今年のまとめ

さて、今回が今年の最終回になる。

そこで、今年のトピックをまとめてみよう。

1.4ヶ月を振り返って

2.目標設定の大切さ

3.目標にコミットする

4.ベスト記録という嘘

5.プレッシャーのかけ方

6.調子が悪い時にどうする?

7.感情を把握してみる

8.感情をリセットしてみる

9.感情を使ってみる

10.コントローラブルに集中する

11.プラトー状態を認識する

12.1年間を振り返ってみる

ぜひ、年末年始の時間があるときに、一度見返してみるのもいいだろう。

そして、来年は、最初に1年間の目標設定を行なってみよう。

イチローはすでに来シーズンへのスタートを切って、自主トレを始めている。

冬季練習が重要なことは、みんなも知っていることと思う。

それでは、良いお年を!

来年もよろしく!

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いよいよ今年も残り少なくなってきた。
1年を締めくくる意味も含めて、今年1年間を各自で振り返ってみよう。

振り返る方法としては、時間軸に沿うと比較的やりやすいのではないだろうか。
今年の1月を、思い出しいて欲しい。
今年の目標をきちんと立てた人も、立てなかった人もいるだろう。
今年を、どんな1年にしたいと思っただろうか。
当時の情景を思い出してみて欲しい。
何か、聞こえるもの、感じるものはないだろうか。

それから、時計の針をゆっくりと進めて、春、夏、秋、そして今の時点までを、順番に思い浮かべながら、時間軸を移動してみよう。

全体のイメージがつかめたなら、今度は、もう少し対象を絞って、振り返ってみよう。
例えば、まず、一個人の陸上競技者として振り返ってみる。
次に、陸上競技部の一部員として、振り返ってみる。
また、あるパートのリーダーとして振り返ってみる。
あるいは、主務、副務、会計、アヒレスといった役職で振り返ってみてもいいだろう。

それから、学業やプライベートにまで、対象を広げて、振り返ってみる人もいるかもしれない。

自分で、よくできたと思えること、まだまだできると思えることがあるだろう。
そして、いろいろな感情が交錯しているかもしれない。
それでいい。無理にまとめる必要はない。

大切なことは、ある程度時間をかけて、自分自身の中で消化していくことだ。
消化していくにつれて、その出来事の意味がわかってくるだろう。
そうすれば、次は何に焦点を当てればよいのかが、自然にわかってくる。

ぜひ、じっくりと振り返ってみて欲しい。
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さて、プラトーという言葉を知っているだろうか?
英語で平原という意味の言葉である。

さまざまな技能を取得していく段階は、決して直線の比例で表されるものではない。

むしろ、階段状のステップで表されるケースであったり、
上下する波が上昇していくように表されるケースが、多いように思われる。
つまり、なかなか成長を感じられない状態を、ある期間経過して、
ある日成長している自分自身に気がつくことがある。
このなかなか成長を感じられない状態を、「プラトー状態」をいう。

これは、成長していない(と感じる)平原な状態である。
実は、物事の上達がうまい人は、このプラトー状態の過ごし方がうまい。

このプラトー状態は、いろいろな場合に起こる。
例えば、英会話の習得だったり、試験勉強中の理解だったり、
もちろん、陸上の練習を行なっている際にも感じる人は大勢いる。

次に、大きくジャンプするためには、一旦屈まなくてはならない。
プラトーとは、そのような状態でもあるのかもしれない。

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コントローラブル(controllable)とは、自分自身でコントロール可能なものことである。

世の中には自分自身でコントロールできないものがたくさんある。
それらは、アンコントローラブルという。
例えば、試合当日の天候、試合の組み合わせである。
そして、他人の行動も自分自身ではコントロールすることはできない。
そのようなアンコントローラブルなことに対して、労力を使うのは、もったいないことである。

同じ労力を使うのであれば、自分自身でコントロールできるものに使うべきだ。
自分の行動、自分の判断・決断や、自分の発言、自分の感情もコントローラブルである。

私のケースで考えると、
このブログをどのような人が読んでくれるかということや、
読んでくれた人々が、どのような感想、印象を持つかというのは、アンコントローラブルである。

それに対して、どのような内容を私が書くのかというのは、コントローラブルである。
もちろん、どういう風な感想を持ってもらいたいと思いを持って、内容は考えるが、
実際に読む人がどういう感想を持つかは、わからない。

それであれば、読む人の感想をいろいろ気にしたところで、仕方がないのである。
それを気にする時間があれば、もっと内容について考えた方が得である。

諺にも、「人の口に戸は立てられない」という。
それであるならば、「人の振り見て、我が振り直した」方が、よほど効果的である。


感情を使ってみる

これまで、感情を把握して、それをコントロールする術を述べてきた。
みなさんは、どのくらいできていると感じているだろうか?

かなり手応えがあった人もいるだろうし、なかなかうまくいかなかった人もいるだろう。
続けていくことが肝心なので、ぜひ継続していって欲しい。

さて、感情についての最後は、感情を「使ってみる」である。


ここで、少し考えてみよう。
あなたの感情は、何によって起きているのか?

例えば、
足を踏まれたから、むかついた感情になる。
「ありがとう」と言われたから、嬉しい感情になる。
ということは、ないだろうか?

これは、本当だろうか?

「足を踏まれた」という身体的なことが、「むかついた感情」というメンタルなことに関係があるのだろうか?
「お礼を言われた」という出来事が、「嬉しい感情」というメンタルなことに関係があるのだろうか?

実は、関係ない。

メンタルなことに関係しているのは、あなたの脳である。
踏まれても、殴られても、褒められても、「嬉しい」という感情でいることは、あなた自身の脳でできるのである。

先ほどの例に戻ってみよう。
「足を踏まれた」ことに対して、脳が「なんてひどいことをするんだ!」と認知すれば、「むかつく」という感情になるだろう。
同じく、「足を踏まれた」ことに対して、脳が「楽しいな!」と認知すれば、「楽しい、嬉しい」という感情になるだろう。

ちょっと、混乱させたかもしれない。
ここで、説明すると、前者は、満員電車の中で起こりえるケースである。後者は、小さな子供と一緒に遊んでいて起こりえるケースである。
どちらも、「足を踏まれる」ということが、脳の認知によって、感情が変わるのである。
この認知が、あなた自身の意味づけである。

それならば、脳の使い方によって、常に「楽しい」感情になることも可能なのである。
これが、感情を「使ってみる」ということだ。

どんな出来事が起きても、どんなことを言われても、純粋に「今日は楽しい!」と思って、一日楽しい感情でいてみよう。

きっと、違う一日になるはずだ。