経済 中国は1兆ドル

 
クリスチャン・サイエンス・モニターによると、中国は現在、世界中で行われている国際化の影響に関する議論 の焦点となっている。多くの国で製造業雇用が人件費の安い中国に奪われている一方、中国は年率10%の経済成長を維持することで、日本や欧州の経済低迷を 相殺し国際経済に安定した原動力を提供してきた。 

 中国の外貨準備金が2001年の5倍に当たる1兆ドルに上るということは、中国の成功と同時に国際経済へ の挑戦も意味する。中国は現在、輸出主導で内需が弱い不均衡経済という問題を抱えており、消費者主導の経済への移行を図っている。その過程で成長率を維持 できれば、中国は国際経済の強力な成長要因となる。

投資銀行モルガン・スタンレーの世界経済専門家、ステファン・ローチ氏は、模擬実験の結果、世界の国内総生 産(GDP)成長における米国の貢献度は05年の約35%から15年は60%になるが、25年までに中国の貢献度が米国を抜くと予想しており、「約5年後 には世界が中国の台頭を感じ始める」と話した。インドの貢献度は25年までに日本を抜くが、中国や米国よりは大幅に低い水準にとどまると見ている。(U.S.FrontLine)





 1兆ドルとは半端じゃなく凄いですね(ちなみに日本は8855億5400万ドル)。 

ほとんどUSドルで保有しているからでしょうが、昨夜は中国人民銀行の周小川総裁が外貨準備の多様化について「あらゆる手段を考慮している」と発言した為、ドルが売られたとの事。
 最近はドルに対してアゲインスト(逆風)のコメントが続いていますから特に驚くこともないですが、ドルロングの人たちは日銀などのコメントを含め、頭が痛い所でしょう。

 今日は金曜だったけど、午前中にドルが売られたぐらいであまり動かなかった・・・それにしてもUSD/JPYは昨日は頑張りましたが、基本的には上値を押さえつけられ着々と下落しています。
来週は117も割れて116半ばとかかもしれませんね。