今更ですが、あけましておめでとうございます!
毎年恒例にしている、その年-今回は2017年ですが-に見たホラー映画ランキングを書いてみたいと思います。


※個人的な好みと感想によるランキングです
※2017年に「見た」ランキングであり、2017年公開映画ではありません
※厳密にはホラージャンルに分類されていない映画も混じっていますが、個人的に怖いと思った作品を入れています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではどうぞ!

 

 

20位
「オー・マイ・ゼット!」


ゾンビコメディ邦画。ゾンビパニックが終息した後の近未来の日本で、民家に迷い込んだゾンビを巡って繰り広げられる人間ドラマ。お金のため、見栄のため、復讐のため、ミーハー心のため。それぞれに思惑があるのですが、東京03の角田さん演じる主人公だけは「頼むから出てってくれよ~!」とボヤきまくり。
前半は良質なホラーコメディですが、後半からは唐突にグロ描写が増えます。
アイドルホラーと都市伝説系のPOVホラーが量産されるなか、こういういい映画があるのは嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

19位
「ブラッディ・ツイン」


平たく言うと多重人格モノに近い双子ホラー。
たびたびもうひとりの人格に体を乗っ取られ、記憶が途切れる(映像もブツ切り)シーンが、体験したことないけどリアルという感じ。惨劇?の舞台になるモーテルのビジュアルも完璧。廃屋好きの方にも良さそう。
恋愛ゴタゴタ要素は正直邪魔だなというところもありましたが、ラスト数分の主人公の禍々しい姿だけでも必見。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

18位
「オフィス 檻の中の群狼」


韓国映画。予告編では、オフィスの中に殺人鬼の男性が棲みついてしまい、主人公の女性を狙っている!?というような展開を匂わせつつ、本編はまったく違う展開へ。まったく仕事ができない女性が、狂気に染まっていく様子がとにかく怖い。韓国の学歴社会のすごさも感じた意欲作。とにかく醜い話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


17位
「31」


ロブ・ゾンビ監督の新作です。主演はもちろん嫁。
ハロウィン前日に拉致された男女(カーニバルで働いている。ちょっと違うけど、日本でいうところのサーカス団みたいな興行スタイルなんですかね)が、殺人ゲームでの生き残りを目指すというグロ話。殺人ピエロ集団が襲ってくるというスタイルはもちろん、ところどころで狂気が見える演出はさすが。どことなくメルヘンで、やっぱりクレイジー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16位
「スケア・キャンペーン」


オーストラリア映画。テレビのヤラセ番組(ホラー系のどっきり番組)の製作者たちが、若者たちにボコボコにされて殺される映画。この若者たちが動画サイトを運営しているのですが、ヤラセ動画を製作している人たちを次々血祭りにあげて殺しているという設定。テレビ製作者VSユーチューバーみたいなイメージですかね。
この若者たちのファッションが、いろんなホラー映画のキャラクターをオマージュしているような感じでオシャレだし、ホラー愛を感じる。話も二転三転して、先が読めません。ゴア描写もきっちりしていて、POVにありがちな映画になっていないのもいい感じ。ジャケットで損している気もする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15位
「殺戮にいたる山岳」


韓国映画。ホラーというよりはサスペンスな韓国映画です。山から出てきた金(きん)を横取りしようとして殺人まで犯した悪者軍団と、それを目撃したじいさんと少女のサバイバル劇。
悪者軍団のキャラクターとじいさんの戦闘も見ものですが、途中で挿入される幻想的なシーン(少女と、死んだ父親が霧の中で出会う場面など)が素晴らしい。醜くてエゴイスティックな人間立ちと対決する、愛にあふれたじいちゃんと少女の助け合いもいいですね。
「山の中で化け物がいる」という都市伝説が、じいさんだったというのにはちょっと笑った。たしかにザンバラ髪のじいさんが突然山の中にいたら怖いだろうけれど、人間だとはわかりそうな気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14位
「屍憶」


日本と台湾の共同製作ですが、ほぼ台湾の味付けって感じ。
生きた若者と、死んだ花嫁と結婚させる風習について取材しているうちに、謎の夢に悩まされるようになるテレビ製作者。さらに、婚約者にも何やら変化が……??
さらに、もうひとりの主人公である女子高生は誕生日を機に幽霊が見える能力が芽生え、さまざまな心霊現象に遭遇。しかし、しつこく彼女を追いかける幽霊にはある秘密があって……!
この2つのエピソードが絡み合っていくのですが、脚本がとにかく素晴らしい。
「そういうことだったの!?」と言いたくなる怖さ。
ちなみに幽霊は真っ黒で全貌がよく見えない感じではあるのですが、非常に怖いです。昔の「呪怨」に感じるドロッとした暗さがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


13位
「ペット 檻の中の乙女」

アメリカとスペインの共同製作。ストーカーの男性(保健所で働いており、保護された犬や猫を殺す仕事をしている)が同級生の美女を自分の職場で監禁するのですが、実は美女には恐ろしい秘密があり……!
当初はありがちなストーカーと美女の監禁ホラーかと思ったのですが、途中で物語が大きく展開。この美女の闇が深すぎて、衝撃的です。ラストはストーカーにとっては幸せな終わり方なのかも!?
こちらも脚本が素晴らしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


12位
「エミリー 悪夢のベビーシッター」

3兄弟の家にやってきたベビーシッター。卑猥な言動、ペットの殺害などの奇行に出るこの女にはある目的があって……!主人公は少年(長男)であり、この謎の女と対決していきます。
途中まで、この女が本当に不気味で怖い。目的がわかったところからは「ああ、そういう人だったのね」という気持ちにもなりますが、ラストまではテンポよく進んで見やすいですね。ラストに異様に爽やかなシーンが挿入されていて、思わずハートウォーミングであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


11位
「デッド・フレンド・リクエスト」

「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」のアリシア役の女優さんが主演。
同級生の女の子にネットストーキングされた主人公が、彼女を拒絶したことをきっかけに恐ろしい事件に巻き込まれていくというオカルト。サスペンスではなく、完全にオカルトです。SNS(厳密にいえばFacebook?)でも現実でも人気者だった主人公が転落していくのも、非常に気分が悪い。ちなみに、主人公の誕生日ケーキにバービー人形が乗っててびびった。あれがインスタ映え??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10位
「ザ・シェフ 悪魔のレシピ」

イギリス映画。治安の悪い繁華街で飲食店をやっている主人公が、ムカつく奴らを殺してケバブの肉にしちゃう!というトンデモカニバリズム映画。なのですが、トーンは非常に重め。お父さんはアホな若者に殺されちゃうし、大学卒業もフイになるし、とにかく暗い環境に置かれている主人公が復讐で暴走しまくります。

 

 

 

 

 

 

 

 


9位
「グリーンルーム」


パンクバンドが楽屋で別バンドが犯した殺人事件を目撃。ネオナチ軍団を巻き込んで、生と死をかけた戦いが始まります。楽屋に閉じ込められたり、逆に籠城したり、なぜこんなことになっているのかわからないまま、ものすごいパワフルに話が進行していきます。
ビジュアルもカッコイイし、ラストもなんだか面白い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8位
「高慢と偏見とゾンビ」


私は『高慢と偏見』が大好きなのですが、『高慢と偏見とゾンビ』も既読。
原作はもっとメチャクチャで軽い内容ですが、映画はもう少しまとまっている印象。原作を知っていたらより楽しめるでしょう。ゾンビを殺す術に長けた強くて美しい5人姉妹というだけでも個性的ですが、恋愛要素も入っており、華やか。ゾンビの特殊メイクもいい感じです。
ただ、ゾンビ×恋愛映画ってどこの層をターゲットにしているんだ。ゾンビ映画が好きだから見る人は多いだろうけど、求めている人は少なさそう。普段ホラーを見ない人が「わあ、見よう」ともならないだろうし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


7位
「ディストピア パンドラの少女」


イギリス映画。ゾンビの第二世代の子供と、彼女を取り巻く大人たちの脱出×サバイバルロードムービー。
ゾンビの要素を持ちつつ、知性もある少女。
いつも彼女の味方である「先生」、彼女をゾンビとして扱う「軍曹」、実験材料としか考えていない「博士」との旅は、彼女をさまざまな意味で大人にしていきます。この子役の女の子の演技がすごくて、生きている鳩を食べる演技までしてるのがスゴイ。小説が原作であり、ゾンビが最終的に「植物」に進化するというのは既存のホラー作品やホラーゲームを思わせる。個人的には、「ラストオブアス」っぽくて(荒廃した近未来の世界も)好きですね。ラストも、ちょっとゾッとする感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


6位
「新感染 ファイナル・エクスプレス」


韓国のゾンビパニック映画。特急列車の中でゾンビパンデミックが起きたら?という、ユニークな設定。
とにかく、これぞゾンビ映画!って感じで盛り上がります。ラストはほろ苦いですね。
脇を固めるキャラクターたちのエピソードも、どれもホラー映画あるあるに満ちた悲しいものばかり。
映画館で見て正解だったなあという印象があります。韓国の駅名がわかっていたら、もっと楽しめたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ここからはベスト5!
といっても、全体にそんな内容の差はありませんけれど。どれも好き。

 

 


5位
「WE GO ON-死霊の証明-」


個人的には、知名度が低そうでもどかしい。
前半は「死後の世界を知りたい」という男がさまざまな詐欺師に遭遇していくのですが、後半はまさかの悪霊のオンパレード!こんな悪霊の幻覚なんて絶対に見たくないよと思わせるほど、ゴリゴリに精神が削られる感じ。ビジュアル的にも優れているし、脚本もけっこう好きです。
前半で「この話、本当に面白いのかねぇ」と気を抜いていると、一気に後半もっていかれるかも。
とはいえ、私がハードルを上げたら逆効果かもしれませんが。
よくある「悪魔が本当にいるのか確かめたくて、儀式をしたら本当に悪魔が出てきたよ」的なオカルトとは一線を画した、得体のしれない闇があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


4位
「ジェーン・ドゥの解剖」


身元不明の女性の死体を調べる医師(監察医っていうのかしら)の親子。
だけど、次々と不思議なことが起こり、親子はジェーン・ドゥに翻弄されます。
こちらはオカルトですが、昔のJホラーにも似た不気味な作品。
夢なのかリアルなのかわからないまま、恐怖に焦がされていく親子が描かれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


3位
「ネオン・デーモン」


厳密にはホラーじゃないような気もするけど、ラストの禍々しさはダントツです。この監督がすごい。まず、映像がキレイ(フランシス・コッポラとか、蜷川実花みたいな女性らしい印象がある)なのはもちろん、ショービズ界を舞台にしているのでとにかく華やか。しかし、この映画を見て「やっぱり芸能界はこういうところなのね」とか言い出す人がいるのだろうか。いや、さすがにモデルの○○○○○○はないと思いますけども……。
すごくバカバカしい話と思ってしまえばそんな気もするし、ホラーにも思える。このラストは正直予想できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2位
「ワイルド わたしの中の獣」

ドイツ映画。ものすごく衝動的で、キレイで、残酷な話。
人間とはうまくコミュニケーションをとれない女性(ちなみに美女)が、オオカミに恋をして無理やり捕獲。マンションの一室を改造して彼を飼いならし、少しずつ愛を深めていきます。しかし、周辺住民や上司たち、妹がその変化に気付き……。
ラストの奔放さがスゴイですが、お気に入りの映画。美しくて変態なお話です。オオカミがまた、イケメンでカッコイイんですよねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


1位
「ブレア・ウィッチ」


「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の正式な続編(リブート?)です。
実は興行的に目立っていた印象のある映画(少なくとも、劇場で公開された映画)は意識して低くつけてしまったのですが、この映画に関しては予想以上に禍々しかった。「ノロイ」を見た時の恐怖にも似ているかも。
だんだんと時間の感覚も、方向感覚も狂ってくる感じ。でも、それから逃れることはできない、という恐怖が素晴らしかった。ドローンやユーチューブなどの要素を入れたのは無理やりっぽかったですが。私は最新機材を持ち込むホラーが多すぎてウンザリしています。
ラストの廃屋を彷徨うシーンは真夜中に電気を消してみるとちびっちゃうと思います。

 

 


おわり。

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