ダンベル・バーベルを使ったウェイトトレーニングの回数・セット数は、
10RM×3セットで行うのが基本であり効果的・効率的ですが、
初心者にはこの“RM(Repetition Maximum)”という単位がイマイチわかりにくいので説明します。
10RMとは“10回やるので精一杯の重さ”を選び、その重さで“限界まで上げ続ける行動”です。
(マンCのウェイトトレーニング風景。バーベルスクワット)
例えばAさんが、ベンチプレス50kgを10回上げるのが限界なら、50kgはAさんにとっての10RMです。
一方、Bさんがベンチプレス50kgを7回上げるのが限界なら、50kgはBさんにとっての7RMです。
つまりRMという単位は、常に個人差がある単位なのです。
さらに、トレーニング&栄養摂取&休養のプロセスを継続することで筋肉が徐々に成長していくので、Aさんがベンチプレス・10RMとして扱うときの重量が、50kgから60kg、70kg、80kg・・・と少しずつ上昇していきます。
C.ロナウドはベンチプレス100kgですが、彼も最初から100kg上げられたわけじゃなく、こうやって少しずつ重量を増やしていったんですよ!
(C.ロナウドを育てた名トレーナー、マイク・クレッグ氏の記事)
ちなみに1セット目にはギリギリ10回上げられても、2セット目、3セット目は疲れて9回とか7回くらいしか上げられないことがあると思いますが、
トレーニングすれば筋肉にも疲労はたまるので、それは当然のことです。
でも2、3週間後くらいには筋肉も成長して、3セット目でも10回上げられるようになってくるので、
それができたら、重りのプレートを少し追加して、自分の10RMとしての設定重量を上げましょう。
ちなみにトレーニングがマンネリ化してきたら、6RM×4セット、15RM×2セットなどRM・セット数を変化させるテクニックも色々ありますが、本格的にウェイト始めて半年~1年くらいは10RM×3セットで続けて特に問題ありません。
(ルーニーが筋トレしない、なんて噂は100%ガセネタです)
とにかく、このRMという単位の意味を理解していなければ、自分でトレーニングの質を高め、応用編の爆発的・瞬発力向上トレーニングを導入することも難しくなるので、
トレーニング最初の段階で、しっかり理解して実用してください!!
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