九州国立博物館【美のワンダーランド 十五人の京絵師】 | フラワーデザイナー♪とももの花より団子

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花より団子なフラワーデザイナー【ともも】の日々雑感とシュガーロード(長崎街道)沿いに発展したお菓子とその背景の調査の記録です。
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  先日、九州国立博物館へいってきました。
 ただ今、九博では、【美のワンダーランド 十五人の京絵師】が開催中
 会期は9月2日まで。
 京絵師・・という言葉ななんとも、気になるというか、そそります。
 ちょっとかっこいいし~~。

 それに若冲の作品も来ているらしい・・・。
 近頃、すっかりメジャーになった伊藤若冲であります。
 日本画のことを良く知らない人でも、知ってるくらい・・
 日本画展に若冲の作品がないと、文句が・・という話も聞くくらい・・。
 おい、おい・・・日本画は若冲だけじゃあないんだよ~

 日本画を全く知らない方、若冲ファンの方、ちょっとだけ知ってる、日本画大好きファン・・にもこの展覧会はおすすめであります。なんといっても、15人の作品をまとめて見られますからね。応挙、蕪村、若冲、芦雪・・・・一流どころばかりであります。勉強になりまっせ。入門編としてみるのもいいですw(かなり贅沢ではありますが)

で、私のお目当ては今回は蕭白なのであります。

 蕭白の作品を好きか、嫌いかと・・問われれば・・・・どちらかといえば、キライ・・と答えるでしょう。実は、芦雪とかが好きです。

 しか~し、あの作品・・・群童遊戯図屏風・・・に魅入られてしまった。

 なんとも不思議な・・雰囲気。めでたいのか?めでたくないのか?可愛いのか?不気味なのか??なんとも表現しにくい作品であります。

 ひとクセもふたクセもあるような。作者が、してやったり・・とにんまりしている気もします。

 不思議な雰囲気は背景の銀色(ねずみ色にみえる)。コレがめでたい雰囲気と違和感。

 ぜひ、会場で本物を眺めてみてください。


 *このブログは九州国立博物館の【ぶろぐるぽ】に参加しています。写真は博物館より提供されています。当然のことですが、博物館内では写真撮影は禁止であります。

群童遊戯図屏風の一部・・・
    

よく見ると、衣装などに、おめでたい図柄があちらこちらにはいっているのですが・・・
ちっともめでたい雰囲気でないところがおもしろい・・・


さて【美のワンダーランド 十五人の京絵師】の会期は9月2日まで。
夏休みも残り僅か・・・ぜひ、いって、ながめてもらいたい・・・そんな展覧会であります。