さて前回の続きです。

 

ナンバ走法の二つの特徴でしたよね。

(1)サッカーにうってつけの走り方

(2)短距離だけではなく、長距離でも使える走り方

 

これについて、お話します。

 

 

1.「とも」小学五年生の運動会リレー

 

先ずは、「とも」が小学五年生の運動会リレーの走る様子を見ながら、ナンバ走法と前回の記事で紹介したトレーニングの関係をおさらいしましょう。

 

白の14番が「とも」です。

スタートダッシュで一気に加速…、後はスピードに乗ってスイスイ!と走り切っています。

 

 

地面反力もしっかり利用しています。

 

これは、足裏を地面にペタッと付けてしまう「フラット接地」と関係します。

ふつうの人が走る時、カカトが浮いた状態で、拇指球を使って地面を蹴ります。

でも、カカトを浮かした蹴り方は、スタートダッシュの前傾姿勢を維持するときだけ有効なんです。

(カカトを浮かせないと前傾姿勢は維持できないから)

 

ところが、中間走に入ってもカカトが浮いた状態を続けると、地面と足裏との接地面積が少なくなるので、地面反力のロスが生じます(カカトの部分が漏れてしまう)。

そこで、スタートダッシュが終わって中間走に移行したら、「とも」のように足裏全体を地面に付けるようにしましょう(前回の記事で紹介した、全てのトレーニングを続ければ、自然とこのような走り方になります)。

そうすると、地面反力を漏れなく利用出来ます。

 

このフラット接地は、陸上短距離で末續慎吾、高野進、長距離で高橋尚子が採用した走り方です。

要するに、必ず結果の出る走り方なんです。

もちろん、三人ともナンバ走法ですよ。

ただし、フラット接地は足首の強さとも関係するので、足指グーパーとスリスリでしっかり鍛えましょうね(笑)。

 

それと、地面反力を利用する時は、その力を前に向かう推進力に変換する必要があります。

地面を蹴る動作って、どうしても身体が上方向に行きやすく、前方向への推進力と言う点ではパワーロスしやすいんです。

 

でも、「とも」の頭の位置って、ほとんど上下動してないでしょ?

これって、一本歯下駄トレーニングによって、全身の骨格と筋肉が連動してバランスを取るので、地面を蹴るという垂直方向の動作を水平方向の動作に上手に変換してくれるんです。

 

ちょっと話は変わりますが、足の遅い子が、一本歯下駄トレーニングをしてみたらタイムが速くなった!なんて言うのは不思議なことじゃないんです。

だって、全身の骨格と筋肉が上手にバランスを取るようになるので(全身の骨格と筋肉がお互いに協力する)、いつの間にか効率的な動作をするようになってしまうんです。

これってすごくないですか?

 

要するにパワーの全てを前方向の推進力に変えてしまうということなんですね。

しかも、自分の意思とは無関係に、自分の身体が勝手に動いてくれるんです。

 

この他にも、前回の記事で紹介した

アメフト選手の加速トレーニング→スタートダッシュで一気に加速。

一本歯下駄トレーニング→体感の安定

大腰筋トレーニング→ストライドが大きくなって足の回転スピードも速い。

などの複合的なトレーニング効果も発揮されます。

 

 

それと、小学生年代で「ナンバ走法」が身に付くと、中学生になって陸上部の生徒よりも速い!なんてこともあるはずです。

というか、今の「とも」がそうなんですけど(笑)。

ちなみに、先日の新体力テストでは「どうしてボクより遅いヤツが、ボクのタイムを上回るんだ!体育の先生はストップウォッチの測り方が下手なんだよなぁ…」ってぼやいてましたけど(爆笑)。

 

いずれにしても、前回の記事でご紹介した複数のトレーニングを実践することで、自然と「ナンバ走法」が身に付きます。

 

 

 

2.タイツ先生の解説

 

先ほどお話しした「ナンバ走法」なんですが、タイツ先生の動画でも詳しく解説しています。

自分の腕や足の重さも利用して走ってしまうというのは(運動保存の法則)は、ちょっと驚きですね。

 

 

この「ナンバ走法」を身に付けると、リラックスしながら走り切ってしまう…。

しかも、スピードが出るのに、余力を残してしまうんです。

 

ここで冒頭でお話した、ナンバ走法の二つの特徴を振り返りましょう。

(1)サッカーにうってつけの走り方

(2)短距離だけではなく、長距離でも使える走り方

 

 

(1)サッカーにうってつけの走り方

サッカーって、短距離ダッシュを繰り返すでしょ?

「ナンバ走法」は、リラックスして走るので余力が残る⇒試合終了までスタミナが持ってしまうという意味で、サッカーにうってつけの走り方なんです。

試合の後半に足が止まる…なんてこともオサラバです。

私は、別名「省エネ走法?」と名付けてます(笑)。

 

(2)短距離だけではなく、長距離でも使える走り方

省エネ走法ってことは、長距離走にとっても、うってつけですよね。

だから、「ナンバ走法」って、短距離でも長距離でも使えるんです。

マラソンの高橋尚子が採用したことでも実証済みです(先ほどのフラット接地の箇所を参照)。

 

「とも」が、小学三年生以来、短距離でも長距離でも学年トップクラスを続けた秘密は、実はここにあったんです。

 

現在の日本のサッカー指導者で、こうした科学的なことをきちんと理解している人って、果たして何人くらいいるんでしょうか?

たぶん、Jリーグの一部のフィジカルトレーナーくらいでしょう。

JFAの人たちもきちんと勉強しなさいよ!って言いたくなります(笑)。

 

やっぱ、スポーツは科学なんです。

気合いと根性じゃないんです。

 

でもね。

これまで、私がお話した運動科学に基づいた練習を続ければ、秋の運動会でヒーローになれるかもチョキ

 

なお、具体的なトレーニング方法は、前回の記事を参考にしてくださいね。

 

ここで最後に一言!

 

スポーツには、素質、才能、年齢などは一切関係ありません。

正しいトレーニングと正しい努力をすれば、いつ始めても必ず結果がでます。

あんなに鈍足だった、「とも」だって、こんなに変わったんです。

他の子どもに出来ないはず、ないじゃないですか?

どんな子どもでも、無限の可能性を持っています。

その可能性を引き出すのは親の役目です。

出来るかどうかを問うのはナンセンスです。

大切なことはただ一つ!

やるかやらないか!だけだと思います。

 

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