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テーマ:

しょうぶです。


今号は、フライフィッシング物語第6話。


「釣り具やのおやじに品定めを食らう」


の巻きです。



前回までのフライフィッシング物語り、覚えてますか?

え?忘れた?

では、こちらから読んでください。


1話から5話まで連続して読めます。
http://ameblo.jp/flyfishing-japan/theme-10077508541.html

第一投でバスを釣っちゃったり、面白いですよ。





■管釣りで、少しは釣れるように・・。


栃木の管釣りで、見事なボウズ。
手も足もでない。


隣にきて釣り始めた人は、立て続けに釣りまくる。

ものの15分。


「か~~!何でこうも違うんだ?」

「いや、もう何から何まで違う」

「寒いから中でコーヒーでも飲もうなんて、何という余裕かましてるんだ・・」


キャストも段違いで上手いし、
フライも、見えないくらい小さい。

釣ったと思ったら、すぐ離す。


「ん~、ビクに入れなんだ?」

「そんなすぐ離して楽しいのかな?」


その頃は、キャッチ&リリース
という概念もよく分かっていなかったのです。



でも、ああいう風に釣ってみたい。
今のままじゃ、終われない。

くそ~、格好良く決めたい、いつか。



そうして、
また、キャストの練習に励んだのです。




冬場は、日が落ちるのが早い。


夕方日が落ちてから、近くの公園の街灯の下で、
バックキャストのループが確認できる位置取りをして、

いつものように、

怪訝そうに見る犬の散歩のおばちゃんを、
出来るだけ爽やかな愛想笑いでかわしながら、


キャスト練習に励んだのです。




そうなんです。
何となく出来ている感じはするんです。


でも、


実際に釣りに行き、
投げてみると、練習の時とは違い、

飛ばない・・、

ラインはこんがらがる・・、

リーダーにコブがいっぱいできる。

いつの間にか、フライは無くなっている。


それに気付かずに、ひたすら投げる。


釣れる訳がない・・。






そしてまた、
夕方、いつもの公園でキャスト練習。


そんな日々が続きました。



でも、

楽しかったのです。

キャスト練習も。

釣れない釣りも。



水辺に佇むだけで、ほっとするのです。
下手だけど、キャストするだけで、今までにはない心地よさを感じるのです。



一生ものだな。この遊び。
下手すりゃ、人生かけちゃうかもしれないな・・。


そんな予感が・・。


そして、概ね当たっていました。
今、こうしてフライフィッシングのメルマガを書いている訳ですから。


世界大会に、3回も出ちゃったりして、
DVDを制作して、

売ってるんですからね。

キャスティングのインストラクターの資格も取ったりで。



ほんと、
人生はわからない。





■フライキャスティングの魔力


それにしても、
フライキャスティングは、魔力のある運動です。


自分でキャストするのも、もちろんなんですが、


上手い人のキャスティングを見ていると、
それだけで、物凄く心地いい気分に浸れるんですよね。


そう思いませんか?



似たようなフォームで、
似たようなループなんですが、

その人のリズム感や投げ方の癖や、
手首の使い方や、ロッドの扱い方。


似ているんですが、一人一人違うんです。


ループの形状も、
似ているけど違う。


その人が、出ている。


その人でしか描けないループを描いている。


そして、気持ちよさそうにループがほどけて、
エメラルドグリーンの水面にふわっと音もなく着水する、

何とも心地いい静寂の瞬間。


心が、軽くなっていくのが分かる。




■釣具屋のおやじに品定めされる


そんなこんなで、
何となくは、今までより釣れるようにはなっていきました。

相変わらず、でかいマーカーと毛虫のようなフライでですが・・。



ある日、
買ってきた本の中で、


「毛バリを自分で作らないのは、フライフィッシングの楽しみを
半分放棄しているようなものだ」

と、書いてあるのを読み、


そうか、そうなんだ。


自分だけの毛ばりを巻いて、
それで釣れたら楽しいだろうな。


ということで早速、
タイイング道具一式を買いに行きました。




そのショップはとあるマンションの一室にありました。



外から覗くと、
お客は誰もいない。


こういう専門店は初めてなので、
何だか、緊張する。


恐る恐る中に入ると、


すぐさま、奥のカウンターに座っている、
店主らしき眼光の鋭い男に、睨まれる。


いらっしゃい、
とも何とも言わない。


いきなり、なんぼのもんじゃい的な、
品定め目線に心が折れそうになる。


「また、今度にしようかな?」


なんとも、敷居が高いのである。



店主の横に直立不動で立っている女の人が、
小さく、「いらっしゃいませ」


と、呟く。



その言葉に救われて、


せっかく来たんだからと、
店内を、そろそろと歩く。



すげ~、色んな道具や小物や、

本や、ロッドやウエアーやリールが、

所狭しと、鎮座している。

おお~、毛ばりが物凄い数ある。

きれいだな~。




その光景に圧倒され、目が眩むようだった。


店主の鋭い視線を背中で感じながらも、
心の中は、わくわく感でいっぱい。


面白れ~。


なんで、たかが一つの釣り方の為に、
これほどの品数があるんだろう?


ず~っと、ここにいて見ていたい高揚感があったが、
それはぜったい許さないような、店主おやじの眼光。


本を手に取ってページをめくるも、
その音に反応して、じろっと睨んでくる。


ろくに読めずに、すぐ戻す。

英語本なので、そもそもほぼ読めない。




「ロッドですか?」


店主にそう言われて、


「あ、まあ、はい。へへ・・」


と、反射的に返事。



「おいおい、毛鉤を巻く道具じゃなかったのかよ・・」


心の中で呟く。



でも、

キャスティング練習には高番手がいいって書いてあったな、


と、思い出す。



「やっぱりS○○Eですよ。飛びますよ。」


「これなんか、ミディアムファーストなアクションでして」


ロッドを持ち、天井に先っちょを押し付けクイックイッと曲げてみる。
おお~、そうやってアクションを確かめるんだ・・。

玄人っほいな~・・。


「これなら、フルラインも十分いけますしね」


「そ・・、そうなんですか・・。」


フルライン。

単語だけは知っていた。


フルのラインなんでしょ?
飛んでっちゃうってことでしょ?


でも、俺にも出来ちゃうのかな?このロッドで。フルライン。
魔法のような性能があるのかも知れない。


だんだんとその気になってきて、


まずは、8番ロッドか。


「ひひひ、これでカッコ良く決められるぞ」


従順ないいお客になっていました。



チ~ン、

「お買い上げありがとうございます」



来た時とは、


大幅に予定が狂ってしまったが、
本格的なロッドに、満足でした。


このロッド。


3年前まで、大活躍で。


初のフルラインもこいつで達成しましたし。


最後は、ティップが折れちゃって引退したんですけど、
長らくいい相棒でした。


何万回と曲げられ、
その度に見事な復元力を見せてくれました。



同時に買ったオレンジ色の3Mのラインも、
ボロボロになり黄土色になりました。






■バイスを買う。



一週間後、
熱にうなされた様に、またプロショップへ出向き、


毛鉤巻きたいんですけど、
バイスはどれがいいですか?



「ん~、そうですね、

これなんか、巻きやすいですよ。

ワンタッチで挟めますから」



と、リーガ○というのを、勧められました。


靴のメーカーが作ってんのかな?
とか、思いつつ、


「じゃこれで」


勧められるがまま、です。(笑)



あれ?でも、なんか先っちょが少し欠けているような・・


「カディスの巻き方教えますよ」


「あ、お願いします」


一通り、エルクヘアーカディスの巻き方を教えてもらい、

スレッドやウイップフィニッシャー、
スタッカーやシザースなども揃え、


「よし、これでバッチバチに決めるぞ」


てな感じです。


スタッカーって重いんだな、
この重さが本格的でいいな。



「タイイングは楽しいですよ。
このバイス、一生ものですから。これいいですよ」



「そうですか、でも、先っちょが少し欠けてる気が・・・」
「あの・・・」


「色々巻いてくださいね。基本はどれも同じなんでね」


「あ、はい・・・。問題ないのかな?気のせいか・・」



店主から放たれる大量の専門用語の連発と、
玄人っぽい余裕の態度や鋭い眼光に飲み込まれて、

成す術なし。



こちらは知識が圧倒的に足りない。
自分の意見など言えない訳です、こういう時って。


情けね~・・。トホホ。


たぶん、ど素人の私だからこれを勧めたのか?

と、勘ぐりたくなりましたが、


まあ、いいか。

ということで。





でも、このバイス。


今でも現役ですし、

確かに、先端の脇が少しだけ欠けていたんですが、
何の問題もなく、タイイング出来てます、未だに。

まあ、おやじさんの言った通りなので良しとします。(笑)


何千本のフライを巻いたか分かりません。



そんなこんなで、

短期間で、有名ロッドとバイスを手に入れ、
夢は膨らむ一方でした。



と、ここで一段落すればいいんですが、

その一週間後今度は、渓流用の4番がすぐに欲しくなり、
オー○スのロッドも買っちゃいまして。


もう、止まらない、止められない。


オー○スって、
速度違反のあれと関係あるのかな?


とか、思いつつ。



初めてのマイフライはエルクヘアーカディス。

スレッドにオリーブ色のダビング材を縒りつけて、
ボディーを作り、

ハックリングとかいうやつを、くるくるっと決めて、
スレッドをその間に通して。


スタッカーで、エルクヘアーをトントンと。


エルクヘアーをスレッドでぎゅっと絞め込んで、
ウイップフィニッシュを10回ぐらいして(←多くね?)

完成。


ボテッとしたグラマーなカディスがいっちょ上がり。
何故がボテッとなっちゃうんですね。


アンバランスな蛾のようなエルクヘアーカディス。

そいつを小さなフライボックスに忍ばせて。



ある晴れた初夏の日、


「よし、行くか」


本で読んだ、憧れの金峰山川へ向かったのでした。






つづく。




次回は、


「コーチマン目がけて岩魚がが急浮上してきた瞬間」


の巻きです。


お楽しみに。







■追伸


日本独自のニンフィングがあってもいいんじゃないの?
ジャパニーズニンフィングとか、サムライニンフィングとか。

テンカラとはまた違う考えでね。
融合するとか。

いつまでも、受け取るだけじゃダメなのよ。
少なくともやつらを超えようとする気概がないとね。これ、本音。

だからこそ、学ぶ訳で。
http://europiannymphing.flyfishing-japan.com/index.php?EuropianNymphingMethodLetter%2Fi







私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact


フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
「Complete Angler」
http://www.flyfishing-japan.com/shop



■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。
 

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『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
              By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
-----------------------------------------------------------


しょうぶです。

今号は、「フライフィッシング物語り第5話」です。


「栃木の管釣りでボウズ。屈辱」

の巻。





丹沢の渓流釣り場で、

初のフライフィッシングをやってみたものの、

毛バリは飛ばない。

ラインはこんがらがる。

フライは、どっかに飛んで行ってなくなる。

隣の友人を釣りそうになる。


まったく、釣りにならない。

こんなはずじゃ・・。



20m下流では、
優雅に美しいループキャスティングで決めている人がいる。


何故あんな風に出来るか?分からない。

かなり・・・くやしい・・。




ということで、

フライキャスティングを、近くの公園で練習開始したのでした。




■何となくは出来る。


そうなんです。

何となくは振れている感じはする。
それなりに、ループもできる。


でも、それは、

5mほどのラインの時。
8m~10mとラインを伸ばしていくと、


リーダーはこんがらがる。
フライラインはループを作らない。

バックで、地面を叩く。
バチンと音が鳴る。




犬の散歩をしているおばさんに、
遠巻きに怪訝そうな顔をされる・・。



「デへへ・・」


と、誤魔化す。




いやはやなんとも、難しいのです。
フライキャスティング。


それなりに、できる時もあるんです。一瞬。


でも、
それは偶然の産物であって、実力ではない。



こんな日々が続きました。






■栃木の管釣りで、達人たちに会う。


キャスティングだけじゃつまらないと、
今度は、栃木方面の管釣りに出かけたのでした。


「まあ、投げ方はまだまだだけど、

それでも、まあまあ・・釣れるさ。俺だから」


と、よく分からない理屈で(笑)、釣り始めました。



モンタナ何とか?と言うニンフ。
かなり大きめのオレンジのマーカー。
噛みつぶし重り。


ビヨョ~ンと投げるんですが、5m先で力なく落下。

でかいマーカーをぐっと見る。
そのまま、ただ時が過ぎていく。


他にやりようがないのです。


毛バリが悪いのだろうと、
ウーリー何とかというフライに交換。

毛虫みたいだな・・と、

当たりを待つが、うんともすんとも言わない。


シャ~~と、水面を風が走る。


寒み~~な。


トホホ。



「釣れない釣りって、修行みたいだな」





■達人登場



私の釣っていた池の後ろに、ロッジがあり、
そこから、ハンチング帽をかぶった2人がロッドを持って出てきた。


「今日は活性が悪いのかな?少し寒いし」


「そうかな?昨日はハッチも結構あって釣れたけど」


「釣れてないみたいだし」


一人が私をちらっと見る。



「ん、あそこ見てよ。ミッジがハッチ始めた」


虫が飛び始め、魚がライズを始めた。


「虫小さいな、ちょっとやってみるか」


シュワン、シュワンと、キャスティングを開始し、
フワッとラインが音もなく着水する。


そのライズは、池の反対側の岸の近くだった。
15m以上はあろうか。


そこに、優雅にラインを到達させる。



「ガボッ」


魚が勢いよく飛び跳ね、いとも簡単に釣れてしまった。


ロッドは美しい曲線を描き、イエローラインはピンと張っていて、
その先で魚が左右に走る。


躍動感溢れる絵だった。


フライラインは、電気が流れているかのように小刻みに震える。

豊かな生命感があった。


ラインを手繰り寄せ、魚をネットに入れたと思ったら、
すぐ離した。



また、キャスト。

「バシャ」

すぐ釣れる。



また、キャスト。

「バコッ」

また釣れる。



その間、15分くらいだっただろうか。



「今日もいいね」


「ハッチもあるし、問題ないよね」


「魚のコンディションもいい」



「いや~、でも寒いや。

中で、あったかいコーヒーでも飲もうよ」



私はこの言葉が今でも忘れられない。




「中であったかいコーヒーでも飲もうよ」




短時間でチャチャッと立て続けに釣った後、この言葉である。


こっちは、それどころではない。

かじかんだ手をさすりながら、フライを結ぶのに苦労し、
投げても投げても釣れないのである。

そもそも飛ばないし。



「くやしいな・・。情けないな・・」


「惨めだな・・。でもかっこいいな・・・」


「絵になってたな・・」


「いつか俺もあんな風に言ってみたいな・・」



その日、私はボウズ。


完敗。


遠くに見える街並みに沈んでいく夕日が目に染みた。



私は決めた。



あの人のように釣ろう。

いつかあの人のようにキャストしよう。


いつか、あの人に追いつき追い越してやる。いつか。



そして、

もし一緒に釣る機会があったなら、こう言ってやろう。




「寒いから中入ろうよ。コーヒーおごるよ」



ワオ!




フライフィッシングの旅は始まったばかりである。



Tight Line!




つづく。






■お勧め情報


・フライキャスティングスクール
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?castingschool

意のままに心地よくキャスティングできていますか?



・ニンフィングのプライベートレッスンも
受け付けていますので、お気軽に連絡ください。
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・シーズンオフは、大量タイイング
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煌びやかな幾何学模様的ニンフフライ。かっこいいのです。



・沈める釣りをするなら、この釣りを知らないともったいないです。
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その魅力にはまっている人続出!







私に聞いてみたいことなどありましたら、お気軽に連絡してください。
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しょうぶです。


前回までの「フライフィッシング物語り」
読んでいますか?

読んでいない方は、こちらからどうぞ。
http://ameblo.jp/flyfishing-japan/entry-12215278481.html



奇跡の第一投でバスをフックセット。
ヘラ釣りで驚愕の巨鯉をフックセット。


ヘアーズマスクのリアリティーと、
ピーコックのギラついた色彩に、

完全に打ちのめされたのです。



さっそく、フライセットを手に入れ、
家に帰りました。


一晩中、そのセットを眺め、

箱から取り出し、ロッドを繋いだり、
オレンジのフライラインを指で撫でてみたり、

精巧に出来たフライを摘まんでみたり、
リールをカリカリ回してみたり、

フライの道具に触れているだけで、
今まで感じたことのない心地よさとわくわく感に包まれました。


次の日には、また家の近くの量販店に行き、
フライの入門書を買い、

これまた、一晩中抱きしめるように読み続けました。


何で、こんなに一瞬にしてのめり込んだのか?


考えれば、色々な理由が浮かんではきますが、


「原風景」


に、戻っていく心地よさ。

自分の源流へと遡っていく楽しさ。

心が軽くなっていく快感。

シンプルな衝動。



また、


「何もないところから、初めてもいいんだ」


と、思えたんだと思います。



負け戦だと分かりながら、
意地で続けていた音楽活動。

疲れ切っていました。


才能はある。(自分で言うのもあれですが・・^^)

でも、成功するには、
決定的に足りないものがある。

それは何か?



そんな感じで、日々を送っていた私にとって、


フライフィッシングに出会ったことは、
女神に出会った奇跡のようであり、

ここからまた再生しなさい、とでも言われているようだった。




■フライが飛ばない!?


「せっかく、フライのセットも手に入れたんだし」

ということで、

丹沢の山奥の渓流釣り場へ仲間と出かけた。

他の人間はルアー。
私はフライ。


確か、雪が若干残っている季節だったと思います。

ジンクリアーな水の透明度に、何とも言えない感動があり、
そこに泳ぐヤマメやイワナの美しさに

心躍った。


空気が美味しいと感じたのは、何年振りだろう。

こんなに、空気って美味しかったのか!?



長い間いつも、埃と排気ガスが外を漂う、
都会のマンションで朝方までヘッドホンをして、
音の世界へワープしていた私にとって、


山の上の渓流は、


全細胞が癒され、立ち直り活性化し、
エネルギーが再生されて溢れていく。

そういう感覚がありました。



ほとんど投げ方の練習もせずに、どうにかなるさと、

さっそく、釣り始めるんですが、


「あれ?おかしいな?」

「前に素直に飛んでいかない」


釣具屋で教わった投げ方をしてみるんですが、
全然うまくいかない。



他の釣りとは全く違う投げ方の感覚に、
戸惑うばかり。


狙ったところに行かないし、
前後に何度も振ることが、まずできない。

隣で、釣っていたルアーの友人を釣りそうになる。


「あぶね~。もう少し離れて釣ってよ」


「ごめん・・」



釣りにならない。


軽く挫折。


毛ばりにがん玉にマーカー。

ルアーに比べ、さほど重くもないこの仕掛けを投げられない。
でも、フライラインだと、重すぎる感じもする。


「よく、分んね~な~?」


ラインは絡まりフライはどっかに飛んでいき、
糸をほどいてまた毛ばりを付ける。

この繰り返し。


釣りにならない。

結構、挫折。



この日、ほとんどはルアーか餌釣りのファミリーだったが、
対岸の下流20mほどのところで、


一人軽快に、フライキャストをしている人がいた。


シュパッ、シュパッと、
前後にラインが美しく伸び、

何度目かで、ふわっと水面に落とす。


何度も繰り返していた。
気持ちよさそうだった。


あんな投げ方をしてみたいが、できるはずもない。


ルアーの時のように、
すぐに様になると思っていた。

甘かった。



ジ~っと、その人を遠くから見続けた。


「軽快だな~。重さのない毛バリを使っているんだろう」

「軽い。重力がないみたいだ」

「あんな風にキャスト出来たら、気持ちいいだろうな~」


オレンジ色のラインを、
思うようにコントロールしている。


水面に着水したラインを、また何かコントロールしている。
跳ね上げている。


「すげ~、あんなこともするんだ」

「意のままにラインを操っているな」

「いや~、気持ちよさそうだな~」






帰りの車の中で、

「一匹釣れたんだから、いいじゃない」

そこそこ釣れて上機嫌のルアーの友人に慰められる。


軽く屈辱。

私は決めた。



あの人のように、投げられるようになろう。

なりたい。

練習だ。


そしていつか、軽~い感じでバシッと決めてやろう。


「そうか、軽さだ」


「軽さがこの釣りの鍵だな」






山の上の渓流釣り場は、すべてが心地よかった。

一筋縄ではいかないこの釣りの魅力に、
ますますはまっていった。


フライフィッシングは、私の好奇心を鷲掴みにした。
難しいけど、ほかのどの釣りより心地いい。


これほどの解放感は本当に久しぶりだった。

釣れなかったけど、心は軽くなっていた。


軽さだ。


自由だ。


釣りって、こんなに気持ちいいものなんだ。


ゼロからの出発である。


「フライフィッシングゼロ」




つづく。






次回は、

「栃木の管釣りで挫折。一匹も釣れない」

の巻きです。



お楽しみに。


Tight Line!







■お勧め情報


・フライキャスティングスクール
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意のままに心地よくキャスティングできていますか?



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受け付けていますので、お気軽に連絡ください。
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・シーズンオフは、大量タイイング
http://www.flyfishing-japan.com/shop/fwd3/TyingCompleteSet

煌びやかな幾何学模様的ニンフフライ。かっこいいのです。









私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
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本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
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