最高指導者になった青年将校
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この「大佐」は、軍のクーデターで27歳で最高指導者になりました。戦後の世界で、いわゆる「青年将校」が、クーデターで政権を取るというハナシは数多いです。あとは韓国の朴大統領くらいしか私は知りませんが、こういう青年将校の未来とはどうなるか、占う意味で興味深いものがあります。
ここで言いたいのは「有能な若者が権力を持つとどうなるか」ということです。
日本では「青年将校」と言えば、昭和前期しか出てきません。明治も大正も青年将校はいるのですが、クーデターで政権を取ろうというのは「2.26事件」くらいです。彼らは失敗して刑場の露と消えましたが、彼らが政権を取ればこのカダフィ大佐のようになったのではないでしょうか。
カダフィ大佐の特徴は…
○ 無欲。なんらの称号を欲せず「大佐」のまま。
○ 目的のためには手段を選ばない。しかし現実的で、頭を下げることもできる。
○ 思想の共通している同志から「頭のてっぺんから足の爪の先まで狂っている男」と言われる。
といったところです。権力者になって没落した青年将校もいますが、若くして権力を握り、それを長期間維持するには、以上のような特徴をなすということです。こういう人物の長所・短所は…
○ とにかく自分の国内をしっかりまとめる。
○ しかし諸国連合となると「ついていけない」。
ということです。つまり、会社はしっかり永続するが、連合を組んで何かもっと大きなことをやるには、ちょっと「普通の」センスが足りないかなというところです。
何だかんだいって、「個性豊かな人物」よりも、「フツーのヒト」のもとにヒトは集まるような気がします。日本にしてもアメリカにしても、指導者はある程度「ヘタレ」だったからこそ、貿易がうまくいったり、外交でたいしたポカをやらなかったりできたのではないでしょうか。