お正月も過ぎ、普段の生活に戻っているにもかかわらず、未だどことなくお正月の疲れが残っています。

昔から、正月7日には七草粥を食べて疲れた胃を回復させたというのもうなずける気がします。我が家でも七日には、七草全部はそろえませんでしたが、”すずな、すずしろ”いわゆるかぶとお大根のお粥を炊き、それに大根の葉をあしらったものをいただきました。
これは、寒さも厳しいこの時期には体の芯から温まり、胃のみならず体全体の機能を回復させてくれるように感じます。

体を温めるという意味では、生ものを使わない中華料理もその一つです。中華料理と言うと、油をたくさん使うことを気にかける方も多いと思いますが、油の量を少なくして野菜を多く使い、動物性の変わりにかまぼこや竹輪を入れると、お肉を多く使う必要もなく満足感も得られます。その為、我が家ではよく中華料理をアレンジして使います。

中でも春巻きは、入れる食材を色々アレンジすると、中華になったり和食っぽくなったり、時には洋食っぽい仕上がりにもなるので、ちょっとボリュームに欠けるときや、野菜を色々使いたいときには重宝するのでよく作ります。

今日はそんな中から、野菜春巻きをご紹介しようと思います。具には、玉ネギや竹輪を使うので、中華というよりもどちらかと言うと和食に近い感じの春巻きになります。今回使用した野菜は、有り合わせのもので作りました。こんな風に、これといった決まりはないので、色んな野菜でお試しください。きっと作るたびに新しい味の発見があることと思います。


一緒にいただいた他の献立です。

雪具沢山みそ汁(大根、人参、ごぼう、里芋、豆腐、油揚げ)
雪だるま塩鮭の焼き物
雪サツマイモの甘煮・・・お醤油を少なくして、昆布だし、少量のお砂糖とみりんを加えて煮たもの
雪だるまもずくとキュウリの酢の物
雪白菜の浅漬け




にんじん 野菜春巻き ピーマン

材料   春巻き小10本分
春巻きの皮     小10枚
もやし       1/2袋
玉ネギ       1/2ヶ    薄くスライス
人参        3cm    千切り
ピーマン      1ヶ     千切り
竹輪        小2本    真ん中で2等分し、さらに縦に半分に切り、それを端から細く切る
サラダ油      大さじ1
顆粒中華スープ   小さじ1
日本酒       大さじ1/2
フィッシュソース  小さじ1・・・ナンプラー、ニョクマム等
醤油        大さじ1
片栗粉       小さじ1+1/2
水         50cc
胡麻油       大さじ1/2


作り方
1)小さいボールに、水、日本酒、フィッシュソース、醤油、片栗粉を入れよくかき混ぜます。
2)温めたフライパンにサラダオイルを入れ、玉ネギと人参を炒めます。少ししんなりとしたら、もやし、ピーマンと竹輪を加え、よく炒めます。
3)次に、1)で合わせておいた調味料を加え全体によく絡めます。味をみて、薄いようなら塩少々を加え味を整えます。また、具はあげた時に油がはねないように少し固めに仕上げます。もし、とろみがたいない場合には、もう少し水溶き片栗粉を加え、固すぎる場合には、お湯をさして固さを調整します。
4)最後に胡麻油を回しかけ全体を軽くかき混ぜます。
5)具が少しさめたら、10等分して春巻きの皮で包みます。包み終わりの部分を少量の小麦粉(分量外)を同量の水で溶いたのりでつけます。
6)180度に温めた油で軽く色がつくまで揚げます。

*春巻きの皮は、準備を始める時に冷蔵庫から出しておき、少ししたら一枚ずつはがしておきます。また、包むときは、表面が少しつるっとした方を表になるように包みます。包み方は、春巻きの皮の包装部分の説明を参考にして下さい。