週末になり、野菜以外残っている食材は鶏の胸肉1枚だけです。親子丼にでもしたら充分すぎる量ですが、それでは週末の食卓を彩るにはちょっと不満足です。

しかし、他に主立った材料もないし・・・

あと何か使えるものはないかなぁ~・・・・ありました。アンチョビが・・・

この二つがそろうと今度は、色々とレシピが浮かんでどれにしようかと悩んでしまいました。

でも、あまり時間もないので手っ取り早くできるものということで、今回は、鶏胸肉を薄くそぎ切りにしたものに、大葉と一緒にアンチョビをたたいたものを少し塗りくるくると巻きカツにしてみました。

大葉はよくお刺身に添えられます。これは、薬味として味、香り共にお魚と相性が抜群というのも確かですが、一番はワサビ同様魚介類の食あたりを防ぐ役割があるからです。そんなことからも、大葉は決して今の季節のものではありませんが、お魚料理には、少し添えておくといいかもしれません。

今回は、アンチョビの濃い味を大葉がカバーしてくれ、さっぱりとした仕上がりになりました。このカツの他に、玉ネギのフライ、そしてたっぷりの千切りキャベツを添え、あとはいつものように野菜をたっぷりと入れたミネストローネで週末の御飯が出来上がりました。


アンチョビチキンロールカツ

材料    2人分
鶏胸肉     1枚   
アンチョビ   2切れ   包丁でたたき細かくする
大葉      4枚    縦半分に切る
白胡椒     少々
玉ネギ     小1ヶ   8等分の半月切り。楊枝を差しばらけないようにしておく

小麦粉     適量
溶き卵     適量
パン粉     適量
サラダ油    適量

作り方
1)包丁を斜めにして、鶏胸肉を薄い大きめのそぎ切りにしたものを7~8枚作ります。
2)そぎ切りした鶏肉を広げ、白胡椒を振り、細かくしたアンチョビを薄く塗り、さらに大葉をのせ端からくるくると巻きます。
3)巻いた鶏肉、切った玉ネギを小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけ180度に温めたサラダ油できつね色になるまで揚げます。
4)揚げた鶏肉は半分に切り、タマネギは楊枝を取り除いて盛りつけます。

*アンチョビをたたいた梅干しに換えると、さっぱりとした和風な仕上がりになります。