僕は東京に生まれ、埼玉で育った。東海圏には親戚もいない。しかし熱狂的な中日ファンである。静岡に4年間住んでいたことはあるが、そこは三島で関東寄り、地元民は巨人ファンが多かったように覚えている。周囲にドラキチは数えるほどしかいなかった。それでも応援するには理由がある。

まず家に、なぜそれがあったのかは分からないが、CDマークの中日帽子があった。幼少時代のきっかけはそれである。漠然と応援するようになり、新聞のスポーツ欄の順位表を見て一喜一憂していた。巨人戦以外のTV放映はなく、活字の情報がメイン。そんな中、徐々にではあるが、思いが強くなったことにも理由がある。

 中日

横書きの状態で真ん中に横棒を入れると、上下対称になる。

 中
 日

縦書きの状態で真ん中に縦棒を入れても、左右対称になる。対称的なものにフェチシズムを感じる僕は、図らずも肩入れするようになった。そして今に至る。

中日ドラゴンズに対しては憎しみすら感じるようになった。僕がこの目で見てきたここ30年の中日はAクラスが18回、優勝が4回。日本一は知らない。数字がチームカラーを物語っている。僕はレフトスタンドで応援し続ける。生活の一部だ。

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