福田清峰のゴルフとバードウォッチングと本と写真の日々。

ゴルフとバードウォッチングにハイキング、山登り好きです。
そして写真、ライブに演劇、バレエ、映画鑑賞と美術館めぐりが大好きな編集者&カメラマンです。


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ずっと気になっていた村上隆さんの作品を初めて見ることができました。
日本では2001年以来、14年振りとなる大規模個展だそうな。
しかも、全作品日本初公開とくれば、とりあえず見に行きたくなります。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

『村上隆の五百羅漢図展@森美術館』
会場:森美術館(六本木ヒルズ 森タワー 53階)
会期:2015年10月31日(土)- 2016年3月6日(日)

村上隆の五百羅漢図展
森美術館
4582206840

六本木ヒルズは期間限定で村上隆さん一色。
2015年12月28日(月)~1月31日(日)まで「村上隆のお花カフェ」がオープンしています。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

【感想】【レビュー】
さて、初公開作品にこだわるわけではなく、それよりも何よりも、村上隆さんの世界観を堪能できる内容を期待して、いざ会場へ。
会場で出迎えてくれたのが、なんと村上隆さん!

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

もちろんご本人ではありませんが、よくできています。
動きます……。

村上隆の五百羅漢図展

本当は出口にあたるのかな……、入口の脇で2体の村上作品が出迎えてくれます。
会場にはこのシリーズのぬいぐるみが4体展示されています。
このぬいぐるみ、「青竜」「白虎」「朱雀」「玄武」と東西南北を司る四神をモチーフにしています。
実は、この名を冠した4面で構成されたのが、今回のテーマ「五百羅漢図」なのです。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

五百羅漢図「白虎」。
アクリル、カンバス、板にマウント。
大きさは302x10,000cm。
凄まじく大きいです。
確かに圧巻。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

五百羅漢図「青竜」。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

五百羅漢図「朱雀」。

芸術を現代美術の世界において、自信の求める世界観とオタク観を融合した作品を芸術として、現代アートとして世に問うたとき、その評価をいち早く得て、邁進するのは精神的に容易なことではなく、それこそ、煩悩と欲望の塊になって、凌駕していくことはそれはそれはものすごいプレッシャーだったと思います。
その煩悩の塊で突き進んできたであろう村上隆さんが行き着いたのが、煩悩を滅し人々を救済した、釈迦の教えを広めた500人の弟子である聖人たちである五百羅漢であり、それを描き上げることによって自信を浄化する旅がはじまったのかもしれません。
芸術家として素晴らしい年の重ね方だと感じました。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

五百羅漢図「玄武」。

村上隆さんの拠点はオタク文化のひとつの中心地ともいえる中野ブロードウェイ。
工場(アトリエ)はなんと我が自宅方面の埼玉県入間郡三好町。
なんだか、三好と聞いて急に親近感が沸きました!

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

五百羅漢図を製作するには200名からの美大生らが関わったそうな。
若手の育成に力を入れている村上隆さん、美大生にとってこれほどのチャンスはないだろうと思います。
それでも、村上隆さんからは↓のような厳しいコメントも飛んだそうな。
かなりのハードワークと厳しさに人がとにかく入れ替わったそうな。
もったいない。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館
どんな風に描かれているのかというと。
拡大するとこんな感じです。
シルクスクリーンのように版を重ねていきます。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

村上隆さんご自身も刷ってます。
村上隆さんと一緒に作業できるなんて、幸せなことです。
私も尊敬してやまない立木義浩さんとご一緒しているとき、事務所でご本人を撮らせていただいたり、厳しいお言葉を幾度となくいただいたからこそ今何とか生き残れていると、感謝の念を忘れたことがありません。
芸術家を目指す若人たちに言いたいのは「そういうものだと受け止め、絶対に逃げなければ、道は開ける」ということ。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

デザインはパソコンできっちり描かれていきます。
すべて手描きではないことに、強く衝撃を受けました。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

こんな風にして村上隆さんの原案を取り込みながら形を整えていきます。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

そして、出来上がりがこちら。
「荒城の月」。
とても気になる作品です。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

そして、今回の展覧会で一番好きな絵はこちらです。
上の「荒城の月」も好きです。
でも下の絵のように明るい絵が好きです。
なんでしょう。
見るたびに元気になりそうです。

村上隆の五百羅漢図展

「Mr. DOB」
DOB君がモンスター化したような「たんたん坊」は、村上隆さんが子どものころ好きだった水木しげるさんのマンガのキャラクターで、口から痰を吐く巨大な頭だけの妖怪が基になっているそうな。
その複雑怪奇なイメージには、原子力開発の発展に対する村上の個人的な不安が反映されているそうな。
さらに、村上隆さんのの自画像の極限の姿ともいえる「ゲロタン」がゲロを吐いてのたうちまわる姿は、村上隆さんが国際舞台で活躍しはじめたころ、プレッシャーに押しつぶされそうになる自分の情けない心情をキャラクターに合成して生まれたものだそうな。
いろいろな思いが1枚の絵に込められている。
これも村上隆という現代美術です。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

「欲望の炎—金」
しっかりドクロを配置しているわけですが、タイトルの絶妙なこと。
「欲望の炎」ですから。
村上隆さんの貪欲な姿を描いて候。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

村上隆さん自信の思いを吐露した作品。
アニメーター漫画家になれなかったために、東京芸大の日本画科で、芸術を修得しないとメシが食えないと思って、必死にわけもわからない芸術というものを勉強したそうな。
「ムツカシクて現代社会を遊離したもの、それが村上隆さん29歳の頃のトレンドの日本の現代美術だった」そうな。
必死にもがいてもがいてしがみついて成り上がったのが楽しくもあったはずです。
そして、あれからおよそ20年の歳月を経た(この作品を書かれた時の村上隆さんは48歳)日本の現代美術のあまりに変わっていないことに嘆き、「自らの恥を知り節度を学び社会内での自覚を知らねばならないのに甘えと無責任と不勉強とバカの温床地なママなのが日本現代美術界なのだ」と。
先駆者としての重い重い重い独り言。
その通りだと思います。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

ひとりのアーテイストが筆をとり、コツコツ完成させていくのが芸術かと思う節もあり、だからたくさんの人員とパソコンを駆使して描かれる村上隆さんの手法に困惑を覚えながらも、その世界に引きずり込まれてしまいました。
ひとりの芸術家であるとともにプロデューサーである、これが現代美術を牽引した時代の寵児、村上隆さんの世界でありやり方なのだと。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

出口付近の休憩所を兼ねた作品展示スペースには「白虎」が鎮座していました。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

森美術館からエレベータで降りてくると、期間限定で「村上隆のOHANA-OHANA-OHANA」が開催されています。
2016年1月1日(金)- 2016年2月14日(日)までです。

直径2メートルの大きなお花の球体"Gigantic Plush Flower"
これはどこに飾るんだと思ってしまいますが、お値段、なんと¥16,200,000(税込)!

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

このシルクスクリーンがほしい!
と思ったのですが、完売でした。
こちらは680×600のサイズで¥42,000なり。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

他にもこんなファーニチャーも販売されています。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

お部屋に1枚あったらうれしかったかな。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

ミニサイズもあります。

村上隆の五百羅漢図展@森美術館

10年前、読もうと思って読み損ねた村上隆さんの初ビジネス書。
俄然読みたくなりました。

芸術起業論
村上 隆
4344011783










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