jasmin jasmin 女医の子育て。

ほぼ毎日、描いているマンガなどです。


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4歳未満くらいの男の子の診察はこんな感じ。



勢い良く入ってきて、
診察室のポスターとかオモチャしか目にはいらない。














「あーんして。」

という言葉に反応するも、
目的はわかっていないので、
こっちを向きません。
そして、暴れる。














診察が終わって私が「はい、いいですよ。」
と言うやいなや、
早く自由になりたい!とばかりに駆け出し…

お母さんにこういう時、なんて言うんだっけ?
と質問されると…














「こんにちは。」

って君、今、帰るところだよね?
たぶんここがどこで、何をしに来て
何をされたのかは彼の頭に入ってはいない。

とってもよくわかっている男の子ももちろんいます。







我が家に男の子はいないけど西原理恵子さんの
「ああ、息子」のお母さんの気持、少しわかる。
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先日の記事、「母乳神話とデマ」たくさんの人が
読んでくださってありがとうございました。
記事のアクセス数もすごかったし、グノシーで拡散された
ようだし、まつびさんのTogetterのviewも6万人を
超えました。




コメント欄もひとつひとつお答えするには見づらいくらい
たくさん頂いたので、ここでまとめようと思います。

ふわりさん、さとうくみさん、よっしゃさん、春さん、
keiさん、みどりさん、meruさん、だめめさん、
キャサリンさんは、追い詰められた気持ちだったでしょうね。
育児はもっと気楽にやりたいものです。
本当に「デマや宗教じみた育児情報」って多い!
ヽ(`Д´)ノ
母に罪悪感を持たせる情報は最悪です。
私の記事で気持ちが楽になったとしたら、
書いた甲斐があります。

ニャコさん、笑って「与太ね。」と思える心の余裕って
本当に大事です。

norachanさん、マッサージのために赤ちゃんが亡くなった
という恐ろしい事件がありましたよね。それですか。
その伝道師の過去の事件は不起訴になったようですが、直近の
赤ちゃんが亡くなった件はどうなったのか大変気になります。

りんらんさんは、良さそうな母乳育児相談室でよかったですね。
おっぱいが張っていてもお子さんがタイミング的に飲めない時
には、搾乳しておいて冷凍するのはどうでしょう?冷凍すれば
もつのでお母さんの外出時、体調が悪い時などに誰かに
あげてもらえます。
母乳の指導が病院では足りないとのご意見ですが、母乳の指導
をいくらしても保険点数には結びつかず評価もされない今の
医療制度が残念なんです。

マイヤさん、彪さん赤ちゃんがおっぱいを嫌がるように見える
のは、別の理由ではないかな。

アイスさん、イシダさん、アルコールは分子量が小さいので母乳中に
出やすいのです。アルコール代謝が未熟なので、大人より少ない
酒量で赤ちゃんは急性アルコール中毒になりやすいため注意が
必要です。私の本にも書きましたが、母乳の本にはたいてい書いて
あるのではないかな。ゆーさんさん、ありがとうございます。

まこさん、本当にその通り。原題のこんな風潮で誰も子どもを
持ちたいとは思わないです。

コロンさん、ご苦労されましたね。お子さんが元気に育って
なによりです。

てんちゃさんは逆パターン。ミルクを足しなさい、母乳に
こだわるあなたがダメと言う人もいるらしいですね。
本当にみんな母をいじめてどうするんだ!



メグとジュンさんや「育児」という人のようなコメントは実は、
他にも来たんです。
「私が食べたもので確かに母乳の味は変わる」という内容の意見。
今回の私の記事の要旨は、従来から言われているほど母乳は母が
食べたものそのものが出てくるわけではなく、成分はほとんど
変化がないことがわかってきた。お母さん達がご自身で食べ物に
気をつけるのは構わないけれど、特に有資格者が母親たちに
食事制限を強要してはいけないということでした。
育児ブログでご自身の例を語るものは山ほどあります。
専門家でない人達の表形式にまとめたものもありますが、
信憑性はないのをご承知の上、読んで下さい。
他の人の行動を変えてしまうようなことを言う時、客観的な証拠
が必要でしょう。特に私は立場上、研究がされていない根拠が
あいまいなことを拡散してはよくないと思うので、せっかく
もらったコメントですが、あとの方のご意見は
他の形で発表していただきたいと思います。ごめんなさい。



omameさんやChobiさんのトンデモ情報を教える保健師・栄養士、
これも大問題ですね。「実際的子育て」というFacebookグループ
内でもみんなで驚いたことがあるんですが、無茶苦茶な話を
大学で講義する助産師がいるようなんです。
栄養士も同様なんですね。大学の信用に関わります。

助産師だけでなく、保健師・栄養士、医師までも無責任に
根拠が無いことを言う人達がいます。

こっちも以前、まつびさんにまとめて頂きました。



トンデモ助産師体験談と小児科女医・森戸やすみさん
による解説&対抗策講座


このまとめは、ぜひご一読を。

Twitterでお母さん方と話したんですが、素直に聞くふりを
してイヤだな残念だなと思っているだけでは変な指導って
なくならないんです。
市区町村でやってる各教室、助産師による新生児訪問だったら
税金の無駄遣いだと抗議してもいいでしょう。
当事者以外、こんなことが行われているとは知られていない
可能性があります。
文書で問題を指摘したら、市区町村だって直視せずには
いられないと思うな。






なぜか否定的・攻撃的なメッセージは連絡先がわからない形で来る。
AmebaIDがわからなくてもIPアドレスは見えるんだけど。
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母乳をあげているお母さんは、口にするものを気にします。
乳児であるお子さんに悪い影響がないようにとても心配するんですね。
だから授乳中の薬についての本はたくさん出版されているし、
授乳中に飲んでもいい薬を検索するサイトがあります。






ママのためのお薬情報 国立成育医療センター




同様にもっと身近な食品で食べてはいけないもの、飲んではいけない
ものがあるかなと気にする女性もいます。ある日、私は薬だけでなく
食物についても検索できるサイトがあるか調べていました。英語で
そういうサイトがあるのは知っていましたが、翻訳機能を使っても
いちいち調べるのは面倒だし、このサイトを見てねって英語のページ
を紹介するのはなんだかいけ好かないじゃないですか。
なので、ある日「母乳 食物」で検索サイトをあたると…、






U.S. National Library of Medicine (食品も薬も調べられます)




びっくりしました。おいしい母乳とまずい母乳があって、まずい母乳
(アルコールを飲むと発酵して更に腐るそう)を飲むと頭の形が悪く
なったり、髪の毛が逆だったりすると書いてありました。おいしい
母乳を飲んでいると目が澄んでいて輝きが違う子になるそうです。
うーん、こういうのが一番困るんです。






フリー素材の赤ちゃん




まず、アルコールを飲んだ母親の乳汁が体内で発酵するというのは
ナンセンスだし、筆者は発酵と腐敗の意味を正しく理解していないと
思われます。それに、おいしいまずいという主観を客観的に計測する
ことができません。哺乳動物は乳仔の時、おいしいから飲む、
まずいから飲まないということはできません。
飲まなければ命に関わります。
ヒトの赤ちゃんはニンニクをたくさん食べた母の母乳を飲んでも
哺乳行動に変化はなかったという論文があります。
テイスティングして四の五の言わないのです。
成分の方向から反論するならば、栄養状態の違う北欧とアフリカの
母親の母乳を分析・比較した結果がほぼ同じであったという研究が
あり、大きく偏った食生活でなければ人の母乳の成分は
そうそう違わないんです。

それから、頭の形が悪くなるという定義が必要です。長軸と短軸が
何度だったら、悪いとしますか?3Dですから立体的にも定義
しないといけませんが、そんな尺度はありませんから科学的に
評価ができません。

母乳のおかげで頭の形がよくなったというのは主観の世界です。
髪の毛が逆立つのは、母乳とはまったくまったく関係が
ありません。関係がないことを証明せよというのは、悪魔の証明
です。白いカラスがいないことを証明することはできないのです。
存在することを証明するのは、アルビノのカラスを1羽連れて
くれば簡単ですが。

目が澄んでいる、輝きが違うに至っては、それはポエムですか?





Creative Commons-licensed content Guy MontyさんのFrickrから。



以前もそれに近いことを助産院が書いているのを読んだことが
ありました。「野菜中心の和食にするとさらりとした甘い母乳に
なる」とか、「おっぱいを3時間ためているとまずくなる、ドロドロ
になる」とか、「甘いもの、高カロリーのものを食べると母乳の質が
悪くなる」などやっぱりスピリチュアルや呪いのようなことが根拠や
メカニズムを提示されることなく書いてあるんで、なに言ってんの?
と思った記憶があります。

私も無用に怒りたくないのでなるべく見ないようにして、医学的根拠
に基づく戸田千先生のブログや水野克己先生の本で勉強して
いましたが、こういう母乳神話はなんとか
ならないんでしょうか。
一般論として、産婦人科医は母乳について詳しくありません。
小児科医も病気でない正常新生児は自分の仕事ではないと
考えがちなので、母乳についてなんて全然知りません。
山内逸郎先生の母乳推進活動を素晴らしいと思いながらも細々と
活動する私はアウェイ感をいつも持っています。
母乳について現在は助産師が専門家?栄養士?保健師?

山内逸郎 やまのうち-いつろう
1923-1993 昭和後期-平成時代の小児科医。大正12年5月5日生まれ。昭和27年
国立岡山病院小児科医長となり,57年病院長。未熟児の保育システムを確立し,
未熟児網膜症の発生をへらす。また「母乳運動」に力をそそいだ。
平成5年6月8日死去。
70歳。岡山県出身。岡山医大(現岡山大)卒。著作に「母乳は愛のメッセージ」
「新生児」など。デジタル版 日本人名大辞典+Plusより

はじめての母乳育児と心配ごと解決集/山内逸郎

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母乳育児支援講座 (Breastfeeding for a medical pr)/水野 克己

¥4,536 Amazon.co.jp




私はお母さん達がご自分で節制するとか、食べ物に気をつける
というのにとやかく言うつもりはありません。しかし、医学的に
根拠の無いことを“指導”されて涙目のお母さん達が外来に来て打ち
明けてくれるのを見過ごすことができません。医者も含め専門職と
呼ばれる者達は、うかつなことを言ってはいけないでしょう。



なので、機会があるごとにTwitterで変なデマは信じないでお子さん
の表情を見て育児を楽しみましょうって言ってきたんですが、
今回も大盛況でした。リプライをくださる現役乳児の母、元乳児の母
の言われてきたことになんと酷いのが混ざっていることか!
検索すればニセ育児情報ばかり、身近な人にはデマでは困る!と
思っていたところ、先日のTwitterでのやりとりを
末尾さんがまとめて下さいました。





母乳の子は違う?食べ物や食事との関連は?”母乳神話”の体験談と
小児科女医・森戸やすみ先生による解説





素晴らしいことに戸田千先生のブログ、宋美玄先生や私の著作、記事も
リンクが張ってあります。2014年11月13日現在、4万5千人を
超える人達が閲覧し、コメントもヒートアップ、最大の功績は
「母乳 食物」で検索するとそのTogetterが上位に来るようになりました。

ぜひ、ご一読下さい。




まとめにある本もよろしく。

小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために/森戸やすみ

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産婦人科医ママの妊娠・出産パーフェクトBOOK-プレ妊娠編から産後編まで! (専門医ママの本)/宋 美玄

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児童精神科医ママの子どもの心を育てるコツBOOK -子どもも親も笑顔が増える! -/白尾 直子

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まとめにないけど直子さんの本もとてもいいですよ!









久しぶりの長文、読んでくださってありがとうございます。
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