アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

2005年から2009年までの4年間、常夏のマレーシアで暮らしていました。2年過ぎた今でも、日本食は「ハレ」の料理でちょっぴりよそよそしく、アジア飯のほうが「ケ=日常」のご飯で、ホッとします。私にとっての食とは、味わいながら、みんなとつながることです。


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1ヶ月ほど前から、スーパー、中華レストラン、露店、会社への贈り物、とあっちこっちで月餅を見る。英語名はムーンケーキ。丸くて分厚い、巨大おまんじゅうだ。

 

この時期、月餅を送り合う習慣があるのは、“中華系”のマレーシア人。中秋の名月が10月にある今年は、9月にある昨年よりも長くムーンケーキと出会える。

 

日本にいた頃は、中華街で見かける“御土産まんじゅう”というイメージしかなかったけど、ここの人々の月餅にかける思いはスゴイ。「これっ月餅なの!?」と絶句する変り種が、めっちゃある。

 

あんこ、ハスあん、そこに塩漬けにした玉子の黄身(鴨の卵だそう)を真ん中に入れて“月”見立てたものが一般的だけど、ときに“チーズケーキ”の月に、周りを“ラズベリー味のあん”で包んだものや、ナッツ入り、チョコレート月餅なんてのもある。

 

そこで試してみたのが、これ。まずはスターバックスの月餅。

月餅1 月餅2


手前が抹茶味(だったはず…)で、奥がティラミス。見た目も可愛いし、これはおいしいに違いない!と、味見せずに、先日来馬してくれた、お姉ちゃん夫妻、友だち家族におみやげであげたのだけど…。じぶんでようやく試してみて、ひと言。声を大にして、ゴメンナサイっ!イマイチでした…。固めるために無理やり使ったであろう、お菓子作りに欠かせないマジパンの味。(ほら、あの人形とかを固めるやつです)それがとても人工的で、ナチュラルには程遠いのです。常温で温かくなると、うっすら脂のアセをかくし、これは体に悪いに違いない、と確信させる何かがあります。



そしてこれ。ハーゲンダッツの月餅。

月餅3 月餅4


これは、文句無く、おいしい~!黄色い部分は、マンゴーのアイスで、ビターチョコで周りをコーティングされています。でもこれは、はつきり言って、月餅というよりも、“ハーゲンダッツのアイスクリーム”です。だから、こんなにおいしいのね。それにこの月餅、めっちゃ高額。大サイズ2個、小サイズ4個のセットで、およそ160リンギ以上(5000円くらい)もします!こんな高額なアイス買うの、人生で最初で最後だなー。

 

さて、この時期になぜ月餅を送り合うのかというと、昔、中国が宋の時代、元との戦いを制するため、秘密の指令を伝えるべく、月餅の中に“指令が書かれた紙”入れて使ったのですって。月餅を食べながら、その中に入っている紙を見つけだし、ほかに見つからないようにこっそり読む。そのため、月餅は大きく、厚いのだ。それまでは、何のイベントもなかったこの時期に、「月が綺麗なので、月の形をかたどったおまんじゅうを贈りあいましょ」と強引に無理やり決められたそうな。そしてそれからずっと、伝統は続いているのだそう。

 

はじめはどうであれ、これだけ有名になったムーンケーキフェスティバル。この種類の多さに、ムーンケーキに懸ける真剣な思いを感じる。それを真摯に受け止めて、家にあるムーンケーキを1かけずつ、毎日大切にいただく日々なのだ。

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お粥
いろんな屋台がひしめき合うなか、“粥”という名前がキラ~ン!これぞまさしくお粥の屋台。熱々の土鍋のまま個々にサーブされたものを各自お玉で小鉢に注いで食べる。

 

サラサラというよりも、ご飯の粘り気が程よく効いたトロ~ンとした食感。もともと塩で味つけされていて、それが足りなければ、卓上にあるお醤油をお好みで垂らす。

 

具は、お魚、豚肉、チキン、ピータン、オイスター(小さな貝)等と選べる。だいたい2種類くらい混ぜて食べ、ピータン+ピーナッツというのがわたしのお気に入りだ。

 

はふはふ食べていると、土鍋の壁面に熱でご飯がくっついてきて、これがまたうまい。食べ終わる頃には「ふ~ぅ、お腹いっぱい!」となるけど、不思議と夕方くらいにはお腹がスッキリ空く。「お粥はおいしいけど、腹持ちが悪い」というのがローカル友人の口癖だ。

 

家庭では簡単に作れない本格派のお粥。それが、屋台で120円~250円(ここの市場価格でいえば、300円~700円)あたりで食べられるのだから、これは便利。マレーシアには結婚しても働いている女性がたくさんいるのだけど、こういう快適&便利な外食文化が影響しているらしい。屋台で食べる、屋台のものを持ち帰る。これが身近で簡単で、うまいんだもん!もう、参るなぁ。

 

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そこは完璧な真っ暗な闇。船着場に灯る薄暗い光をのぞけば、目をつぶっているのと変わらない暗さ。ライフジャケットをはおり、今にも壊れそうな古い木製のボートにそ~っと乗り込む。昼間に見たら、ぎょっとするくらい汚い川なのかなぁ…と想像しつつ、ぷかぷかゴミの浮かぶ茶色の川をボートは走り出す。船頭さんは無言のまま、ゆっくりと川沿いの木々に近づいていく。

おーっ!!おるおる!

チカチカといっせいに光を点滅させる蛍。たくさんの光が点滅する木。暗闇のなかに木の影がぽっかりと浮き出し、そのなかで光がチカチカと点滅している。

不思議なもので、1つの木で光る蛍の90%くらいは、同じタイミングで光を発している。まるで何かのタイミングに合わせているように。自然のリズム?それとも地球の呼吸?みな同じ音楽を聞いて、それにぴったり寄り添っているみたいだ。

あぁ…綺麗だぁ…。およそ15分で往復できる川の旅。その両側の木々には、無数の光が煌いていた。その光は小さくて、決して強くはないけれど、しっかりした生命のチカラを持っていた。

だんだん目が慣れてきて、暗闇でも目が効くようになった。はじめ怖いように感じていた暗闇が、いつの間にかわたしをやさしく包み込んでくれていた。

暗闇で見つめる、小さいけれど、無数にある光。暗闇のなかで光る、強くはかない命。その光は、どれも完璧に美しくて、心をぎゅっと掴んで離さなかった。




<写真>

蛍1

KLから1時間半ほど車で行く蛍の名所。まさに真っ暗っです。


蛍3

日本語をしゃべるおっちゃんも出てくる川沿いのシーフードレストラン。(でもこのおっちゃん「普段僕はいないんだよ~。今日は貴重なんだよ~」と言っていたので、貴重だったのかもしれません)タイのレストランのような雰囲気。こんな料理を食べて、ビールも飲んで、これでひとり1000円。


蛍4
番外編:帰る途中で見つけたおもしろ看板。ベッドのシモンズは日本製じゃないよー!
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先日ちょこっと書いた続き。約1年ぶりに日本に帰国して感じたこと。それは“東京はいき苦しい…”ということ。便利で複雑な地下鉄の乗り換え方法を忘れ、○○駅といえば○○線、という記憶が遥か彼方に追いやられたわたしは、チケット売り場の前でうろうろ。路線図を瞬時に解読することもできず、しばらく立ち往生。するとみんな迷惑そうな顔で、足早に追い越していく。分かっていなくてゴメンなさい…と心がきゅっと萎縮する。改札口で後ろに長い列ができた時にゃぁ、めちゃ緊張。チケットミスで改札が閉まったら、袋叩きに合いそう…。

 

いや。実際そうなのだ。なにも東京の人が特にせっかちなのでも、気が短いのでもない。東京という、あれだけの多くの人数の働く場所で、あれだけの多くの人数が利用する電車で、あれだけ多くの人数が通る改札口で、流れを止める人がいては、すべてがストップしてしまう。

 

マレーシアでも、KL市内の通勤電車はかなり混んでいる。ドア付近まで人があふれ、密着度も高い。でもみな無理をしない。乗れなかったら、約8分後に来る次の電車を待つ。会社に遅れたら、「電車が混んでいて乗れませんでした」と言う。電車もガヤガヤと賑やかで、友人とおしゃべりしていたり、その場で会った人と話しをしたり。どこかしらで声がしている。

 

天気予報を見ることがなくなったように、電車の時刻表を見る、という感覚がない。もし時刻表を見るとするならば、「何分間隔にきている電車か」ということで、すぐ来る確率が高いか否かを検討するためだけ。来た電車に乗り、来るまで待つ。

 

「整列して待ち、降りる人から先に通すこと」。とマナーを促す“写真”が飾ってあるけれど、守る人もいれば守らない人もいる。ひとり守らなければ、みんな後に続く。そして混乱になり、効率は悪くなる。

 

でも、それでも。社会は成り立っているのである。別に、誰かがちょっと会社に遅れようとも、誰かの電車が1時間立ち往生しようとも、社長が渋滞にはまって会議に遅れようとも、会社が即倒産したり、経済が急激に下降したりはしない訳です。

 

日本のシステムはとても効率がいい。それは、その効率のなかにうまく組み込まれているときは、すごく快適で、楽。成果も早くでる。

 

でも、効率の良さを享受できなくなったとき、効率の良さを求める必要がなくなったとき、その仕組みは、きゅーっと手足を締めつける。そして、あがけばあがくほど、締めつけはキツくなる。

 

運賃はお札で払うのに、お札を入れると詰まってしまうKLバスの運賃箱。運転手さんが、ときどき棒で突いて、お札を運賃箱の底に鎮める。何かに怒ってしゃべりまくって出発しなかったり、お釣りがないので、乗客が別の乗客に交渉して両替しなければならなかったり、そんな効率の悪いバスが、でもなんだか、乗り心地がよくて、ときおりホッとするのは、いったいなぜなんだろう。

toomuch
で、結局どこ歩いたらいいの?!と混乱するのは

わたしだけでしょうか…

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