3月も終わり、春の種まきで大忙しです! | フロハスファームのおみなのブログ

3月も終わり、春の種まきで大忙しです!

みなさん、フロハスファームのおみなです。

3月もあっという間に終わり桜もすっかり満開ですね。

もう花見には行かれたのでしょうか?

テキサスでも桜に似た白やピンクの花が木々にたくさん咲いていて春の訪れを感じますね。

とは言え、ここはテキサス。日中はすでに25度くらいまで上がって半そでがちょうどいいくらいです。




ココ最近やっと天気も回復してきましたが3月上旬から3週間も続いた長雨で畑はすっかり泥沼と化してしまっていました。成すすべもなくただひたすらグリーンハウスでの種まきに没頭していたのです。




珍しく今年の3月は中旬、下旬とまったくと言っていいほど気温がマイナスになる日がなく、その甲斐あってか育苗もまったく問題なく順調にそだってくれました。こんなことは初めてです。


 

久しぶりの快晴で溜まっていたファームの買い物に出かけたいきつけのファーム資材屋のガーデンセンターはもう春・夏用の花々で埋め尽くされていました!思わず興奮しましたが今回は野菜の苗ではなくイチジクの木を四本と洋ナシの木を一本購入しました。

 

その足で今度は鶏の飼料ととうもろこし、麦、米ぬかを仕入れました。大きなお兄さんがこの重い袋を軽々と背負ってトラックの荷台に入れてくれます。でもたまに間違った銘柄のものが入ってたり・・・・。結構いい加減ですな。







 

さすがに3週間も降り続いた雨です。そう簡単には地面は乾いてはくれません。ご覧のとおりの有様です。




だからと言っていつまでも待っているわけにもいきません。なぜなら明日から3日間は雷を伴った嵐だそうな・・・・・!!?また雨が振ったら間違いなく作業が遅れてしまって野菜が育ちません。ですから夫に無理を言ってとりあえず畑に溝を掘って乾きを早めてもらいました。その後すぐ耕してもらいなんとか枝豆の苗を定植することができました。もう雨は勘弁ですよ。


 

そんな嵐の中でもグリーンハウス内では着々と育苗が進行中です。今年もバラエティに富んだ種類の野菜が育っていますよ。


 

おなじみのズッキーニ。今年は120本育ってます。すでに本葉が二枚でているので4枚になったら定植します。


 

念願だった枝豆です!ファーム一年目にもチャレンジしたのですが大失敗に終わりました。畑に直播きしたのですがいつまでたっても芽が出ず、あとで判明した事実は豆のすべてが夜中にやってきた野ねずみに食べられていたということ!あまりのショックにそれ以来栽培しても無理だとあきらめていました。ですが今年は枝豆が食べたい!そう思い日本から種を取り寄せたのです。品種は【湯あがり娘】です。茶豆風味なので美味しく育つことを期待して購入。テキサスの気候だと夏以降の栽培は暑すぎるしまた乾燥していて無理だと判断したので4月いっぱいですべての豆(2000粒!)を蒔くことにしました。第一陣は写真のようにポットに蒔きましたが第二陣以降は直播きします。またねずみに食べられないように今年は防虫ネットを掛け、周りにはネズミ捕りを置いています。さあ!どうなるか??




 

この写真はグリーンハウス内で捕らえたねずみ。たった5センチほどの小さなねずみですが一匹いれば瞬く間に苗は全滅です。気は抜けません。

 

今年はミニトマト栽培に力を入れています。と言っても理由は簡単です。日本から二年前に買ってきた大量のトマトの種をそろそろ蒔かないとだめになってしまうからです。その数10種類以上!どれもF1種なのでさぞかしたくさんの実がきれいになるのだろうと期待しています。

 

オクラ(グリーンスター自家採種)。ほんとなら直播するのですが外気がまだ発芽温度に達していない3月です。グリーンハウス内で一足早く芽を出しました。でもよく考えたらこれ、全部あとで畑に植えないといけないんですよね。一気に喜びが半減。あああ・・・・


 

今年は珍しくシソを栽培しています。それも青と赤どちらもです。アジアンスーパーに行ってもシソだけは置いていません。なぜ?こんなに栽培が簡単なのに・・・・。中卸のエリックにも一度だけ聞かれたことがありました。【シソは作ってないの?】って。あと今年は赤シソで是非赤シソジュースを作ってみたいんです。夏バテ防止に効くちょっと酸味のあるジュースができるそうです。今年は是非チャレンジしてみたいと思います。ちなみにシソの種は寿命が短く一年だけ!つまり使い切らないと来年は発芽率がかなり悪くなるようです。

去年まで栽培していた鳴門金時(さつまいも)ですが今年はなんとそのほか5種類もの新しい日本のサツマイモの種芋が入手できました。




●紅あずま

●紅はるか

●安納芋

●むらさき芋

●シルクスウィート




ただいま芽だしをしています。つるが伸びたら30センチのところで切ってそれを畑に植え込みます。


 

越冬したカブがトウ立ち(花が咲いてしまう)してしまったのでこれから鶏のフェンス内に放り込みます。その前にパチリ。農婦の貫禄たっぷりですね。


 

3月に入って動物たちも活動を始めました。これはスカンクですが夜中にファームのフェンス内にもぐりこんで来たようで犬たちがうるさく吠えていました。吠え方が尋常ではなかったので夫が銃を持ってでかけるとそこには通常よりも一回り大きなスカンクがウロウロ。犬たちも興奮しています。まあ通常ですと興奮したスカンクが臭いスプレーで犬たちに威嚇するわけですがそれをさせまいと夫が銃を一発!命中して動かなくなったスカンク。てっきり絶命したと思った柴犬のチビが顔を近づけたその瞬間!最後の力を振り絞ったスカンクがチビの顔めがけて一発おみまいしたんです。その瞬間、チビはギャオン~!!と叫び声をあげてそこら中七転八倒!顔を地面にこすりながら転げまわっていました。まあほんとにご愁傷様とはこのことです。あのスカンクの臭いをかいだことのある方ならこの不愉快極まりない状況をお分かりいただけると思いますが大変なのはそれからでした。スカンクの臭いを漂わせていたのはチビだけではなくその周りにいたマルとハナも空気中の臭いが体にしみこんでいました!もう臭いのが3匹!タロは家の中にいて無事でした。


 

真夜中のスカンク事件で臭い思いをしたマルを早速翌朝洗っているところです。一緒に手伝っているのが義理の娘のアレキサンドレア(ニックネーム:アレ子初登場!)でファームから10分ほどの大学の学生寮に住んでいます。日本のアニメが大好きな大学一年生、18歳。

 

若鶏たちも順調に卵を産み始めました。毎日60~70個ほどです。
 

そんな中にこんな規格外の形をしたものもあるのでそういった卵はすぐ自宅用にします。

やっぱり双子でした。今日は卵かけご飯にしたいのでいつも使っているのがコレ。【卵にかけるお醤油】です。少々だし味が利いていて美味しいんですよ。



 

2月のブログで紹介したハゲハゲのナナちゃん。あれからどうなったんでしょうね。

 

ジャーン!6週間経って見違えるほど羽が生えてきました!


 

それから元の巣へ戻してから二週間。更にフッサフサ~~~!

気になるのは3枚ともナナちゃんはカメラ目線でした。


今年こそは若鶏たちのフェンスの様にうこっけいハウスのフェンス内に芝生を育ててやりたいと思いフェンス内を園芸で使う支柱で区切って向こう側には芝生の種をばら撒きしたのですがやっぱり市中の間をすり抜けて向こう側に出かけていって種をついばむ鶏が後を絶ちません。でもこんなことで心配していては身が持たないのでまあ全部は食べられないだろうと信じて放ってあります。無事芝生が生えてくればいいですが。


さっき私と一緒に写真を撮ったカブを見つめる鶏たち。結構実が硬くなってしまっていました。


3月下旬のにんにくの様子。うっそうと生えていた雑草を抜いたのですっきりしました。球根を太らせるための追肥も忘れず与えたので今月はこれで終わり。収穫は6月上旬ですがファーマーズマーケットに間に合うように少し早めに収穫しようと思います。



なんとか越冬した京都の九条ねぎ。これから畑に定植してさらに太らせます。九条ねぎは株が分けつする性質があるので大助かり。たくさん栽培しようと思います。


 

いつものことながら狭い家は犬に占領されています。もうこんな有様。

 

ある晩、マルが寝ていたので毛布をかけてやりました。それでもスヤスヤ・・・・。頭が大きいのでなんだかかわいい。


 

再登場のアレ子。久しぶりにファームに遊びに来たのでチビはもう嬉しくてたまりません。この喜びよう・・・・。

 

最後に突然ですが日本でもお馴染みの便座カバー。実はアメリカ人は便座カバーを使いません。無論お店にも売っていません。

アレ子に見せたところ、開口一番、

「汚らしい!!」

と言われてしまいました。習慣の違いなんでしょうね~。

普通便座カバーって家庭内だけで使うものだから家族のみで使うだけでも汚らしいんでしょうかね・・・・・?私はお尻がヒヤッとしないだけでもとても助かってますが夏場は取り外します。



来月から畑はさらに忙しくなります。4月下旬にはトマトやナスの定植も始まります。そうそう!今年はあの長雨のせい(おかげ?)でどうやらバッタの卵が死滅したようでもう4月になろうとしているのに今年は一匹もバッタの赤ちゃんを見かけていません!!これはもしや今年はあの忌々しいバッタのいない夏になるのか!!?と今からわくわくしています。バッタがいなければどんなに野菜の栽培が簡単になることか!



それでは次回もお楽しみに。



おみな