・`ω・) 2段構成のキリスト教 | ・`ω・) 役に立たない!カトリックまめ知識 & 雑学のblog

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カトリック信徒以外の方々が、カトリックに対する素朴な疑問を解消することを目的として雑学やマメ知識を公開しています。たまにカトリックに無関係なことも書きます。



どうも僕です。フランシスコです。

キリスト教は、中東であるイスラエルで
誕生した宗教であるにも関わらず、
ヨーロッパ的な側面を色濃く持っています。

なぜなら、初期のキリスト教徒が
生誕の地であるイスラエルで
市民権を得ることはなかったため、
初期のキリスト教徒はローマに移住し、
そこでキリスト教が発展したからです。

ですから、現在のキリスト教の思想や文化は、
ヨーロッパで付加されたものが少なくありません。

よって、現在のキリスト教を自動車に例えると、
・イスラエル製のシャーシに、
・ヨーロッパ製のボディをのせた、
2段構成の宗教とご理解ください。

では、ヨーロッパ人が付け加えたボディの設計が
どこから由来しているかと申しますと、
キリスト教が広まる前にヨーロッパで普及していた、
ドルイド教という宗教です。

つまり、ヨーロッパ人たちがキリスト教に
改宗した際、ドルイド教の思想や習慣を
キリスト教に持ち込んだのですね。

よって現在のキリスト教の習慣では、
聖書と直接リンクしないものが多々あります。

たとえば、
樹木を神聖視する宗教であった
元ドルイド教徒たちがキリスト教に
持ち込んだ習慣が、クリスマスツリーです。

また、キリスト教が一神教でありながら、
多神教的側面をもつのも、このためです。

詳しくはまた、別の機会にでも。

本日の画像は
「フランシスコ・デ・スルバラン」による
「アッシジのフランチェスコ」です。

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