最近大河ドラマ『平清盛』に
めっぽうはまっている。
平安の時代背景が
幻想的で面白いのと、
役者のパワフルな演技、荘厳な音楽など、
細部まで魅力を感じる。
そういえば学生の頃から、
『平家物語』の冒頭の一節が
とても好きだった。
“祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もついには滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ”
『永遠につづくものはない』という
言葉の意味に、とても真理を感じたし、
その儚さがせつなく、美しいと思った。
私たちは、日頃、
沢山の事に執着してしまう。
『ずっとそばにいてほしい』
『ずっとこの幸せが続いてほしい』
人やものに、気づけば依存し、
なんとか続けよう、側においておこうとする。
それが『人間らしさ』と言ってしまえばそれまでだけど、
『執着』の背後には、
必ずと言っていいほど『不安』が潜んでいる。
そして『執着・不安』を感じているとき、
人間の意識は『過去』や『まだ見ぬ未来』を向いている。
ある人がこう言った。
『過去と未来から身を引いただけで、大きな創造がおこる
創造力も生命力も“いまここ”にしかありません』
普段はあまり意識しないことだけど、
私たちの住む地球も
宇宙の中で常にその位置を変えている。
地球の公転の早さは、実に秒速30km。
ものすごいスピードで太陽の周りをめぐり、
そして太陽系自体も、また銀河の周りをめぐっている。
同じ瞬間、同じ星の配置は二度とおとずれない。
“ゆらぎ、常に移りかわっていく”のが、宇宙のリズム。
『変わらないものはない』のだ。
愛情とか友情とか『変わらない』ように見えるものがあるとしたら、
私たちは『今の気持ち(感情)』を知らず知らず更新し続けているのだろう。
素敵な思い出が活力になることがあっても、
感じられるのも、触れられるのも、変えられるのも『今ここ』だけ。
執着を手放すのは、
難しいことだけれど、
私は『いま』そして『ここ』で生きたい。
テーマ:日々感じた事


