ペダル関連、せっかく多数のアクセスを頂いているのに日が開いてしまってスミマセン。決算セールなどなどでドタバタしておりまして、さらに台湾に逃げ出した店長の責任です。そうです、僕の責任です。

というわけで、前回は LOOK KEO2MAX 中心に LOOKの解説をさせて頂きました。ちなみにLOOK編①は同業者受けが良いというか、「わかる~!」とか「俺もあれ使ってた~」とか、「店長なんで水着の女の子とパンク修理とかの企画に出てんの?」とか台湾でお会いした方にもたくさん言ってもらえました。さっき読み返してみたら、「ひでえ内容だな、、、」と思いましたがスルーします。


さて、KEOシリーズの頂点となる KEOブレード シリーズですが、

現在の最高峰モデルは、KEOBLADE2 チタニウム となっております。



圧倒的に広い踏み面ですが、その踏み面は前後ではなく左右に大きく広がっています。ルックの持つ返しの良さを損なうこと無く、ガッシリした安定感を生み出すための工夫ですね。初代のブレードはカーボンスプリング部分が幅狭でしたが、ど真ん中にがっしりカーボン板が入っています。細かい数値的な話はちょっと省略して。。。

いきなりですが、

このペダルにグレードアップして、ちょっとペダリング調子悪くなっている人いませんか?

(ひぇ~問題発言!?いや真意は後述します!!)

はい。僕です。BLADE2がしっくりこない。

KEOブレード2は、他のLOOKモデルとは異なる数値で出来上がっています。その最も大きい部分が、、、

厚み(スタックハイト)

です。KEO2MAXシリーズやブレードの前作は、 スタックハイト15.7ミリなのですが、BLADE2では 13ミリ に変更 されています。薄くなっています。ペダル軸中心と足裏の距離が近くなることで、その間で損失されるエネルギーは軽減されます。が、”足首の返し”の間隔などは大きく変わってきます。足首が描く軌道が変わるのです。

錦織がここ10年ちょいで最も使用期間が長かったのが初代のKEOカーボン・チタンだったのですが、それと比べると4ミリくらい変わっています。半端ない変化です。さらにBONTとか履いちゃってるから違和感パネエ!!という状態で未だに抜け出せていないのは、僕が練習をしていないからwww

そんなわけで、最初にブレード2に変えた時は、踏みやすい / 足首安定する / 上死点と下死点違和感すごい有る / 外しにくい / フローティングしにくい というような感じでかなりネガティブに感じました。

もしかしたら、同じ感触を持った人もいるかもしれません。特に初期状態だとそう感じてしまうかもしれないです。

しかし、使っているうちに

踏みやすい → これは変わらない。面積が広くて、足場がしっかりした感触は歴代ルックのなかでも最強。

足首安定する → これも踏み面の広さから来る感触でしょうが、左右にせり出したエラがバイクを振った時にも足裏を支える感あり

上死点と下死点の違和感 → これは現在も対策中ですが、シマノから出ているクリートスペーサーを使おうと思っています。個人的にはあと2ミリは距離を離したいです。もしかしたらもっとになるかも?


いろんなメーカーから出ています。ポジションを突き詰めるとワリと必要になってきます。

外しにくい → スグなれますw 最初の1個目に買うたぐいのペダルでわないでつ。慣れてからのほうがいいでつ。

フローティング微妙 → これもクリートの馴染みが出たらそんなでもない。


というわけで、やはり最高級モデルなのは間違いないのです。ただ、コンセプト的にシリアスな競技者の 瞬発的な踏み込み に対応するべくモデルチェンジしてきていますので、 踏んだ時の感触 よりも 踏みにくいところの抜け を重視するタイプの人は、BLADE2ではなく KEO2MAXブレード (スタックハイト14ミリ) や KEO2MAX (スタックハイト15.7ミリ) のほうが相性がいい人もいるでしょうね。

これだけの理由でBLADE2は競技者用と考えるのは尚早です。
薄いスタックはスペーサーで調節できますが、逆は出来ません。BLADE2は、Qファクターもスタックもラインナップ中最大の調整幅を持っているとも言えるのです。

このペダルに限ったことではないのですが、 ポジションに関連する重要な接触部位=ペダルシステムに関しては、買ったままだけではなく、買った商品のスペックを把握して自分に合わせることが大事 です。

自分が一時的にミスっているからこそ、ドヤ顔で言います。自転車屋は失敗しないんじゃなくて、失敗を含めてアイテムをしゃぶり尽くすことがナイスであり、HENTAIだと昔のエロい人も言っていました。



同じブレードでもKEO2MAXブレードは スタック14ミリ
もしかしたら多くの日本人ライダーにはベストバイのひとつになるかも?




んで、長くなりましたが、なんでこんなにいろいろ書いたかというと、ビンディングペダルをお探しの皆さんの多くは、

「なんかいいペダルブランド無いかな? 自分に合うのどれかな?」

と思って探していると思います。

そして、様々な情報元から発信される内容の多くは 「シマノはこう。ルックはこう。スピードプレイはこう。」というような情報だと思います。

しかし、実際には LOOK ケオシリーズ としての分類だけでも、全く別な数値を持っている商品がラインナップされています。

足の裏に感触が伝達されるまでの間に、靴下、靴のソール厚み、クリート厚み、ペダル厚みという要素が入ってくるので、あまりザックリした情報というのは頼りになりません。

既にビンディングを使っている方には釈迦に説法ですが、あと少しペダルと自分のシンクロ率を上げたいと思ったら、徹底して自分のペダルモデル、シューズ、インソールなどを把握し、見なおしてみることをおすすめします。失敗も含めて重要な情報になります。

これからビンディングを始める人は、どれがいいかを探すのも大事ですが、もっと大事なのは 選んだモデルを自分に合わせるまで突き詰めることです。そのためにも気に入ったものを選ぶことは大事ですね。

20年近くルック使っているくせにベスト状態に達していない僕が言うのも何ですが、それがまた楽しいところでもあります。ペダルとシューズが良くても足の調子がベストでないとダメかというと、、、個人的にはコンディションにこだわっているうちに、さらに楽しくなるから走るようになる。と都合よく考えてもいます。僕にとってはLOOKペダルが最も好みのタイプですが、まだまだ攻略の要素は多く、ペダルフィッティングという恋愛シュミレーションをまだまだプレイできるようなものです。人はそれを PEDAL-HENTAI と呼ぶことも有るようですが。。。



次回はタイムをピックアップします。