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現地時間16日に行なわれたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、チェルシーに1対0で勝利し、ベスト8進出を決めたインテル。

近年のイタリアサッカーに対する低評価に一石を投じる形となったが、かつての強さを取り戻せるかはいまだ不透明だ。

ミランがマンチェスター・ユナイテッドに大敗し、フィオレンティーナは不運な判定ミスも手伝ってバイエルンを前に敗退。
さらにユベントスはグループリーグで姿を消すなど、2年連続で全チームがベスト16で大会から姿を消す可能性もあったイタリア勢。
しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるインテルがチェルシー相手に勇敢に戦って勝利したことは、イタリアのサッカーにとって一筋の光明となった。モウリーニョ監督は「インテルにとって素晴らしい瞬間だ。長いこと破れなかったベスト16の壁を乗り越えた。」と、意気揚々に話している。

また、イタリア代表のマルチェロ・リッピ監督は、「セリエAは最も美しいリーグではないが、他国よりプレッシャーが激しい。監督たちが優秀で、最下位相手でも負けることがある。」とコメント。
イタリアが前回の2006年W杯で優勝したことが、あまりに早く忘れ去られてしまっているとした。

だが、インテルの勝利だけで、セリエAの欠点が解消されたわけではない。クラブが自前で経営するスタジアムがないことや、放映権収入の少なさから、イタリアのクラブはイングランドやスペインのクラブと比べ、収益の面で後れを取っている。

現在、ユベントスがイタリア初となるクラブ経営のスタジアムを建設中だが、頻発するスタジアムでの暴力も、観客動員数に影響を及ぼしている。

また、例えスタジアムの建設が進んでも、税制の違いが、選手たちにとってセリエAを他国のリーグと比べて魅力の乏しいものとしている。ミランのエースだったカカは今シーズンからレアル・マドリーへ移籍し、インテルの大黒柱だったズラタン・イブラヒモビッチもバルセロナに活躍の場を移した。インテルはイブラヒモビッチとのトレードでサミュエル・エトーを獲得したが、彼はすでに全盛期を過ぎたという見方も多い。

さらに、代表レベルに達していないアルゼンチンやブラジルの選手が多数在籍していることが、若手選手成長の妨げとなっている。

リッピ監督は「インテルやミランのどこにイタリアのサッカーがある? あれはイタリアのサッカーではない。」とコメント。
ジェノアなどイタリア人主体のチームを例に挙げ、「イタリアサッカーは別のところにある。」と主張している。

インテルがチャンピオンズリーグの準々決勝で敗れ、反対にバイエルンが勝ち進み、ヨーロッパリーグでもドイツ勢が勝ち続ければ、イタリアはUEFAのランキングでドイツを下回り、2011年からチャンピオンズリーグ出場枠をひとつ失う恐れがある。

『SPORT+MARKT』のジョルジョ・ブランブリッラ氏は、「11年から4つ目の出場枠を失えば、非常に厳しい状況となるはずだ。イタリアサッカーは再建を必要とするだろう。」と話している。




今シーズン、もしドイツにUEFAランキングで抜かれた場合、イタリアサッカー界を取り巻く状況はより厳しさを増すことになるでしょう。収益の面でも落ち込みが顕著になり、特に放映権料には変化が見られると思います。
インテル、そしてユベントスには更なる高みを目指し、ドイツ勢を上回る活躍を見せてほしいですね。ベスト8の抽選でバイエルンとの直接対決となれば最大の懸念を取り除くことも可能となりますし、今から楽しみにしています。できればCSKAモスクワとの対戦だけは避けてもらいたいです…。

新たなスタジアムはインテル、ミラン、フィオレンティーナ、ラツィオなどが構想を打ち出しており、着実に前へ進みつつあります。資金面や土地の確保などで難航しているものもありますが、将来的にはユベントス以外にも自前のスタジアムを保有するクラブが現れるのは確実でしょう。
税制の問題についてはイタリア政府や議会において審議してもらうよう、各クラブが要請してみてはどうかと思います。

セリエAがかつての強さを取り戻せることを願いたいですね。


source
Yahooスポーツ/編集ゆう

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