前回のDEFY ADVANCEDが、非常にアクセス数が多くて嬉しいと同時に 「くっぅぅ、オタク臭い表現を書き直したい」と猛省してます。書き直す体力もないから放置で。 http://ameblo.jp/fortunebike/entry-11507715495.html

店長、自転車好きだから擬人化しちゃうんですか? と聞かれることが増えましたが、それ多分僕だけでは無いですよね。名前つけている人もいらっしゃると思いますし、そうではなくても、乗ってる時とか無意識に「二人称」になってたりすることあると思います。機材スポーツの面白さでもありますね。

さて今回は
「彼女にするなら、この自転車」
と表現したことで、「なんか錦織さん言うといやらしい」と好評?のピナレロ ROKHです。

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まぁ、そのROKHオーナージャナイ方は「やっぱピナレロはONDAだろ?」と思う部分があると思うんですよ。なんでバックスステイだけ普通にカーブしちゃってんの?みたいな感触ある人もいらっしゃると思うし、確かにピナレロの代表的なビジュアルはONDAに代表されていますからね。

わかります。そのお気持ちわかります。

ですが、ROKHは細部からして「これぞピナレロ!」という作りこみに溢れていて、しかも乗りやすい。そりゃ乗りにくい自転車ですなんて、そうそう出て来ませんけど、ROKHは「今日買って、明日ロングライドに即行きたくなるレベルの快適性むしろ居住性」ですね。

ROKHには何度も乗っていますが、これという「際立ったホニャララ」を伝えてくることがあまりなくて、「ふんふん、乗りやすいよね」っていう感じだったんですよね。ところがインプレバイクのホイールがこれだけシマノR-500で、これはちょっとそのままはオカシクなるなぁということで、FFWDとGIANTのホイールに交換して走って見たんですが、そういうふうにするとROKHというバイクがどれだけコッチに合わせてくれる懐の深さがあるかを痛感したのです。

今回4モデルの中では、カーボングレードも一番低かったし、コンポも他がアルテの電動だったりと地味なポジションだったのですが、こんな性格の良いバイクがこんなに近くにいたとは!!

これはまさに、金髪ツンデレやミステリアスでオッドアイな控えめ美少女、文武両道な大和撫子などなどにうつつを抜かしていた間も常にこちらのことを気遣ってくれた幼馴染の地味で普通の女の子のような存在!!!!!!

お、おまえ、俺のことをそんなに優しい気持ちで包んでいてくれたのか!ごめんよ~

俺が ROKHでなし だったよぉぉぉ!!(泣)

どう?どう?上手くないスカ、今回! ( ̄ー+ ̄)ドヤ顔

うん?大阪のカワシ◯サイクルあたりから 「頼むから!!おまっ、もう黙れ!!!」 って聞こえた。たぶん、気のせい。うん。

自転車フレームって、レース指向性が高くなると、レース中の加減速に対応するべく剛性を高めて反応性を上げていくわけですが、ライダーの疲労度合いによっては過剛性を感じざる得ない場面だってあるわけです。それが普通で、フレームが悪いわけではないですよね。鍛え方や疲労なんかを含めたコンディションの問題なわけです。

恐ろしいことに ROKH には、その「疲れてきたからシンドくなっちゃった」感が恐ろしく出ないのです。もちろん上位モデルのDOGMA-Kも素晴らしいのですが、高弾性カーボンならではの反応性の高さはあるわけです。なのでROKHはもっとだるい感じになるかな~と過小評価していたのですが、「レース中とかのシッティングのままでペースをギュワッ!っと上げなきゃいけないシチュエーション以外では全く問題なし!!!断言できます!」

それもそのはずでバックステイのカービングで、振動で「変形した後、元に戻ろうとする時間を意図的に遅らせる」以外は QUATTRO とかとほぼ同じなんですよね。ONDAフォークはベクトルをずらして変形方向や振動の伝播方向を変化させることが目的なので、ギャップのあとも素早くビタッ!と戻ろうとしますが、ROKHはサス付きMTBとかと同じでやや変形させ、戻りに微細なラグを発生させることで接地能力を上げているわけです。

リアを変形させている分だけ、BB周辺の剛性をドカンと上げて、そこをペダリングを安定位置にするのは各社と同じですが、ROKHのメイン三角ってリブも入っててイメージよりごついんですよね。なのでペダリングの入力がブレているとか、ロスしている感じは全然ないですね。

スカッとした軽い反応性が返ってこないのは、ヘッドアングルを寝かせて直進安定性に振っているから。 ※通常よりも2度くらい寝てます。サイズによって変化します。

もしも 「一人の時間が欲しくて自転車を探している」 という 「自転車ぼっちタイムをエンジョイしたい派」 の人がいたら、ROKHは本当にオススメですね。僕なら捻れ剛性が高めのホイールを入れて、どこでも行けるバイクにするか、50ミリのリムハイトに26cとか28cを履かせて、ハイパークルージングバイクにしたいです。

ROKH は、レーシングロードと新しいロングライドモデルの本当にちょうど真ん中だな~と剛性がとかじゃなくて、性格が。もうここまでバランスいいと、むしろ性格ですね。この性格には、ちょっと他社は追いつけないと思います。そもそもONDAというビジネス的なアイコンを除しても、性能とバランスを追いかけてきた結果なわけですからね。

おすすめです。