【鳩山ぶら下がり】(31日夕)

 鳩山由紀夫首相は31日夕、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で5月末に設定した日米合意の期限について、「設けなければ、米国との話し合いすらできなかった。ズルズルと時間をかけるべきではない。(政権発足後の)半年で区切りをつけ、代わりに結論を出す。正しい判断だった。今になってなおさらそう思う」

 ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

 【普天間移設】

 --普天間基地だが、今日、総理は党首討論で、私の考え方、腹案は用意してあると発言した。この腹案は関係閣僚全員に共有されているものか。そして、政府案と呼べるような一つの具体的な案になっているのか

 「(苦笑して)ハハ。当然のことながら、腹案に対しては、関係の閣僚で議論をして、方向性を決めたわけですから、協議をしています。その考え方に基づいて、今、交渉のプロセスに入ろうとしているということでありますから、その考え方は一つです」

 --自民党の谷垣禎一総裁から、5月末までに普天間移設問題が解決しなかった場合の退陣要求が出されたが、改めて、総理は職をかけて臨む考えか

 「職をかけてってのは、できなかったら、やめるとかですね、そんな次元の話ばかりが出てきています。そんなことよりも、まずは成し遂げると。交渉なんですから、交渉がうまくいかなかったら、この総理はやめるんだみたいな話を先にいわれたら、交渉力を持てるはずもありません。その意味では、もう全力を尽くすのみ」

 【郵政見直し法案】

 --ゆうちょ銀行の関連で、限度額の引き上げで集まった郵政マネーを、これまで民主党が掲げてきた「官から民」の流れに反するような形で、かつての財政投融資のような公共的色彩の強いものに運用する考えはあるか

 「もう当然、皆さんも勉強されていると思いますけれども、毎年10兆円ほど、郵貯、簡保合わせて、減ってきてます。この10年間で100兆円ほど資金量が減っているという状況で、ある意味で、いわゆる巨大なガリバーといわれてましたけれども、西川体制のなかで、大変厳しい状況に追い込まれてしまっている。このままいったらどうなるのか。結果として、地域の金融がおかしくなるということにもなりかねないところまで来ている。したがって、何らかの公的な役割というものを持たせた形にしなきゃいけないんじゃないかということで、今回、国の関与も3分の1ではありますけれども、残して、それだからこそ、小泉改革であれば青天井の限度なしだという話だと思いますが、限度は作らなきゃならないということで落ち着いてきたということです」

 「結果として、必ずしも、資金量がどこまで回復できるかということは、まだ見えていません。そんな簡単な話じゃありません。どんどん肥大化するという風にも必ずしも、思えない状況であります。したがって、今、おたずねがありましたような懸念は全くないかといえば、これから行動というか、法案が成立をして施行されていかなければ見えないところが確かにあろうかと思っておりますが、私はむしろ、今お尋ねにあったようなことは杞憂(きゆう)にすぎないと。国債の単なる引受機関みたいなことにはなってはならないし、むしろ、地域の金融機関ともある意味で共存共栄できるような状況というものをうまく作り上げていくことが必要だし、それは十分に可能だと思ってます」

 【拉致本部の人事】

 --政府の拉致問題対策本部の事務局長代理のポストに三谷秀史内閣情報官を起用する方針を固めたという報道があるが、事実確認と起用のねらいを

 「三谷君は、情報官として大変有能でありました。もう、4年になったものですから、彼にはこれから拉致問題しっかりやってもらおうと。情報というものに対しては、大変、精通している男ですから、この拉致問題、ご案内の通り、一番大事なことは情報収集です。せっかくの情報をいかに入手するかということでありますから、そういった能力に長けた三谷君を起用するということに致したところであります」

 【普天間移設】

 --普天間だが

 「それじゃ、最後に。はい」 

 --まず、改めて5月末というタイムリミットはなぜ設けたのか。そして、タイムリミットを設けたことを今になって、必要だったと考えるか

 「設けなければ、アメリカとの話し合いすらできなかったと思います。アメリカにも理解をされて、また、普天間の危険性の除去という大変大きな問題がありますから、これをまた、自民党さんのなかには、もうズルズル、あと何年かけてみたいな話はありましたけれども、そのように時間をかけるべきではないということで、しっかりと半年で区切りをつけて、その代わりに結論を出すということにしたと。これは私は正しい判断だったと。今になって、なおさらのようにそう思いますね」

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