かざにゅもn/a>

サブタイトルは

「日本誕生から破局噴火まで」

2015年5月10日第1刷発行

¥740(+税)


著者は東大理学部卒

長く北海道大学教授,同大地震火山研究観測センター長

国立極地研究所長を歴任された人です


最も 納得できたところは

火山の噴火予測など 科学的に根拠となる

指標も何もない という指摘


では 気象庁はどんな根拠で“噴火警戒レベル”を

出しているのか

何と(言われてみれば ごもっともなのですが)

過去の噴火の記録から こうなると 次はこうなる

と 「経験と勘」で 予想しているだけ・・・


著者は 明言しています

火山噴火の予測は(天気予報のように正確には)できない


先に起こった 御嶽山の噴火について

(2014年9月27日)も

著者は こう 語ってます


当時 御嶽山は 気象庁が出す活火山の

「噴火警戒レベル」「1」でした

警戒レベルとしては最も低いもので

「平常」 とされていた

山頂を含めてどこに登ってもいいというレベルだった

つまり 気象庁は「安心情報」を出してしまっていたのだ


《その後 気象庁の火山噴火予知連絡会では

報 道 発 表 資 料平 成27年 6 月15日
気 象 庁
第132回火山噴火予知連絡会
全国の火山活動の評価

において

「噴火警戒レベル1(平常)」をあらため 

「噴火警戒レベル1 活火山であることに留意

という文言を付け加えました》


このことについても著者は


しかし「平常」を「活火山であることに留意」と文言を

替えただけでは,何も変わらない。

噴火口がある山頂まで行っていいことも

「噴火警戒レベル」の設定が経験と勘に頼ったもので

しかないこともそのままだからだ。

 活火山であることは先刻知らされているはずだ。

あえて言えば,レベル1のときに火山災害が起きて

しまった場合の責任を登山者に押しつけて,

お役人の責任を少しでも軽くしたいだけのものだろう。


と断言しています


また 地震 噴火 と 原子力発電所の立地についても

著者は 日本に原発は「不向き」だと断言しています

その論拠を明らかにしています


著者の島村氏は写真で見ると

穏やかな 大学教授然とした 風貌ですが


島村


かなり 「怒っている」人です



本の題名が「火山入門」と “ありふれていた”

ため 私は またこの手の本か(国民の不安に乗じて

本を売り込もうとする)と思って

書店で見ても 手もふれませんでした



被災地をこの夏訪れて

津波 地震 噴火などの本を 読み返す中で

購入することに・・・



とっても 良心 あふれる

意気盛んな 本でした






AD