華麗なる一族(下)

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『華麗なる一族(下)』


華麗なる一族〈下〉/山崎 豊子
¥780
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【Outline】

万俵大介は、大同銀行の専務と結託して、鉄平の阪神特殊鋼が不渡手形を出し、倒産へと追いやらされるさ中、上位の大同銀行との合併をはかる。

鉄平は、大同銀行の頭取を出し抜いた専務と父親大介の関係を知る。

帝国ホテルで挙行された新銀行披露パーティの舞台裏では、新たな銀行再編成がはじまっていた―。

聖域「銀行」に挑戦した熾烈な人間ドラマ。




【Review】

人間の生き様は人それぞれで。

誰も他人の心の内は決して知り得ない。

みんな自分の思惑の中で生きている。

そんなことを考えさせられました。


他人が何を考えているのか。

その一番深い所は知ることはできない。

だから結局人は自分の信じる様に生きていくしかないのかもしれません。

他人の心の内を推測したところでそれが正しいとは限らないのですから。



それにしても

政界、官界

金融、経済

ここまで詳しく書かれていることに

とても驚きました。

著者もおっしゃっていますが

書かれた当時の銀行は

金融界の聖域であり医学界よりも閉鎖的と言われているそうで。

取材と金融の基礎勉強に半年余りも費やしたといいます。

だからこそこのような大作が出来上がったのだと

読んでみて改めてこの小説のすごさが

身にしみてわかりました。

こんなに細部まで詳細に描かれている小説はないでしょう。

ぜひ一度読んでほしいです。


ドラマで見る前に読んで心底良かったと思います。



【Rating】

☆☆☆☆

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