フェルルのリボン | フェルルのリボンは赤リボン

フェルルのリボン

フェルルは1995年2月17日生まれのゴールデンで、5月13日に生後85日で我が家にやってきた。
そして2008年4月22日に13歳と66日でお空に旅立っていった。
フェルルは晩年2度の手術を乗り越えて足にできた血管周囲腫と戦った。

いや戦うという言葉はフェルルには似合わないかな?

いつもニコニコ笑っていたから。

再々発で断脚しかないと言われたときは年齢も考え腫瘍と共存していく道を選んだ。

大きくなった腫瘍は皮膚を破って増殖し続けたけどそれでもいつもニコニコ散歩していた。

やがて階段の上り下りができなくなり、思うように歩けなくなり、自分で立ち上がることがぢきなくなっても、フェルルのトレードマークのニコニコ笑顔は絶やさなかった。
フェルルのリボンは赤リボン-亡くなる9日前にフェルル

亡くなる9日前のフェルル


最後は腎不全から尿毒症になってしまって亡くなる前の1週間は毎日12時間くらい獣医さんで点滴を受けなければならなかったけど、少しでも長く私達と一緒にいるために本当に頑張ってくれた。
昼間一緒にいられないから、夜はリビングにお布団を敷いて皆で一緒に寝た。
絶対に独りのときに逝ったらダメだよという私の願いもちゃんと聞いてくれて、
旅立つときにはちゃんと私達に
「フェルルいつも楽しかったね!有難う!!」
という言葉を言わせてくれた。
だから思い残すことは何も無かったけど、それでもペットロスから立ち直るのには時間が必要だった。
やっと、
「フェルルは心の中でずっと生き続けていくのだから、生身のフェルルに会えないのは淋しいけどもうこれ以上フェルルが遠くに行くことはないんだ。 私の中でフェルルは永遠なんだ。」
って思えるようになって、
フェルルを想うときも安らかな気持ちでいられるようになった頃、
フェルルが夢に現れて言った。
「もうすぐ生まれ変わるから探して!」
次の日からゴールデンの子犬探しが始まった。
名前も決めた。
英語のreborn(生まれ変わりの)からとって『リボンちゃん』。
だから、フェルルのリボンはフェルルのrebornの意味なのだ。