算命学では生年月日で命式を作ります。中には特別な条件を持っている人がいます。

◎生年中殺
◎生月中殺
◎生日中殺

のいずれかの生まれの人は良くお見かけするのですが年、月、生日すべてが中殺している人は非常に少なくなります。有名なところでは女優の永作博美さんとかAKB柏木由紀さんが該当します。

ところが昨日は気になって調べた人が2人いまして、調べると2人とも全中殺でした。清水健アナウンサー、もう一人は作家の吉永みち子さんでした。これは全中殺を扱ったほうがいいと思いまして、今日は全中殺をとりあげます。

全中殺の人はあまりに特殊すぎる命式でして、自分の生き方とか見つけるのに非常に苦労も多く、精神葛藤が多いでしょう。親、社会、パートナー、子供と誰からも理解を得られにくい・・・・だからこそ孤独に強くならなければならないし、独自の人生観を見つけていくことが必要とされます。

全中殺の中でも今日は作家、コメンテーターの吉永みち子さんにします。

さて吉永みち子さんをご存知でしょうか??

吉永さんの生い立ちは9歳で父が他界し、母子家庭に育つ。頭が良くて難関の高校に受かりますが、母子家庭ということもあり経済的に苦しくアルバイトをしながら国立大学進学。そして騎手と結婚。しかし母親は当たり前の平凡な生活を望み、騎手との結婚を反対されたそうです。「平凡に生きよ」という母の意見は当人には苦しかったそうです。

一方でその母は7歳で病死した吉永さんの姉を死後も可愛がっていたそうで、吉永さんには

「優しい子は死んで、優しくない子は生きている」

といい辛くあたり続けたそうです。まるで死んだ姉は優しい子で、吉永さん自身はそうでない・・と完全に否定されているも同然です。そんな母も吉永さんが42歳の時に死去。
母の生前確執の多かった吉永さんは、母が死去したあともイタコの元に行き、母の優しい言葉を期待するが、そこでも見事に裏切られた・・という。母の死後もなお母に愛されていたと実証を得たかった吉永さんです。


吉永さんの命式は

-陰占-
丙己庚
午卯寅

-陽占-
    禄存星 天貴星
調舒星 玉堂星 鳳閣星
天将星 調舒星 天恍星



◎寅卯天中殺
◎生年中殺
◎生月中殺
◎生日中殺
◎互換中殺


中心星は玉堂星で理知的でクールな印象の持ち主でしょう。直観力に冴えていて物事の真実を見抜く鋭さがあります。その感性の鋭さは作家や絵画といった何かを伝える方面で生かされるでしょう。ただ純粋に自分の自由を求めるので、反抗的態度に出ては周囲を困らせる面もあるようです。
日干は丙午ということで天将星+調舒星の表出。この組み合わせは最も難しいとされますが、芸術的センスもあるので作家とかむいているといえそう。また裏表がないのでまっすぐ物事を見据えるところも。母親へのこだわりは玉堂星生まれで身内への愛が強いこと。そのわりに玉堂星(母親を意味する)中殺となり、母との関係が不自然になりやすいこと。しかしこの日の生まれの方は不自然であってこそ、シナリオ通りなので周囲からみても大変ですし、本人も葛藤が多かったこととなりますが陽転する条件になります。
この他では、自分か家族の誰かが犠牲になっていくほど運が強いとされています。子供の頃から、いかに苦労して孤独を味わっているかが中年期以降の運勢の分かれ目になるでしょう。昔は丙午の女性は後家相などといわれましたが、家庭にとどまろうとすると運が低迷してしまいます。吉永さんも丙午生まれということ、また生日中殺、家庭の位置にエネルギー値はゼロで、もともと家庭は安らぐような場ではない人なのです。結局吉永さんの場合は離婚となりましたが、離婚されその後は作家とかコメンテーター、この他社会貢献活動をされているようです。

全中殺の人は運が悪いというより「普通じゃない」世界を歩むような人なのでしょう。

普通じゃない=一般からわかりにくい→理解されず孤独

と陥りやすいので、いかに孤独に強くなれるかということ。孤独というと友達を作らないということではありません。孤独にも身を置いてもブレない自分を持っていることだと思います。全中殺の人はとくに孤独への強さを求められる宿命なのだと思います。だから波乱な人生のシナリオをセットされているといえるでしょう。
孤独というとすぐ可哀想をいう人がいますが、他人に流され自分をもてないことのほうが余程可哀想なのかもしれません。孤独でも流されない自分になることが全中殺の共通するテーマなのではないでしょうか。



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