同窓会 | 徒然なるままに

同窓会

材木座cafeがなくなり、気がつけば季節も秋に。

お店があった頃は、お店の宣伝もかねてブログを更新してました。

「あわよくば、このブログをなにかのきっかけで読んでくださり、
あわよくば、鎌倉のお店まで来ていただき、
あわよくば、コーヒーでも飲んでいただき、
あわよくば、お金を使っていただいて。。」

なんて、腹黒いブログでしたが。

今は、もうお店もないので、
そんな営業用ブログを書く必要もなくなりました。

必然的にブログを更新する頻度もめっきり減り、

書いている人が生きているのか?
それともお店と共にどこか消えてしまったのか?

そんな感じのブログなんですが、

安心してください。

お店は死にましたが
お店にいたおじさんは生きております。

というわけで
いったいどれくらい人がこのブログに気がついてくれて、
そして、どうでもいいような内容のブログをここまで読んでくださったのか、わかりませんが、もしも、そんな方がおられたらならば、
ありがたいことです。

お店があった頃と
なくなった今と、

生活もガラリと変わりました。
そして、
自分の心境にも変化がありました。

当たり前のようにある町のどこかのカフェ、喫茶店も
明日あるかどうかなんて、
実際はわからないものです。

まさかお店がなくなるなんて、やっていた自分でも直前までわからなかったぐらいですから。

ほんと、わかりません。明日のことは。

55CAFEのときもそうでした。
まさかお店がなくなるなんて。

でも、ある日突然来るのです。
その日が。

当たり前のようにあるものも、なくなる現実。

自分ではどうすることもできない理不尽な理由で、なくなることもありますし、

自業自得でなくなることある。

だからこそ、
当たり前にあるものを大切に。

なくなってはじめてわかるから、
より残酷です。

当たり前ではなかったと。
後悔する日々がきます。

なんだかよくわからない感じになってきましたが、

当たり前は、当たり前ではない。

そんなことをお店がない今、
思ったりします。

そういえば、
先日、同窓会がありまして、

学校の友人がやっているお店に集まりました。

ちなみに
そのお店、11年目。

二次会のお店も学校の友人がやっているお店で、19年目。

55CAFEは、2年でさよなら。
材木座cafeは、5年でさよなら。

比べたら、やっぱりすごいんです。
当たり前にお店が今日もあるってことが。

当たり前にあるお店が、
当たり前に今もある。

それってすごいことなんですよ。

あと、もうひとつすごいって思うところは、

当たり前にあるお店に、行けば、
当たり前にその友人がお店にいるってこと。

もう誰かが同窓会の企画たててくれるのをずっと待っているよりも、

とりあえず、その店に行けば、
その瞬間、プチ同窓会なわけで、

その瞬間に、懐かしい話で盛り上がったり、
懐かしい友人の今がわかるわけです。

それぞれの人に学校の同級生がいて、
その同級生がやっているお店ってどれくらいあるのでしょうか。

もう、すごい数なわけです。

でも、その同級生のお店にどれくらいの人が実際に行っているのか?

なんて考えてみるみると、いろいろと面白いです。


「同じクラスだった、なんとかちゃん、どこそこで小さなお店やっているらしいよ。」

なんて風の噂がきこえてきたら、
とりあえず行ってほしい。

なんて思うわけです。

来てくれたら、もう嬉しいわけです。
お店にいる同級生も。

「お、久しぶり、元気そうで」

な感じで会わなかった長い年月も、
学生時代にささいなことでケンカして疎遠になってしまったことも、

もうお店で会った瞬間に、関係なくなって、
ただ懐かしい友人との再会が嬉しくてたまらないわけです。そして、すぐに意気投合して、学生時代のようなバカ話で、いい大人が学生のように盛り上がるわけです。

お店と二回さよならした自分が言うのも変ですが、

そのお店、明日なくなってしまうかもしれないし、

行ったときは、もうなかった。

そんなこともあります。

だからこそ、
当たり前にお店があるうちに、
ぜひ行ってほしいのです。

ありがたいことに55CAFE、材木座cafeにもたくさんの旧友が、わざわざ私に会いに来てくれました。

お店がその瞬間、プチ同窓会の会場になるわけで、すごく嬉しかった。

ただ、今は、お店がないので、そんな幸せな時間もなくなりました。

同窓会のために、友人のお店に自分が行ってみて、
お店があった頃の贅沢な時間のことなど、
考えてみたりしていました。


おっと長くなってしまったので、そろそろ。

お店はもうありませんが、
また忘れた頃に更新するかも。

ではでは。