LOOK KEO編です。 錦織はLOOKペダル大好きです。なので偏りがあるかもしれません。あるでしょう。たぶん。

店頭では、 「LOOKはクリートがスグ減るから嫌だ」 「大した特長がないんじゃないの?老舗ってだけでしょ??」 「なんかプラスチックのオモチャみたい」 「SHIMANO SPD-SLに似てるよね (逆でしょ!!??)」 「けっこう厚みあるからダイレクト感に乏しいんじゃない?薄いほうがいいんでしょ?」 などなど、わりとけっこうディスられる?ことも多いですね。

ま、好き嫌いのあるものなので、嫌いな人から批判的な意見が出るのは仕方ないのですが、、、LOOKペダル歴20年の店長としては血涙が止まりませぬ。


錦織人生初のビンディング PP-66
コアファイターのような形状。高い耐久性と抜群の回転性だった。



まずLOOKがビンディングの元祖だとかいう話は、もうどうでも良いのです。 (←ひでぇ!)

今更、元祖だなんだというところにアドバンテージを感じて、あぐらをかいているようなメーカーは生き残れません。しかし、LOOKは生き残っています。初代のデルタクリートからKEOにモデルチェンジしただけのシステム変更で生き残り、高いシェアを維持しています。”元祖だから”なんて理由ではサヴァイブ出来ないくらいには自転車業界は厳しいですのよ。


かかとのダイアルでフリクション調整も可能だったPP-296
カラフルで先進的で物凄い人気だったと思います。



●LOOKペダルはなぜ生き残る?

作っている人には”生き残る”なんて言い方は失礼ですが、文章の流れで敢えて書きました。

1984年の初代LOOKペダルの登場以降、様々なシステムが競合として登場しましたが、現在まで展開が続いているメーカーは本当にごく一部です。消えたメーカーが悪いとは言いませんが、時代の流れとともに人間工学の適用範囲は拡大し、ペダリングの解析が詳細に進む中でもLOOKペダルの存在は中心軸であったことは間違いないのです。

フリクション調整についてのアプローチやQファクターに関してのアプローチでは、目立たないながらも常に先進性のあるブランドでもあったのがLOOKですね。





2000年近辺に登場したCX7はQファクター/カント角(足首角度)を調整できる世界唯一のトンデモナイペダルだった。
デルタクリート時代の究極にして、行き止まりだったのかもしれない、マニアなら夢を感じるアイテム。
当時の錦織は、絶賛他社商品浮気中だったので買わなかった。後悔しています。
誰か未使用品持ってませんか? まぢで。

2004年にKEOシリーズが登場し、高機能かつ大型化、複雑化してきたデルタシリーズからコンパクトで軽量なKEOシリーズに移行。KEOシリーズ初期のものからKEO2シリーズへと発展する中でベアリングシステムも成長し、体感できるレベルでスルスル回るペダルになっていきました。


このペダルに至るまでの間に他社にどれほどの影響を及ぼし、
そしてLOOKペダル自身を発展させてきたのかを想像すると 胸熱すぎて、プロジェクトX!

20年、30年という時間のなかで ルックぽいもの っていうのは相当数登場してきています。でも、やはりLOOKがいいのです。

元祖にして先進的な挑戦を繰り返し、時代の変化とユーザーの要求にもきちんとした対応をする。そしてまた新しく提案する。 このサイクルを欠かすことのないLOOKペダルは、古くからの愛用者には信頼、安心感と共に、後述する不変のフィーリングを与え、 新しいユーザーには常に時代にあったものを提供してくれるわけです。

さすがの僕も今の売り場で、激烈に重い金属の塊だったPP-296を売ろうとは思いませんw KEOがあって、さらにそれが進歩するからこそ好きなのです。このアプローチサイクルがあるかぎり、LOOKユーザーは減ることがないでしょう。


●じゃあLOOK KEOのペダルってどんな感じなの?

バリバリの私見で書きます。まず、僕はLOOK的なシステムとも言えるSPD-SLも使っていた時期がありますし、というか現在の有名ドコロは全部試しています。そのうえでの感じた表現です。

ダイレクト感というか、ドン!と踏み込む時の安定性や足裏に返るしっかりした感触はスピードプレイやSPD-SLに負けるように思います。(私見です)今使っているKEO BLADE2は逆にがっしり感じるのですが、KEO2MAXなどは足裏とクリート、クリートとペダル面積の広さでは大した面積ないっすね。正直、僕はBLADE2よりもKEO2MAXのほうが自分にしっくりくるということを数万円の出費の末に確認したわけです。ヨカッタ、ヨカッタ。

じゃあなにがいいんだ?って話になるわけですが、僕とスタッフ佐藤の共通の言い方では、

返しがいいィィ!!

コレに尽きます!ホントに表現難しいんだけど、まぁ、たぶん公式に許される範囲のはずw

ペダリング中に足首は角度を変え、加える力は変化します。あらゆる角度で、異なる入力を求められていると行っても過言ではありません。 人間の関節動作が、真円周上をなぞるペダリング軌跡に向かない仕組みの中で、変化に対して柔軟でいられる味付けというのは物凄い武器なのです。

薄いペダリングシステムで、足首の動きに違和感を感じたり、上死点/下死点がギクシャクするようなフィーリングに悩む人には、一度試すだけの価値がLOOKにはあると思います。もちろん合わない人もいるでしょうが、ロードのビンディングシステムにおいて最大公約数とも言えるLOOKを試す意味合いは小さくないはずです。

かなり乱暴な表現になりますが、 かかとが上げ下げしやすい(う~ん表現むずかしい?) という言い方もありかもしれません。アンクリング(足首を大きく動かすペダリング)を推奨するわけではないのです。が、LOOKペダルを愛用している人で踏み込んだ瞬間のダイレクト感以上に、足の回転の引っかからなさを重要視する人は多いと思います。



そして、この辺の話をスタッフとしている間にいろいろ脱線して、大変なことになるのですが、それはまた別のお話。。。

とりあえずLOOK KEOの話は歴史的なところで長くなっちゃったので次回に続きますw すみません。