㈱ファーストポート(ボート・ヨット)のブログ

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こんにちは、松永です。

今日はゴムボートのボート布について書きますね。

一般的にゴムボート布には2種類あります。

一つがCMSで、もう一つがPVC。

CMSは簡単に言うとゴム系で、PVCは塩化ビニール系。

それぞれの主だった特徴は以下の通りです。

・CMSは柔らかく、冬でも硬くならないので畳みやすいのに対し、PVCはCMSより硬く冬は硬くなるから畳みにくい。

・CMSはゴム系なのでボート布に弾力があり、PVCは弾力がない。したがって同じ空気圧を入れても、CMSの方が柔らかい感じがする。
実際、ちょっと波があるところを走らせるとCMSは弾力があるので、跳ねるような感じで走り、走りが不安定になりやすいのに対し、PVCは弾力が無い分、剛性感があり、安定した走りになる。

・CMSの接着はマンガン電池のようにジワジワと接着力が落ちていくのに対し、PVCはニッカド電池のように、あるところまでの接着能力は全く落ちないが、あるところからガクっと落ちる。


またハイパロンの説明のところでも書いたように、デュポン社がCMS(ハイパロン)の生産をやめました。その理由はCMSを生産する際、有毒ガスが発生し、その除去装置に莫大な費用が発生するため、生産中止の道を選んだのです。トーソーはその装置を設置し、CMSの生産をしているのですが、CMS市場はデュポンが撤退したこともあり、世界的にもトーソーの独占市場になっており、CMSの価格がどんどん高騰しているのです。

ですから、今後、CMS製のボートがその価格に見合った性能を有することができるのかは疑問なところがあるのです。

CMS製が主流のアキレス、官庁納入用にCMSのボートを製造しているジョイクラフトもCMS製のボートの一般販売を考えているようですが、どのように今後CMS製のボートを展開していくのか、楽しみなところです。



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