私がこちらで苦楽を共にしている、イギリス人パートナーは投資

関係のディーラー(個人ブローカー)で、以前、不動産投資会社

に勤務していたときは、常にトップの業績を維持していた名うて

のセールスマンである。1日100件の電話も何のその、どんな

相手も臆することなく受話器をとり、「アラスカのエスキモーに

冷蔵庫を売ることだってできる」と豪語するほどの根っからの

セールスパーソン。自分が気に入っていて人にお勧めできる

ものでさえ、売るのは大の苦手の私と正反対の人なのである。


私がこちらに来る前にスーパーバイザーをしていた、テレマの

会社など勤務初期はアウトコールをしなければならず、マーケ

ティング会社だから、セールスではなくてもアンケートや、データ

収集の電話でさえ私はイヤでイヤでたまらなかった。その後イン

受ける方から、データ入力・管理をこなしてバイザーになった経過

があるので、まして訪問販売などはとんでもない、と思ってしまう。


若い頃私は新興宗教と、アムウェイビジネスと関わったことが

ある。その二つに限らずセルフモチベーションを目的とするミー

ティング会場は常にすごい熱気に溢れ、次から次へと成功者

たちの素晴らしい体験談が披露されて、知らぬ間に自分でも

できるかもという気にさせられてしまう。そして入会、その後の

シナリオは大体、商品が関わっていても宗教関連でも、自己

啓発関係でも周りの人間を勧誘して、入会者を増やすことが

課せられる。アムウェイもハーバライフも扱っている商品はとて

も素晴らしいと思ったけれど、それを周りに勧めるのは抵抗が

ったし、宗教も教え自体は正当なものでも、「おたすけ」

称し入会を勧めるのが、私には何か不幸な人を探すように

言われているようで、常に私が疑問を感じていた部分である。


私の彼の話に戻すと、彼は確かに話はうまい。でも本人が受

話器を通し相手と話しているとき、彼自身は実際に自分が信じ

ていることを自信を持って話しているのであって、疑問など全く

感じていないから、それだけ相手も信じやすいのではないか

と思う。今まで数人私が電話を通してオーダーしたりYESと言

ったりした相手は、考えてみると私にノーと言わせないように、

自然にイエスという返事を引き出すかたちで会話が進められて

いったような気がする。さすがプロ、巧みなセールストークの技

身につけていたようだ。でもそれとは別に私の周りには人に

自然にものを勧めるのがうまい友人もいるし、娘玲瓏もすごく

上手だ。自分の身近に、自分が持っていないスキルを持った

人間が何人かいてそれらを見るのは、勉強にもなり面白い。

でもやっぱり私にはできないですね・・・・・。


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