菅直人新首相の誕生に伴い、参院選の民主党候補予定者と鳩山由紀夫首相が並んで写った「ツーショットポスター」の扱いに困惑が広がっている。辞任した鳩山首相の写真は控えたいが、張り替えには手間がかかる。公職選挙法の規定で、張り出せる期間は公示前までと短いこともあり、各陣営では菅氏とのポスターに張り替えるかどうか、頭を悩ませている。

 「この時期では張り替えようにも日数も人手も足りません」。島根選挙区で出馬予定の元民放アナウンサー、岩田浩岳さんは、自分と鳩山首相の顔写真が並んだポスターを今年3月の党公認後、約3千枚張り出した。

 辞任した鳩山首相との写真は「正直、印象がよくない」(岩田さん)。だが、こうしたツーショットポスターは公選法で公示後は掲示できない。参院選は迫り、「わずかの日数のために張り替えるのは人手がもったいない」と話す。

 宮城選挙区で出馬予定の桜井充参院議員も鳩山首相とのツーショットポスターを約5千枚印刷し、仙台市内などに張り出した。「参りました。公示までに新しいポスターは間に合わないので、このままいくしかない」と事務所スタッフはため息をつく。

 「幸いなのは『総理』ではなく『衆議院議員・鳩山由紀夫』と刷ったこと。間違いではないですから」(事務所スタッフ)

 宮城県連の木村勝好幹事長代理は「普遍性のあるデザインのポスターの方がよかったかも」とぼやく。

 退陣前に張り替えてしまった陣営もある。埼玉選挙区から立候補予定の島田智哉子参院議員は今年2月ごろ、鳩山首相とのツーショットポスターを作成し、張り出した。しかし、鳩山政権の支持率が下落した4月ごろ、「印象が悪い」と県選出で幹事長に内定した枝野幸男行政刷新担当相とのツーショットポスターに張り替えた。

 経済アナリストの森永卓郎さんは「参院選の候補予定者は鳩山政権の支持率低迷に追いつめられただけに、『新しい顔』のポスターがのどから手が出るほど欲しい。党にとっては無駄で余計な作業かもしれないが、普天間問題などで信頼を損ねたことの“費用”ということでしょう」と話している。

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