しばらく休んでいたこのシリーズですが・・・




接眼部を換装いたしました。


んで、接眼部を換装してからの、「ファーストライト(セカンドステージ・・・(笑))」を、梅雨の合間の晴れ間を狙って、昨夜行いました。対象は薄雲を通してなんとか肉眼でも見えている土星。




最初にペンタックスXW14mmで土星を導入。「ん?ピントが出ない・・・」。アメリカンサイズのスリーブのプロファイルが短すぎるようで、ドローチューブをいっぱいに引き伸ばしてもピントが出ません。アメリカンサイズのスリーブを、タカハシの物に替えたらピントが出ました。ヤレヤレ。いろいろと手がかかるものです・・・が、このように手がかかると、なぜか愛着が湧いてくるのも事実です。
さて、肝心の見え味ですが・・・
Gooood !!!
です!!

昨夜は雲がどんどん湧いてくる生憎の天気でしたが、シンチレーションは比較的安定していたようです。ニコンNAV-5SW+Eic16 で、320倍まで上げましたが、充分にシャープ。まだ倍率を上げられる余裕がありそうです。コントラストも思ったより低下しておらず、本体の模様も良く見えてます。さすがにTOA150と比較すると、像の「精緻」さでは負けますが、これが売価にして約1/40でここまで見えちゃうなら、なんか笑ってしまいます。普段の観望や、Webカムでの撮像なら、必要充分な像質ではないでしょうか。TOA150と比較して軽い分、こちらのほうが稼働率が上がりそうです。あとF5ということで、光軸がシビアかな・・・とも思いましたが、センタリングアイピースとチューブでの調整で、惑星の観望、撮影なら充分実用域には持っていけるようで安心しました。
ただ。使うアイピースを選ぶかもしれません。というのも、同じ焦点域になるテレビューのRadian3mmだと、NAV-5SW+Eic16 ほどシャープな像を結びませんでした。ここはもうちょっと検証したいと思います。
いや・・・ニュートン式反射望遠鏡を舐めていました。

激安なので、キチンと造られてるかは疑問でしたが、ミラーの精度はかなり良いようです。巷で言われてるほど、鏡筒自体の造りも頑丈で悪くありませんし。いやあ~これはお買い得でした。梅雨が明けたら・・・いや、梅雨の晴れ間にも、その軽さを活かして活躍させたいと思います。
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元々、自営業で休みがそんなに取れず。最近はその休日でさえ仕事が入って忙しいのですが・・・。まあ、仕事が順調な分、身入りもあり機材に投資できる・・・ということもあるのですが、こう時間が無いと、やはり「お気軽」に「チョイ見」できる望遠鏡が欲しくなります(^o^;)

・・・あ、買いませんよ。あくまで理想論です。

さて。天体望遠鏡はどうして「重い」のでしょうか・・・って、なんか変なクエスチョンですね。天体望遠鏡が全部重いわけではないので。しかし、きちんと作られた天体望遠鏡は。特に撮影を重視した機種は重くなる傾向にあります。この点を、FSQ106EDとFSQ85EDの比較で見ていきたいと思います。



                     FSQ106ED断面図(クリックで拡大します。)



                    FSQ85ED断面図(クリックで拡大します。)

どちらも撮影用の望遠鏡ですが、なぜこの二つの比較を持ち出したかというと、85のほうは106を叩き台にして、様々な面で軽量化とコストダウンのアイデアが盛り込まれてからです。

FSQシリーズがカテゴライズされる「ペッツバール」という光学系は、前後のレンズ群でパワーを分散させるので、本来は材料の歩留りがよく。組立公差にも鈍感で、量産には向いた光学系・・・と聞いたことがあります。しかし、タカハシは前群。後群のレンズエレメンツを分離して、それぞれのレンズにパワーを持たせ。役割を与えることで、撮影にも眼視にもたいへん高い性能を発揮させることに成功しました。むしろ、106。「New-Q」は、三枚完全分離型のTOAにフラットナーを組み込む・・・そこから設計の発想が始まった光学系と言ってもいいのではないでしょうか。ペッツバールのような光学レイアウトを取っていますが、本質はペッツバールとは別物と言ってもいいと思います(事実。FSQ130EDは、まさに三枚玉完全分離型の前群に、レデューサー/フラットナー効果を持つ後群を備えた形に発展しています)。それぞれのレンズ単体で役割が決まってるので、パワーの分散どころかパワーが加算。乗算されて性能を発揮するので、ほんのちょっとの交差のズレで、そのパワーが間違った方向に加算。乗算されてしまいます。そのためそれぞれのレンズにきちんとした調整機構を持たせたレンズセルが必要です。さらに広いイメージサークル(直径88mm)を活かすために、接眼部も非常に太く。フォーカサーとレボルビング機構も非常に凝った造りで、それが重量とコストを上げる要因になってます。

さて、FSQ85ED。「Baby-Q」です。まずこの機種はフルサイズ対応(直径44mm)に的を絞り、初めから広いイメージサークルの確保を犠牲にすることコストと重量を下げています。三枚目のレンズが、より後ろに配置され、ほぼ前群と後群に分離され、従来のペッツバールの光学レイアウトにより近くなっています。さらに前群を「錫箔」による軽微な分離にして、限りなく密着させています。こうすることで広いイメージサークルを確保することが出来なくなりましたが、後群のレンズ径を小さくでき(材料費が浮く)、ペッツバールの「組み立て公差に鈍感」という長所がいきてきて、鏡筒構造もかなり簡素化できるようになりました。接眼部も従来のタカハシの物と基本的な設計は同じです。

FSQ106EDが登場したころ。さかんに「接眼部や鏡筒構造を簡素化して、眼視に特化した安価なバージョンが出してほしい。」という声が聞かれましたが。FSQ85EDの登場は、ある意味その声にタカハシが応えたのではないでしょうか。なのでコッソリではありますが、眼視での使用も推奨してます・・・(http://www.mmjp.or.jp/takahashi-sb/)。とはいえ、口径をダウンし、基本設計と構造を見直して、約4割の重量とコストカット。おそらくFSQ106EDの光学レイアウトでは、鏡筒の、主にセルの部分の簡素化は不可能で、その他の部分を簡素化しても、大きなコストダウンは見込めなかったのではないでしょうか。両方の鏡筒を見てるとそう感じます。

・・・・で、何が言いたいのかというと。精密機械である天体望遠鏡に、高い光学性能と使い勝手を盛り込むと、どうしても重くなってしまう・・・ということだったかな?

おそらく続きます。
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多くの星好きの方が、この命題に悩まれていると思います。

「星」。「天文」という、たかだか一分野ですが。他の趣味でもそうであるように、こだわればこだわるほど、その道具に対する要求も強いものになってきます。

かくいう自分は、4年前に天文趣味に復帰してからは、ほぼ「性能重視」で機材を選んできました。



                          タカハシ FSQ106ED

屈折系アストロカメラに位置付けられますが、眼視性能をいささかも犠牲にしない性能で、タカハシ製品の中でもたいへん高い人気を誇っています。



                    タカハシTOA150B + ビクセンAXD赤道義

TOAシリーズは、屈折系では現時点で最も高い結像性能をもつことに異論を待つ方はいないと思います。色収差は皆無といってよく。従来の屈折系とは明らかに一線を画します。またビクセンのフラッグシップ赤道義「AXD」は、重いことを除けば本当に「カンタン」な赤道義で、強度も十分。TOA150Bの巨体を苦も無く支えます。

この機種。特にFSQ106EDと、TOA150Bを入手してから。昨年一年は鏡筒に対して物欲は湧きませんでした。ほ~っと安心していたのですが・・・



晴天の霹靂で、激安のニュートン式反射望遠鏡。セレストロンC8N。20㎝反射を入手いたしました。だんだんいじってるうちに、「反射式恐れるに足らず!!」と思い始めている自分がおり・・・

はてさて。自分は天文趣味において。観望~撮影どちらも興味があり、目的が定まりません。それが機材が増えていく要員でもあるわけなんですが・・・( ̄ー ̄; 上記、主力機材についての使い勝手を勝手に書き記してみると。ああ、FSQとTOAに関しては、「性能には全く問題なし。」ということを最初に言っておきます( ̄∇ ̄;) 。なのでこの二機種については、マイナスポイントのみの羅列になると思います。

タカハシ「FSQ106ED」
まず重い。そのコンパクトな外観から想像するより重いです。ポルタ経緯台には積めません。あと、その抜群のフラットフィールド特性を生かして、「RFT(リッチ・フィールド・テレスコープ)」的な使い方も期待していましたが、ドローチューブの合焦ストロークがわずか3センチであるため、アイピースを交換すると接続リングの構成を変えないといけないのは、たいへん煩わしいです。ただ重さが5Kg以下なら、間違いなく自分の「一生の友」として決定していたでしょう。

タカハシ「TOA150B」
重い!巨大!!最初、届いた実物を見てひきました・・・(・・;)。とにかくTOA150Bに関しては、ここだけですが、ここが大きなマイナスです。せめてあと5Kg軽ければ・・・。近い将来。屋上に観測所を設置してからフル回転してもらう・・・予定です。

セレストロン「C8N」

先日のファーストライトで、かなりの鋭いイメージを結ぶ優秀なミラーということは確認できました。各部の作り云々はここでは語りません。それは仕方ありません。改造して自分色に染めます。で・・・ここでも自分にとってマイナスは・・・デカイ・・・

最近は腰を痛めたり、その他にもケガが続いてることもあり。また雑誌に撮影した画像が(たった一回だけですが・・・)掲載されたこともあり、特に撮影へのモチベーションが昨年の50%・・・といったところでしょうか。それでも「星を見たい」気持ちはあり、しかも「もっと手軽に。」という欲求が強くなttきてるところです。

たぶん・・・続きます( ̄ー ̄;




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