「人の希望になってやれ…なんてな」
監督:本広克行
脚本:君塚良一
出演:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア
賛否両論だった前作から7年振りの新作。
待ちましたね。
これはね「お祭り」だから観に行かないと、ということで観て来ました。
もう「面白い・面白くない」関係ないのかも。
いつまでも「踊る」の世界観を楽しんでいたいというのが、大きな気持ちなので、今後続いても付き合うんだろうな。
しかし今回、作品としてはいまいちでした。
相変わらずの小ネタは、楽しさ満載でしたが、物語としては満足できる内容では無かった。
いつものことだが、詰め込みすぎで全てが散漫になってしまった。
事件から人物から何もかもゴチャゴチャした感じが、このシリーズの見せ所と思っているが、
今回はそれが巧く見せれていなかった。
特に今回はそれぞれの事件。
事の重大さの割りに決着の付け方が尻すぼみで、主人公である青島刑事の関わり弱く爽快に解決した感じがしない。
ありえないくらいに真っ直ぐで熱い青島刑事の活躍に見る側も熱くさせらる。
そこに署長たちのコメディっぷりや小ネタがアクセントになってバランスの良い面白楽しい作品なのだが、どうにも青島刑事の活躍っぷりが足りない。
一心不乱に鉄扉に棒を打ち込む姿はそうでもなかったでしょ。
シリーズ最終回。
雨の中で真下が撃たれた銃の弾を捜す青島刑事に被ったけど、こみ上げて来るものは無かったね。
その熱い青島刑事が病気になる。
魚住係長がしつこく健康診断の結果を振っていて、それこそ何かあるのかと思いきや、
実はレントゲン撮影の失敗で何ともなかったでは・・・。
それからすみれさんや真下も見せ場なし、これといったところ無い。
真下なんかラストだけでいいんじゃない。
新しいキャラに回るのは仕方ないが、小栗くん演じる鳥飼誠一がフットワーク良過ぎだろ。
どの場面にもいるんだもの。
やはり和久さんと雪乃さんがいない事もいまいちの原因か。
まあ、いかりやさんは、仕方ないけど、水野さんは何とかならなかったのか。
事務所トラブルってことらしいけど、残念。
その和久さんがらみで、伊藤淳史くん演じる和久伸次郎。
これ、いらなっかたんじゃないかな。
和久さんの甥っ子の新米刑事とのことでしたが、無理やり和久さんエピソード入れ込む為というのが、嫌ですね。
あの「和久ノート」・・・?
無理やりでしょ。
更に甥っ子ならではの活躍も無いし。
それより、事件の中で何か切欠に和久さんのことを思い出す面々。そして頑張る。
その位で充分ではなかっただろうか。
ラスト旧湾岸署で自殺を図る日向。
しかし、あれだけの爆発の中、無防備に彼女を抱えて助け出す青島刑事。
ありえないけど、アニメらしいところは「踊る」らしかった。
でも、ワクワクしなかったのは陳腐だったせいか。
それでも、元々大好きなシリーズ。
彼らがこうして集まって作品を作ってくれるだけで満足。
駄目出しも多いけど、それなりに良い点もあり楽しみました。
往年のファンをニヤリとさせるエピソードや仕掛けも相変わらずで、ファンを喜ばせるでしょ。
とにかく7年振りの新作。
お祭り気分だけでもいいかな。