憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早12年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪


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今日はご報告があります。

 
3月半ばに息子を出産しました。
 
予定日より3ヶ月も早い早産でした。
 
高血圧でもなく、糖尿病検査も数値は完璧、毎月の血液検査や尿検査でも異常なし。
順調な妊娠生活でした。
 
 
 
 
 
 
ところが、痛みはある日、突然やってきました。
 
 
 
 
その日はちょうど、かかりつけの産婦人科医に産休申請のために必要な出産予定日証明書を取りに行く日でした。
 
晩から少しお腹が張るなと思っていたので、ついでに診察してもらうことに。
 
確かに張りがあるので、安静にするように言われました。
おそらく子宮筋腫のせいだろうと。
 
 
妊娠前から知っていましたが、私には子宮筋腫があります。
位置的に妊娠を妨げることはないだろうと言われていました。
 
ただ、妊娠が進むにつれ、筋腫も大きくなってきていると。
 
 
 
家に帰って安静にしていましたが、お腹は張って痛くなるいっぽう…。
 
夕方、ダンナに大学病院の救急へ連れていってもらいました。
 
検査の結果、やはり筋腫のせいで痛みがあるのだろうと。炎症もおこしているので、それらを抑えるための点滴を投与。
念のため、入院するように言われました。
 
 
イタリアの病院で過ごす初めての晩。
 
 
お腹の痛みは激しくなるいっぽうで、明け方、ナースコールを押しました。
 
すぐにドクターがエコーを撮ってくれましたが、その時に少量の出血がありました。
ただ、子宮頸管はまだ十分長いので、生まれることはないだろうと。
 
 
 
翌朝、ダンナがアポの前にお見舞いに来てくれました。
 
お腹は更に痛くなるばかり。
 
陣痛のように波のある痛さです。
 
朝の診察では、胎児に影響がない範囲の量で投薬を行い、痛みと筋腫の炎症を抑えようということでした。
2、3日入院してもらうと。
 
 
 
そして、午後にお腹の子が大丈夫かエコーを撮ることに。
 
 
 
 
午後のエコーの時には、自分で立ち上がれないくらいの痛みを感じるようになっていました。
 
ダンナもエコーに付き添ってくれました。
 
エコーで赤ちゃんを見てもらうと、心拍もしっかりしていて、胎児に問題はないということでした。
 
ただ、その後、子宮頸管をはかると…
 
8mm。
 
 
 
 
すぐに産婦人科医が呼ばれました。
 
「状況が午前中とは変わった。陣痛を抑えるためにできるだけのことはするが、出産の準備を。すぐに分娩室へ。」
 
その言葉を聞いて、今まで生きて来た中で一番の恐怖を感じました。
 
 
 
 
今?生まれるの?
 
3カ月も早いのに?
 
赤ちゃんは生きていけるの?
 
 
 
 
 
 
目の前が真っ白になりました。
 
悲しくて、怖くて、涙がたくさん出ました。
 
 
 
分娩室で、陣痛を抑えるための薬が投与されましたが、陣痛の間隔が少し長くなったのは2時間程度だったでしょうか。
 
だんだん、陣痛の間隔が短くなり、スタッフたちもバタバタと何やら準備を初めています。
 
大学病院の新生児集中治療室の小児科医も来て、赤ちゃんが生まれた時の処置等をダンナに説明していました。
 
 
 
気が遠くなるほどの全身の痛み。
 
これが陣痛か…。
 
 
死ぬほど痛いけれど、陣痛がなくなるということは出産を意味しているわけで、どんなに痛くても「まだ生まれてこないで!」と祈る事しかできませんでした。
 
 
でも、その時はやってきました。
 
 
怖くて、痛くて、怖くて、怖くて…
 
 
 
そこへ助産師さんがやってきて、
 
「シェコ、赤ちゃんの名前はもう決まってるの?」
 
「そう、いい名前ね。○○は生まれたがってるわ。大丈夫。生まれてこようとしてる○○に全て任せればいいのよ。」
 
と言われました。
 
 
 
 
産んでもいいの?
 
本当に大丈夫?
 
 
 
 
それから分娩台に上がり、40分後ぐらいでしょうか…
 
自然分娩で息子が生まれました。
 
かよわいながらも、産声が聞こえました。
 
 
 
生きてる!
 
 
 
 
スタンバイしていた小児科医たちに息子はすぐ渡されました。
 
出産に立ち会ったダンナは生まれてすぐの息子を見ることができましたが、私は見ることさえできませんでした。
 
 
 
 
極低体重で生まれた息子は今も新生児集中治療室の保育器の中で頑張っています。
 
 
 
 
 
 
妊娠してから、10ヶ月間、赤ちゃんはお腹にいるもにだと思っていました。
 
出産は、辛い陣痛の後にこれ以上もない喜びが待っていると信じていました。
 
生まれたらすぐに顔をみて、この腕に抱けると疑ってもみませんでした。
 
それが…
 
私は臨月の大きなお腹を支えることも、
生まれてすぐ息子をこの腕に抱くことも叶いませんでした。
出産は恐怖以外のなにものでもありませんでした。
 
 
 
 
妊娠を望んでいる方、子宮筋腫のことは、医師とよく相談してください。
 
これから赤ちゃんを産むお母さん、どうか元気な赤ちゃんを産んでください。
 
お子さんのいるお母さん、子供が元気という「当たり前」がどんなに幸せなことか、どうか忘れないでください。
 
 
 
 
 
 
 
小さく生まれた私の息子ですが、本当に可愛いです。
 
生きて生まれてくれてありがとう。
今も保育器の中で頑張って戦ってくれててありがとう。
お父さんもお母さんもあなたを誇りに思います。
本当に強い子だね。
まずは一緒に病院を出て、3人でお家に帰れる日まで、一緒に頑張ろうね。
 
 
 
 
 
今は一日のほとんどを大学病院の新生児集中治療室で過ごす毎日です。
 
多くの病院スタッフ、家族、友達、生徒さんたちに支えてもらってます。
 
 
 
 
なんだか「平凡なイタリア生活」でもなくなってしまいましたが…。
 
これからの日々も、忘れないように綴っていこうと思います。
 
 
生まれてくる赤ちゃんみんなが、どうか元気でありますように。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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