最高の別れに

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この時期は、アルバイトの子たちの巣立ちのとき。

成長した彼らが新しい世界へと踏み出すのを、寂しくも喜ばしく見つめてきました。

 

今年もすでに高校生一人が“卒業”していたのですが、今日もう一人が新たに加わりました。

 

彼女は、社会人。

絵の道に進む夢をあきらめられず、安定した職場を辞し、711でアルバイトしながら国立の芸術大学進学に向けた勉強を続けてきました。

 

今年は3回目の受験。

2度目の失敗時には断念しかけたのですが、実技試験対策に偏重し過ぎていた彼女の様子を見て、「伸びしろの大きい学力向上にもっと力を注ぐべき! キミはまだ、全力を出し切れていない」と再挑戦を促しました。

 

両親を説得し、彼女の最後の挑戦がスタートしました。

通信制の予備校にも通い始め、改めて苦手だった英語を鍛えました。

 

センター試験では、見事、6割の壁を突破。二次試験の実技では、モチーフを描きやすい場所も引き当て、

全力を出し切れた様子でした。

 

どちらかというと、僕に似て不器用なタイプの彼女。

コンビニの仕事の習得はゆっくりとしたペースでしたが、手を抜かず、仲間のために働くことをいとわず、心のこもった接客は本当に素晴らしいものでした。

 

合格しても、しなくても、春からは新しい道を進む予定でしたが、最高の結果となりました。

 

ほんとうに、おめでとう。

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