Free Rein*

全体的に暇()な浪人生によるセルフろんぐついったー


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「思い出のとき修理します」 感想。


めっっちゃ好きでしたこれ!
前々からちょっと気になってたんですが図書館でやっと借りる事が出来たので。
でもこれは買っても良いかな。
図書館で借りるのも何だか色々な人が読んできているって歴史…というのも大げさな気がするものが

感じられて好きなんですが、気に入ったものは新しく「自分の本」として欲しくなっちゃうのは

やっぱり人情と言いますか。


最初の「黒い猫のパパ」を読了した時点で2巻を図書館で予約したので

うっかり2巻のあらすじをチラ見しちゃって二人が付き合うってことは知っていたんですが。
それでも1巻の中で付き合うまで行っちゃうのはちょっとビックリしましたね。
レビューなんかを眺めたときに「こういった話には珍しく時計屋さんが恋愛にも積極的」とかありましたが

意外と本当に積極的と言いますか、手がはやい(違)ですね…!
明里が美容師さんだから髪も切ってあげるんだろうな、も思っていたんですがその場でキスとは。
何かどことなく彼の雰囲気から女慣れしている印象を受けたんですが

そんなことはきっとない、はず…なのに
ちゃっかり「時計屋さん」からの呼び方変更を要求したり早々とデートのお誘いをしたり

「よこしまなことは考えないようにするよ」ってなんなんですか…!
いや良いんですけどね全然!?
ちょっとビックリしたって言うだけでそもそも元カノいますしいっそ人間らしくて新鮮ですし(笑)


他にもたくさん言いたい事があるのですが読んだ後一番言いたいのがそこだったので…

恋愛関係から感想に入るって自分にしてはちょっと珍しいなって思います。

昔1月だけ住んだ街に帰って来て、その頃遊んだ人と再会するっていう流れは

割りとありがちなので最初から予想はしていたんですが予想外に複雑だったのが明里の事情。
まさか本当の孫じゃないとは。
でもそこまで気にする事だったのかな、明里にとっては気にする事だったんでしょうね。


美容師時代、付き合っていた先輩がいくら口利きしてくれたって

本当に実力がないならチーフになんてなれるはずないんだからそれでも前を向いて続けていって良かったのに。
まぁあの小さな商店街で小さな魔法を起こすのも良いと思いますけどね。
昔からアットホームな美容院が開きたかったみたいですし。


先が気になるあまり「季節はずれの日傘」だけはさらっとしか読んでいませんが、

逆に飛ばしていて良かったような気がします。
2巻がまだ順位26位なので…読み終わってもまだ終わっていないっていう感じがするのが良い。
むかしからそういう癖ありましたけど今何でなのかちょっと分かった気がします。
先が早く知りたいからってだけじゃなくて、

全部を読んでしまうのがもったいないから、っていうのもあったんですねこの癖。


まぁそれはともかく。短編集、という形なんですがとにかくどのお話も素敵で。
やっぱり一番は「光をなくした時計師」なんですが、あれは反則と言うかなるべくして、という感じなので。
真夜中のパン屋さんのクロワッサンやシュトーレンに通じるものがありました。


「光をなくした時計師」のお兄さんの絵馬と、「虹色の忘れもの」のお母さんとの電話は反則でしょう…!
だからそれを除くと「茜色のワンピース」が一番好きかなぁ。ハルエさんがカッコよくて素敵。
でもどれも好きだからやっぱり決められません。


時計師さんとお兄さんはありがちながらも複雑で…
境遇に嫉妬しながらもそれでも弟の事を想ってしまうあたり、

お兄さんはお兄さんなんだなって切なくなってみたり。
「茜色のワンピース」でも「光をなくした時計師」でも明里がみた幻はなんだったんでしょうね。
その不思議なところもツボだったりします。

長くなったので切ります。

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