木製バットの寿命 - ホワイトアッシュの木目の剥離 | FIVE HUNDRED FEET

木製バットの寿命 - ホワイトアッシュの木目の剥離




寿命が来た、お前ならどうにかできないかと譲り受けたバット。

私の知る限り、どうにもなりません。

寿命です。

木目が剥がれてきてしまっています。


柾目








板目










アオダモやホワイトアッシュで起こるこの現象。

継続使用や経年劣化で発生します。

これを防ぐために先人たちは牛の骨で木目を詰めたり、何かしら塗り込んだり、果てには釘を打っていたそうな。

このバットはホワイトアッシュで、製作からさほど経っていないでしょうしハードな使用によって木目が剥がれてきたのでしょう。

このまま使い続けると、壊れますよね。どう見ても。

前オーナー(NPB関係者ではありません)によると、反発も悪くなっていったのが実感できたそうです。

メープルや竹でこの現象が起こったという話は聞いたことがありませんが、アオダモやホワイトアッシュなど環孔材でこの現象が起こるんだとか。

逆にメープルは散孔材に分類され、この現象が起こらないと聞いた記憶があります。

メープルの耐久力が高く、ホワイトアッシュの耐久力が低いと言われているのは要はこのことなわけです。

こうなる前に、アオダモやホワイトアッシュに限らず大事なバットはタフスリーブなりテーピングなりで練習での使用時は保護しましょう。




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いずれにせよ、このバットは前オーナーのところで寿命が来るまで良く頑張ってくれていたのでしょう。

私の元に来たのも何かの縁、大事に使わせていただきます。

…しかし、ロゴ部分は全く木目が剥がれていない。

謎である。