2011-02-23 13:30:46
抽象化は止まらない 【対話篇】 その1
テーマ:ブログ生徒「また、難しそうなタイトルですね。」
先生「しかし、世界の潮流となっているのじゃよ。英語では、"abstraction"じゃな。」
生徒「うーん、そう言われても・・・。抽象化ってどういうことなんですか?」
先生「簡単に言ってしまえば、ある事柄をまとめて、削ることじゃよ。」
生徒「ある事柄って、何のことですか?」
先生「何でも良いんじゃよ。例えば、ニュースの記事でも良いんじゃ」
生徒「はあ、ニュースの記事ですか。それをまとめて、削るってどういうことですか?」
先生「例えば、NHKで不祥事が起きたとするじゃろ。
その時に、複数の新聞やニュースサイトを読むこと。これが、"まとめる"作業じゃ。」
生徒「まとめるというより、集める感覚ですね。」
先生「そう。関連した記事を1箇所にまとめる(集める)のじゃ。
次に、集めた記事の中から、気になる部分だけを残すのじゃ。
例えば、誰が、いつ、どこで、不祥事を起こしたのか?という部分だけを残すのじゃ」
生徒「たくさんの記事に共通している部分を残すのですね。」
先生「この"まとめて、削る"、作業を"抽象化"と呼ぶのじゃよ」
生徒「ふーん。抽象化して何かいいことあるんですか?」
先生「ある。だから、世界の潮流になっているのじゃよ。」
生徒「何が良いのですか?」
先生「抽象化を行うと、"本当に必要な部分だけを残す"ことができるのじゃ。
例えば、iPhoneが良い例じゃのう。」
生徒「あれのどこに、抽象化が利用されているのですか?」
先生「全部じゃよ。分かりやすいのは、その見た目じゃ。
今までの携帯電話と違って、ボタンがたった1つだけじゃろ。」
生徒「はい。それがどうかしたのですか?」
先生「どんな携帯電話でも、ボタンが必要じゃろ?
メールを打ち終わった後に、メニューに戻ったりするから。」
生徒「そりゃまあ、メニューに戻れないことには、他のアプリを使えませんからね。」
先生「それじゃよ。どんな携帯電話でも、絶対に必要なことは、"メニューに戻る"ことなんじゃ。
このことに気づいた、Jobs君の部下は偉かった。」
生徒「Jobs君ではないのですね。」
先生「そう。そして、彼らはボタンに割り当てる役割を1つだけにした。これが抽象化じゃよ。」
生徒「すると、ここでのある事柄とは、"ボタンの役割"なのですね。
それを、たくさんある中から、1つだけに削った、という訳ですね。」
先生「良く分かっているじゃないか。では、この質問はどうかな?
抽象化を行うことで、何が変わったのか?」
生徒「うーん、ボタンの役割や配置を覚える必要がなくなったこと。
後は・・・、見た目がすっきりしたことですかね。」
先生「合格。そうじゃ、それがこのパラグラフの先頭の質問への解答じゃ。」
<大切なこと その1>
抽象化をすると、次の2つの良いことがある。
1. 覚える項目が、格段に少なくなる。
2. 見た目・構造が、とてもすっきりする。
抽象化をすると、次の2つの良いことがある。
1. 覚える項目が、格段に少なくなる。
2. 見た目・構造が、とてもすっきりする。
生徒「うーん、何となく"抽象化"が分かったような気がします。
けれど、まだ、"What is abstraction?"という質問にしか答えていませんよね。」
先生「そうじゃ。次回は、"なぜ、抽象化が必要なのか?"、という問いを立てることにしよう。」
生徒「中学生レベルでも分かるように、簡単にお願いしますよ。」
次回へ続く・・・







