外資系ITビジネスマンの視点

ビジネストピックに関する考察を中心に、外資系企業、IT業界の内情も紹介しています。


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電車に乗っていて、ふと周囲を見渡してみると、今やほとんどの人がスマートフォンを持っていることに気付きます。

スマートフォンの携帯出荷台数における比率は既に80%近くにまで登っていて、もはやケータイ=スマートフォンという図式が出来上がりつつあります。

スマートフォンの特徴は、まるでパソコンのような多機能性とインターネットとの親和性の高さにありますが、その仕組みを支えているのが「アプリ」の存在です。

「アプリ」は言わずもがなアプリケーションの略で、ユーザーが利用したい機能を追加するために、端末にダウンロードして使用するソフトウェアのことです。

アプリをダウンロードすることによって、カレンダーやメモ帳、辞書など日常生活で使用する便利機能や、ゲームや映像を楽しむ事が出来ます。

さて、アプリの購入ストアを眺めていると目に付くのが、FacebookやAmazon、食べログといったインターネットでサービスを提供しているWebサイトのいわゆる「アプリ版」。

FacebookやAmazonはブラウザから検索してサイトに行けば、見たり、利用したり出来る物ですが、わざわざ専用のアプリを提供し、ユーザーに利用してもらっています。(Amebaもそうですね)

ここで、Webサイトとアプリは何が異なるのか、という疑問を持っている方も多いのでは無いでしょうか。

カレンダーやゲーム等は、元々スマートフォンに入っていない機能を追加する訳ですから、ダウンロードする必要性も分かります。

しかし、Webサイトのアプリ版は、ブラウザでサイトにアクセスすれば同じサービスを受けられるのだから、あえてアプリをインストールする必要は無いように思えます。

ここでアプリの意義を一言で言ってしまえば、アプリはWebサイトの煩わしさを排除してくれるということになります。

それは、例えば画面のレイアウトです。

WebサイトはPCの画面を前提に構成されているため、スマートフォンやタブレットではスクロールしたり、拡大しないと全体を把握する事が出来ません。これが意外と不便で、特にスマートフォンではWebサイトを開く意欲を削ぐ大きな原因になり得ます。

アプリを使えば、使用する端末や機種に合わせて、画面ディスプレイにピタリと収まるレイアウトを提供し、またページ内のリンクやアクセスもスマートフォンでの操作に配慮した設計がなされており、非常に快適な操作感を実現しています。(とは言え、この画面レイアウトについては、昨今スマートフォン専用のWebサイトが出来ている関係で、サイトによってはブラウザのアクセスからでも十分端末に最適化されたサービスを受けることが出来ます)

もう一つはアクセスのスピードです。

あるWebサイトにアクセスするためには、通常Webブラウザを立ち上げ、そこからお気に入りのページを開き、辿り着く必要があります。

アプリであれば、トップ画面にいわばアクセスのための専用アイコンが置かれており、スマートフォン起動後、御目当てのコンテンツに一度のタップで行きつく事が出来ます。更に、ページを展開する時間もWebサイトに比べると高速で、快適です。

そして、これもアプリの大きな特徴の一つですが、ユーザーへのプッシュ配信が可能になるということも利便性を高めることに繋がっています。

例えば、ソーシャルメディアのアプリで自分の書き込みにコメントが付いたり、メッセージを受け取ったりすると、それがアプリ上で通知されたり、ニュースサイトのアプリで新しい記事が配信されると、更新情報をお知らせしてくれたりといったサービスを受けることが可能になります。

Webサイトの利用は、通常ユーザーからアクセスしない限り、そこに情報のやり取りは生まれませんが、アプリを利用するとモバイルにインストールしているだけで、向こうから情報を配信してくれるという双方向のコミュニケーションが可能になるのです。

このようにスマートフォンアプリはユーザーのサービスの利便性をより高めることに貢献しているのです。

ちなみに、このような操作性の高さ、アクセスの快適さを活かした業務用のアプリケーションも普及が進んでいます。

「在庫閲覧用アプリ」、「経費申請用アプリ」、「売上実績閲覧用アプリ」など、一般の方からするととてもテンションの下がるアプリが(笑)業務用途として登場、活用されています。

業務の世界では、いかに操作がしやすいか、入力が簡単か、ということが重要な要素であり、アプリケーションの力を借りることによってこれを実現する事が出来ます。

スマートフォンをより有効に、快適に活用するために、アプリの存在は欠かせない物なのです。
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