MUD HOLE」ウェインとウィルトンの2管でうねっています。スティックスのドラムもドスドスと決まっています。やっぱりクルセイダーズはこれですよね。8曲目「IT'S JUST GOTTA BE THAT WAY」ジョーのエレピがとっても良い感じです。ちょっと切ない感じの曲です。9曲目「GEORGIA COTTONFIELD」ジョー・サンプルのピアノ、スティックスの刻むドラムに乗って展開していきます。思わず体が動いてしまいます。中盤からのジョーのピアノ・ソロは、ジャジーかつ、ファンキーでいいですね。10曲目「A SHADE OF BLUES」これもクルセーダーズらしい曲ですね。ギターのカッティングをバックにウェインとウィルトンの2管のソロで展開します。11曲目「THREE CHILDREN」ギターのバッキングに乗って、ジョー・サンプルのピアノがジャジーです。中盤のギター・ソロも素晴らしいです。12曲目「MOSADIWoman)」スティックの重たいビートに乗ってジョーのピアノが段々熱くなっていきます。このアルバムから“ジャズ”を取った、クルセイダーズの快進撃の始まりとなります。

 

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JUST BETWEEN US : NORMAN BROWN

(1992年)

 ソウルの名門モータウンが設立したMoJazzレーベルからの第1弾として発売されたのが、当時22歳の新鋭ギタリスト・ノーマン・ブラウンのファースト・アルバムです。22歳という若さでしたが、この当時音楽学校でギターの講師をしていたということで、ギターの腕前は素晴らしく、正確で淀みなくさらに指がよく動くのですね。ファースト・アルバムということで気合いも入っていると思いますが、とにかくこれでもかって感じで弾きまくっています。ウェス・モンゴメリー~ジョージ・ベンソンの延長線上にいるようなジャズ・ギタリストですが、彼らに比べよりソウル寄りスムース・ジャズのスタイルではないかと思います。モータウンの全面的なバックアップのもと、参加メンバーも同じモータウンの大先輩スティーヴィー・ワンダー(VO,HCA)、ボーイズIIメン(VO)、ロニー・ロウズ、ジェラルド・アルブライト、カーク・ウェイラム(TS)、ロニー・ロウズ(SS)、ボビー・ライル(P)、ネイザン・イースト(B)、リチャード・パターソン(B)、チャック・モリス(DS)、ポウリーニョ・ダ・コスタ(PERC)、ヴァーダイン・ホワイト(B)、アル・マッケイ(G)他と豪華です。曲は全11曲でアレンジはすべてノーマン・ブラウンによるものです。

1.STORMIN

2.JUST BETWEEN US

3.EAST MEETS WEST

4.LOVE’S HOLIDAY

5.IT’S A FEELIN’

6.TOO HIGH

7.SOMETHING JUST FOR YOU

8.HERE TO STAY

9.MOONLIGHT TONIGHT

10.INNSIDE

 1曲目「STORMIN」から全力疾走です。チャック・モリスのドラムとリチャード・パターソンのベースのビートに乗せてブラウンのソロが走ります。続くジェラルド・アルブライトとロニー・ロウズのサックスの掛け合いがあり、再びブラウンのギター・ソロに戻ります。最初から乗せられてしまいました。2曲目「JUST BETWEEN US」ミディアムな落ち着いた曲です。3曲目「EAST MEETS WEST 」ちょっとファンク調なミディアムな曲です。ここでもチャックモリスのドラムとリチャード・パターソンのベースのビートが効いています。4曲目「LOVE’S HOLIDAY」はアース・ウィンド&ファイアーのカヴァーですね。この曲はそのアースのメンバー、ヴァーダイン・ホワイトとアル・マッケイが参加しています。女性コーラスも加わりるソウル・ナンバーとなっています。5曲目「IT’S A FEELIN’」はポップな曲です。ブラウンは時にオクターブ奏法を織り交ぜソロを繰り広げます。サックスはジェラルド・アルブライトです。6曲目「TOO HIGH」はスティービー・ワンダーのカヴァーです。ここではなんとスティービー・ワンダー自身が、ヴォーカルとハーモニカで参加しています。さらにコーラスでボーイズIIメンが参加しています。アレンジもスティービー・ワンダーとノーマン・ブラウンによるものです。この豪華さはさすがモータウンですね。ノーマン・ブラウンのギターもゲストに負けていませんが、後半のスティービーのハーモニカの多重録音によるデュエットは素晴らしいです!7曲目「SOMETHING JUST FOR YOU」明るいポップな曲です。8曲目「HERE TO STAY」ファンク・ナンバーです。打ち込みのリズムに乗ってブラウンのソロ、ボビー・ライルのピアノ・ソロと続き、再びブラウンがジョージ・ベンソンばりのボーカルとギターのユニゾンを聴かせてくれます。この部分のみ聴くとジョージ・ベンソン?と勘違いしてしまうほどですね。9曲目「MOONLIGHT TONIGHT」は女性コーラスをフューチャーしたスロー・ナンバーです。10曲目「SWEET TASTE」こちらも打ち込みリズムに乗ってブラウンのギター・ソロが繰り広げられるポップな曲です。11曲目「INNSIDE」ミディアム・スローのポップな曲です。MoJazzの第一段アーティストであり、第一弾アルバムということで、モータウンも失敗するわけにはいかないと全力でバックアップしているのですが、ノーマン・ブラウンは気負うことなく期待に応えた作品となっています。ギターに関してもありとあらゆるテクニック満載で、ギター・ファン必聴のアルバムです。

 

 

 

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SKYLARKIN’GROVER WASHINTON,JR.

(1980年)

 グローヴァー・ワシントン、JR.は、名プロデューサーである、クリード・テイラーに見出され1971年にCTIの兄弟レーベルKUDUより、「Inner City Blues(インナー・シティ・ブルース)」を発表し、アルバム・デビューしました。ジャズ系のCTIに対し、KUDUレーベルはよりソウルよりのレーベルでした。グローヴァーはKUDUでは、他に「Mister Magic(ミスター・マジック)」あるいは「Feels So Good(フィール・ソー・グッド)」といったアルバムを発表し、ジャズ、ソウルチャートでヒットさせました。これらのアルバムに収録された曲には、今でもサンプリング・ソースとして使用されているものも多くあります。グローヴァーのサックスは時にソウルフルであり、また時にメロウであったりし、ジャズ、フュージョンだけでなく、ブラック・ミュージックの支持層にも人気がありました。それがチャートにも反映し、アルバムやシングルはR&Bのチャートも賑わしました。グローヴァーは1978年にKUDUを離れ、ワーナー・ミュージック系列のエレクトラ・レコードに移籍するとともに、どういう契約になっていたのか分かりませんが、一作ごとにモータウン・レコードよりアルバムを出していました。モータウンはこのころジャズにも力を入れ、MOJAZZレーベルを設立していました。(ちなみにKUDUレーベルはモータウンに買収され、その版権はモータウンが持っています。また日本ではCTIやKUDUはキングレコードから発売されています。)今回紹介するアルバムは1980年リリースのモータウンでの第2段のアルバムです。80年と言えばあの大ヒットアルバム「WINE LIGHT(ワインライト)」をリリースした年でもあり、このアルバムはその直前に発表されたものです。「WINE LIGHT(ワインライト)」ではビル・ウィザースのヴォーカルをフューチャーし大ヒットさせましたが、このアルバムではインスト曲のみとなっています。参加ミュージシャンはエリック・ゲイル(g)、リチャード・ティー(keyb)、ホルへ・ダルト(p)、マーカス・ミラー(b)、ラルフ・マクドナルド(perc)、アイドリス・ムハマッド(ds)、ジョン・ファディス(flugel Horn)他です。

 

1. EASY LOVING YOU(イージー・ラビング・ユー)

2. BRIGHT MOMENTS(ブライト・モーメンツ)

3. SNAKE EYES(スネーク・アイズ)

4. I CAN’T HELP IT(アイ・キャント・ヘルプ・イット)

5. LOVE(ラブ)

6. OPEN UP YOUR MIND(WIDE)(オープン・アップ・ユア・マインド)

 

 1曲目「EASY LOVING YOU(イージー・ラビング・ユー)」はグローヴァーの作です。ラルフ・マクドナルドの印象的なパーカッションからスタートし、グローヴァーのサックスと続きます。リチャード・ティーとすぐ分かるピアノのバッキングもいつもどおりです。ここで聴ける音楽は、この時代の典型的なフュージョン・サウンドです。2曲目「BRIGHT MOMENTS(ブライト・モーメンツ)」はサックス奏者ローランド・カークの作品です。中盤のアコピのソロはホルへ・ダルトです。3曲目「SNAKE EYES(スネーク・アイズ)」もグローヴァーの作品です。アップ・テンポな乗りのよい曲です。ソウルフル、パワフルなブローを聴かせてくれます。4曲目「I CAN’T HELP IT(アイ・キャント・ヘルプ・イット)」はスティーヴィー・ワンダー作で、マイケル・ジャクソンの「オフ・ザ・ウォール」収録の曲のカバーです。5曲目「LOVE(ラブ)」はラルフ・マクドナルド、ウィリアム・ソルターの作です。アルバム「WINE LIGHT(ワインライト)」に通じる曲ですね。6曲目「OPEN UP YOUR MIND(WIDE)(オープン・アップ・ユア・マインド)」はR.J & C.Kウィルソンの作品です。この曲もまた典型的な80年代のフュージョンの香りがします。本アルバムは全米アルバム・チャート80年24位を記録しました

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ARROWSSTEVE KHAN

(1979年)

 スティーヴ・カーンのサード・アルバムを紹介します。スティーヴは1977年にファースト・アルバム“タイトロープ”を、ボブ・ジェームスが当時タッパンジー設立後の最初のプロデュース作品として発表されました。このアルバムは当然1970年代のボブ・ジェームス色がたっぷり詰まったアルバムでした。そして翌年78年にはセルフ・プロデュースでCBSコロンビアからセカンド・アルバム“ブルーマン”を発表しました。続いて79年に同じくCBSから発表したアルバムが本作品“アロウズ”です。ファースト・アルバムはその後CBSから再発されており、ファーストからサードまでの3作品をスティーヴの初期3部作あるいはCBS3部作と呼んでいます。またアルバム・ジャケットのイラストも3作とも、ベルギーはビュルッセル生まれの画家、ジャン・ミッシェル・フォロンの作品なのでさらに統一感があります。参加メンバーもスティーヴ・カーン、ジェフ・ミロノフ()、ドン・グロルニック(el-porgsynth)、ロブ・マウンゼイ(synth)、ウィル・リー(b)、 スティーヴ・ガッド、リック・マロッタ(ds)、デヴィッド・サンボーン(as)、 ランディ・ブレッカー(tp)、 マイケル・ブレッカー(tsss)、エロール・ベネット(perc)他といってお馴染みのメンバーなのでより統一感あるサウンドとなっています。

 

01.CITY SUITE (FOR FOLON)(シティ組曲)

  PART 1: CITY MONSTERS

  PART 2: DREAM CITY

02.CANDLES(キャンドルズ)

03.DAILY VILLAGE)(デイリー・ヴィレッジ)

04.SOME ARROWS(サム・アローズ)

05.CALLING(コーリング)

 

曲はすべてスティーヴのオリジナルです。1曲目「CITY SUITE (FOR FOLON)(シティ組曲)」は2部構成の組曲です。タイトルの“FOR FOLON”とあるようにジャケット・イラストの作者ジャン・ミッシェル・フォロンに捧げた作品です。スティーヴ・カーンのサウンドにデヴィッド・サンボーンとブレッカー・ブラザースによるホーンセクションが加わって華やかにアルバムの幕開けです。マイケルの渾身のソロに続くスティーヴ・カーンのソロも冴えています。続いてドン・グロルニックのラテン・タッチのピアノをバックにしたスティーヴ・ガッドのドラムソロが最高です。2曲目「CANDLES(キャンドルズ)」は。浮遊感が漂うバラード・ナンバーです。マイケル・ブレッカーがソプラノ・サックスを吹いています。3曲目「DAILY VILLAGE)(デイリー・ヴィレッジ)」もちょっと幻想的でスローな曲です。スティーヴはアコースティック・ギターを弾いています。マイケルはここでもソプラノを吹いています。4曲目「SOME ARROWS(サム・アローズ)」は一転シャッフル・ビートのハードな曲です。ドラムはリック・マロッタに変わります。そのビートに乗ったウィル・リーのベース・プレイがさすがのノリです。彼ら最高のリズム・セクションをバックにスティーヴ・カーンが弾きまくります、そして後半のドン。グロルニックのオルガン・ソロもなかなかファンキーです。5曲目「CALLING(コーリング)」も浮遊感漂う曲です。デヴィッド・サンボーンのサックス・ソロに掛け合うように、スティーヴがギターをメロディアスに弾きます。サンボーンがソロを取ると一気にサンボーンの世界になるところは流石です。この作品はセルフ・プロデュースであるだけにスティーヴが自分の表現したいことを思いっ切り伝えてくれています。この後スティーヴ・カーンは自己のバンド“アイウィットネス”を結成してさらに活躍していきます。

 

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