みなと銀行(本店・神戸市)が社会福祉法人「祉友会」に融資した3億3千万円を無断で別の法人の口座に移したなどとして、業務上横領罪に問われた同行元明石支店長、竹本尚正被告(52)=退職=に対する判決公判が28日、神戸地裁で開かれ、岡田信裁判長は「複雑な犯行計画を企画・立案し果たした役割は大きいが、被害の実態が不明瞭(めいりょう)」として懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡した。

 竹本被告は無罪を主張しており、即日控訴する方針。

 判決によると、竹本被告は平成18年4月、祉友会の元理事長=同罪で公判中=と共謀し、同行から祉友会に融資された3億3千万円を、大阪府枚方市の社会福祉法人「加樟会」名義の口座に入金し、横領した。

 竹本被告は「契約書類などが偽造されていたことを知らなかった」と主張していたが、岡田裁判長は「偽造を知らなくても、融資が不正利用されることは認識していた」として退けた。

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