おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。
今回から、貯金計画編の本編に入っていきますね。
●最初の貯金は、もしものお金100万円
学校を卒業して就職した
結婚して家族を持った
など、新しいスタートを切った場合、
または、新しいスタートを切ったわけではないけれど、
貯金がないという場合、
最初の貯金は、「もしものお金」100万円がいいでしょう。
「もしものお金」とは、文字通り何かあったときのお金です。
あっては困るけど、
会社が倒産した、リストラにあった、収入が激減した、
病気などで会社を辞めざるを得なくなった。
うれしいことだけど、
月に3回も結婚式に招待された。
しかも、そのうち2件は飛行機で地元に帰る必要が・・・
など、収入が途絶えたり、急な出費が必要になることだってあり得ます。
こんな「もしも」に備えて、100万円確保しておくのです。
これが家計のセーフティーネットになります。
いわば「自分保険」ですね。
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「もしものお金」の目安は、生活費3~6か月分といわれます。
急に失業した場合をイメージして決めるといいでしょう。
3ヵ月あれば立て直せると思えれば、3か月分でOKです。
6ヶ月は必要かなと思えば、6か月分です。
1年分ないと、どうしても不安という場合、
もちろん1年分準備してください。
自分がある程度、安心できることがポイントです。
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生活費3か月分という場合の、
1ヵ月の生活費は大ざっぱで構いません。
1ヵ月30万円として、
100万円を「もしものお金」として確保する
としてもいいでしょう。
最初の貯金の目標としても、
100万円はちょうどいいように思います。
何かあっても、100万円貯金があると安心感につながります。
また、100万円貯金ができたという自信も生まれます。
わかりやすさから、「もしものお金」100万円という設定はお勧めです。
この「もしものお金」が準備できてから、
住宅、教育、車・・・老後といったライフプランを
実現するための貯金に入っていきます。
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今回は、最初の貯金「もしものお金」についてお伝えしました。
次回は、「貯金計画はライフプランから逆算して作る 」です。
牛込伸幸FP事務所