夕暮れ時の公園
テーマ:ブログ夕暮れ時、近所の公園を散歩した。
高層ビルに隣接した、大きな公園だ。
その公園は都心でありながら、
大きな木が繁る緑豊かな場所だ。
私はよくここに来る。
身近でありながら、非日常と季節の移り変わりを感じられるから。
休日などはコーヒーを持参して、
ベンチに座り読書などもする。
梅雨の夕暮れ時、
雨は降ってはいなくとも、
濃密な空気が木々の陰を埋め尽くしていた。
公園は帰りを惜しむ恋人達、
ねぐらに潜るじかんを待つホームレスが、
薄暗がりに浮かぶベンチに座っている。
時折、犬を連れた人がその前を通り過ぎていた。
周囲より少しひんやりした風が、
半袖の腕を撫でてゆく。
木立の中を歩きながら、
ふと立ち止まって深く深呼吸してみる。
休日の高層ビルは静まりかえり、
黒く大きな岩山のように見下ろしている。
この公園は人生の縮図のように、
様々な人が集い、
木々の下でそれぞれの時間を過ごしている。
濃密な空気と闇に包まれたその時、
そこは不思議の国の入り口にもなる。
イマジネーションを膨らましてみる。
茂みの中から大きな生物の足音、
木立の間から光る大きな瞳、
霧と共に流れてくる怪しい歌声・・・・・
子供の頃は、こんな妄想を楽しんでいた。
そんな自分を思い出す。
妄想を楽しんでいながら、怯えていたりもする。
日常から離れてみる。
それはお金をかけて旅行に行かなくても、
映画館に行かなくても、
こんなふうにできるものだ。
バカバカしいなんて思わないで欲しい。
脳はリラックスして、
それを楽しんでいるのだから。






