ビーチ・ボーイズのファンにとっては
永遠の憧れのアルバム「Smile」。

 製作途中にブライアン・ウィルソンが
あっちの世界に行ってしまったため
ジャケットまで完成していたものの
未完成に終わったまさに幻の大作です。

$アイドル・デッド・ヘッズ・フリーク-Smile1

$アイドル・デッド・ヘッズ・フリーク-Smile2



 しかもその後「Smile」に収録されるはずだった曲が
「Smiley Smile」などのアルバムにバラで収録されるなど
悲惨な運命を辿ってしまいました。

 一番有名な曲はやはり「Good Vibrations」でしょう。

 でも個人的に、ちょっとこの曲は苦手。
ポップなことこの上ないものの、テルミンなども加わり
何度も聴くと気持ち悪いというか不安になるサウンドです。

 ということで今回は「Surf's Up」を。





 それから数十年、ブライアンが何とか一般社会に復帰してから
ブライアン・ウィルソン単独名義で「Smile」を2004年に完成。
スマイル


 1967年に完成していたはずのものとは当然違うでしょうが
このアルバム自体も素晴らしいアルバムでした。



 もうこれで十分と思っていたところ
当時のセッションをまとめて「The Smile Sessions」として
夏ごろ発売するそうです。

Smile Sessions



 墓場を荒らす(ブライアンは死んでないけど)ような
こういう企画は好きではないけど、これは欲しい。

 「The Pet Sounds Sessions」を買ってしまった私は
この誘惑に勝てるでしょうか。
ペット・サウンズ・セッションズ