東京工業大学 数学 | 2011年大学入試数学 | 東大数学9割のKATSUYAが販売する高校数学の問題集

東京工業大学 数学 | 2011年大学入試数学

●2011年度大学入試数学評価を書いていきます。今回は東京工業大学です。







いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。 KATSUYAです^^





4月も10日過ぎました。新社会人のみなさん、大学に無事合格した皆さん、高校、中学に上がったみなさん、そして相変わらずの私(笑)


でも、4月はなんとなく気分がいい^^ 天気も気温もさわやかですし、高揚しますよね。





2011年 大学入試数学の評価を書いていきます。





2011大学入試シリーズ第26弾。




国立シリーズ、第16弾。




東京工業大学です。











問題の難易度(易A←→E難)と一緒に、


典型パターンのレベルを3段階(基本Lv.1←→高度Lv.3)で書いておきます。


また、☆は、「解くとしたらこれがいい」というオススメ問題です。







難易度の指標は、こんな感じです。




SHIN KATSUYA Online



D・・・難関大学でも難しい部類の問題。





E・・・超高校級の難問。試験場では即捨てOKの問題。







また、解答までの目標時間を、問題ごとに書きます。





※目標時間=解き方を含め、きちんと完答するまでの


標準的な時間です。







したがって、


目標時間を全部足すと、試験の制限時間を越える


ことも、当然ありえます。






同時に、その時間の2倍考えてもまったく手がつかない場合は、


ヒントや答えをみるといい という目安にしてください。









東京工業大学  


(試験時間150分)











全体総評・合格ライン





全体としては昨年と変りません。が、すんごく特徴のある出題セット、というのが正しい表現でしょうか。




第1問~第3問までは東工大受験者には楽勝といってもいいほど過言ではない。第4問はかつての東大後期なみの難易度。 




また、全問題に数Ⅲが入ってました。数Ⅲの比重の重視される東工大ですが、全問とは。。。。





試験時間150分に対し、


目標解答時間合計は330分。





ぶっちゃけ、第4問だけでオーバー(笑) 第1問~第3問をとっととクリアして、どこまで書けたか。その一本勝負です。





■合格ラインですが、





第1問~第3問をなんとしても正解。第4問でどこまで解答を理論的に展開できるか。それにつきます。













ラインとしては、第1問~第3問で、配点率が72%あります。

75~80%ぐらいがラインかと思われます。高めですが、第4問の出来は果たして。。。












第1問・・・行列、極限(B、25分、Lv.2)




1次変換ですが、それ自体はたいしたことありません。文字が2つありメンドクサイですが、東工大受験者なら解けないとアウト。




最後の極限もただのおまけ。




なお、面積ですが、変に分割するよりも、求めやすいものを足し引きするほうがいいと思います。放物線と直線の場合は、だいたいそのほうがうまくいきます。(少し前でも書いたような気がしますが)





※KATSUYAの解いた感想




文字にn が入っているだけか。問題のための問題。難しくもない。今年は簡単?とか思いながら終了。解答時間9分。







☆第2問-積分(BC、30分、Lv.2)




絶対値付きの積分。とりあえず絶対値つけると難しくなります(笑)




一応、ここで原則を。ダジャレに近いですけど。。。




絶対値は絶対外す。外さないと積分で来ませんよ!




しかし今回はそれよりももう少しレベルが高い。交点の座標がはっきりとは求まりませんので、交点の座標が満たす式を利用して求めます。




でも、こちらも計算量だけが多く、東工大受験者なら解けないとまずい。






※KATUSYAの解いた感想





げ、また数Ⅲかよ。という印象。絶対値付きの積分はメンドクサイ。解答時間12分。








第3問-図形、微分、最大値(B、25分、Lv.2)




3角形の面積の最大値で、再び数Ⅲの微分。しかし図形自体は非常に単純で、こちらも完答必須。


角度を設定してtan で攻めるか、AX=t とおいて t で攻めるか。 あまり変らないですね。






※KATUSYAの解いた感想





再度数Ⅲ(笑) 文字もまた2つで、計算だけがメンドクサイ。数学の力を見てるとは思えん。とか思う。第4問を見るまでは(笑) 解答時間10分。






☆第4問-積分、回転体の最大値(E、250分、Lv.MAX)




このブログで2010年からはじめた大学入試数学、初のE評価。半端なく難しいです。




しかも、これまでの難易度から、即捨て出来ないところがまたつらい。




感覚的には言いたいことは分かるし、最大値もだいたい予想がつくのですが、きちんと言えといわれると途方にくれます。




(1)は簡単に言えば、回転体の体積において、




回転軸を図形がまたぐ場合は、またがない場合よりも体積が小さい





ってことです。「そりゃそうだろう」って感じですが、これがなかなかきちんと証明するとなると厳しいですね。制限時間内にはまず無理です。




河合塾の解答をリンクはっときます。丁寧で、非常に長い(笑)


http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/honshi/11/tk1.html



※KATUSYAの解いた感想





今まで簡単だったのはそういうことか。下手したらここに手をつけてるかどうかを採点者が見ていそう。と思った。私も時間内には無理でした。解答時間240分(笑)










対策





第1問~第3問のような問題は確実に取れるようになる必要があります。要求レベルが高いですが、これが東工大の入試です。第4問のような問題が出ても、ひるまず。まずは自分で書いてみることが肝心。





2、30分で「さーっぱり分からん。お手上げ」ではなく、「何時間でもじっくりと考える」ことを心がけましょう。それが一番の近道。



参考 >> 2010年 東工大 数学








以上です^^




次回は、横浜国立大学(理工)です。








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>> ちなみに私、自ら塾を立ち上げる予定です^^