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  過去の映画評 : ふじのこーせい official private site

           

           

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2016-05-23

ひそひそ星

テーマ:review
ひそひそ星 監督:園子温
脚本:園子温

う~ん、あのぅ、えっと、奥歯に物が挟まったような発言になりますが、珍作として面白がることは可能な反面、王道な映画鑑賞の楽しみ方からは遠退いてしまうかも知れない厄介な作品…であるかどうかは観る者のセンス次第!と言っても過言ではないとかあるとか(苦笑) 滅びゆく人間が銀河系のあちこちに散らばって住む未来、鈴木洋子という人型ロボットが日本家屋風の宇宙船に乗り、思い出の品を配達するために何年も旅を続ける…ある意味ではSF映画。台詞も少なく、モノクロ画で、設定はあってもストーリーは無いに等しい。90年代の園作品を彷彿とさせる“俺流の方程式”で構築され、観客に媚びず、不親切な印象を受けるが、強いメッセージはしっかりと描かれている。簡潔に表現できるシンプルなことを無理に長編映像化したとも捉えられるし、壮大な出来事から肝心な部分だけを映画にしたとも思える。どちらにせよ、媚びない園子温ここにあり!って感じ。

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2016-05-15

ルーム

テーマ:review
ルーム 監督:レニー・アブラハムソン
脚本:エマ・ドナヒュー

日本漫画が原作の韓国映画『オールド・ボーイ』は、監禁生活から解放された理由に焦点を当て、ミステリー要素が色濃い復讐劇として面白い。事件そのものを描くだけの起承転結ではなく、どのポイントをどう切り取るかで、物語の印象が違って見える。そういう意味では、本作もまた、秀逸な作品として興味深い。7年間の監禁から救出された女性は、閉ざされた部屋で出産し、子供は5歳に育っていた。事件の背景や犯人像に迫る犯罪劇ではないし、過酷な環境を不謹慎に叙述する作品でもない。被害者の“その後”の人生に重きを置く構成で、人間ドラマを繊細に描き出す。部屋以外の世界に初めて触れる子供、奪われた空白の時間と対峙する母親、その家族や周囲の人たち…困難と苦悩、強さと弱さ、我々が普段は知ることのないココロを映画は教えてくれる。そして、内なる声を見事に演じるブリー・ラーソン、ジェイコブ・トレンブレイ、その他の役者陣の功績も大きい。

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2016-04-29

モヒカン故郷に帰る

テーマ:review
モヒカン故郷に帰る 監督:沖田修一
脚本:沖田修一

映画の印象を食事に見立てる場合、目新しい料理ではないからインパクトに欠けるとか、よくあるレシピだから独創性がないとか、そんな例えを書きたくなる。しかし、食べ慣れた白飯に突飛な斬新さは不必要で、良い米と美味しい水を、作り手が愛情を込めて丁寧に炊くと、ほっこり癒される味になる。本作は、うだつの上がらない主人公が、妊娠した恋人を連れて、数年振りに故郷へ帰ると、親の逆鱗に触れ…と、定番の設定。そこに沖田修一監督の味付けが加わると、ほっこり癒される味になる。コメディ度合いは、やり過ぎるとあざとい、やらなさ過ぎるとつまらない、その中間の絶妙な心地好さ。わざとらしい“笑い”ではなく、登場人物の至って真面目な言動が自然と滑稽に見え、終始くすっと笑える。そして、笑える場面で泣ける。実は重たい命題をも含む物語なのに、辛気臭い作品に陥らない。脚本や演出が奥ゆかしく巧い。仕事がきめ細やか。痒いところに手が届く。

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